皆様ありがとうございました。プロジェクト終了報告です。
お久しぶりです。井上真鳳です。
今回の"芸術の灯火は消えない:三大映画祭を目指してショートフィルムを製作!"無事終了いたしました。
正確には来年のベルリン映画祭まであるのですが、今年の活動はほぼ終わりましたので、一旦ここで終了報告の形を取らせてください。
まずはこんなに大変な状況の中ご支援いただきました皆様ほんとうにありがとうございました。コロナ禍で改めて芸術というものに向き合わざるおえない中、クリエイティブな時間を毎日過ごせたのは、そんなみなさまのおかげです。映画撮影という経験をさせていただいたからこそ、最近の自分の活動にも繋がっています。
また、撮影の三日間はベルリンが10年ぶりの寒波と大雪に襲われた期間でもあったんです。-18℃の中走りまわってくれたスタッフのみんなには頭があがりません。
少ない準備期間とコロナ禍で変更につぐ変更の中完成にたどり着けたのはひとえにそんなみんなのおかげです。
映画祭に関しましては2021年はほぼ終わり、来年のベルリンを残すのみとなりました。
カンヌ、ヴェネチアの二つの映画祭に関しましては、残念ながらノミネートを逃してしまいましたが、皆様のご支援のおかげで数多くの映画祭へのノミネートとアワードをいただくことが出来ました。
そのご報告もこの場でさせてください。
◾︎アワード
・Independent Shorts Awards Festival in Los angels
Gold Award for Best First Time Director
Gold Award for Best Film Noir Short
Gold Award for Best Production Design
Silver Award for Best Sound Design
・Film Olympiad (Athens)
Silver Award for Best Sound Design
Silver Award for Best Production Design
Silver Award for Best Thriller
Bronze Award for Best Costume Design
Bronze Award for Best Cinematography
・Cannes World Film Festival
Best Silent Film, Best Indie Short
◾︎ノミネート
San Francisco Indie Short Festival (2021/5/21 - アメリカ)
Independent Shorts Awards (2021/5/29 - アメリカ)
Eurovision Palermo Film Festival (2021/6/01 - イタリア)
MedFF (2021/6/02 - イタリア)
New York Independent Cinema Awards (2021/6/05 - アメリカ)
Rotterdam Independent Film Festival (2021/6/20 - オランダ)
Madrid Arthouse Film Festival (2021/6/11 - スペイン)
Lisbon Film Rendezvous (2021)
Vienna Indie Short Film Festival (2021/6/26 - オーストリア)
Paris International Short Festival (2021/6/29 - フランス)
Film Olympiad (2021/7/10 - ギリシャ)
Barcelona International Film Festival (2021/7/23 - スペイン)
Cannes World Film Festival (2020/8/20 - フランス)
Berlin Indie Film Festival (2022/1/07 - ドイツ)
いざ結果を並べてみると、一年間でこれだけの映画祭に自分の作品が参加できたのは、
皆様のご支援あってのことだと、改めて感じます。
今までに舞台や音楽制作の経験はあったのですが、初めての映画製作では全く勝手のわからない日々が続いておりまし
この経験を今後の自分の様々な活動に活かしていくことも、ご支援者様へのお礼の一つになると考えております。
「あの時応援した井上真鳳がこんなに立派になってんだよ」
といつの日か言っていただけるようこれからも精進していきます。
またリターンの現状としましては、3000円、5000円、10000円のご支援をいただきましたサポーターの皆様にはご送付できているのですが、
30000円ご支援いただきましたサポーター様へのメイキングビデオ、また50000円ご支援いただきましたサポーター様へのメイキングビデオとTシャツがまだ発送できておりません。
ビデオはほぼ完成していますので、まもなくリンクを送らせていただきます。
またTシャツもまもなくベルリンの自宅に届き、皆様に発送できます。
当初の予定より大変遅れてしまいましたこと改めて申し訳ございません。
もう少しだけお待ちください。
また実際の映画の撮影風景などもここに添付させていただきます。
−18°のベルリンの中での撮影風景です。
東ドイツ時代に紡績工場として使われていた建物での撮影でした。
現在はスタジオ、ギャラリーとして使用されています。
今回はスタジオのレンタル代やスタッフの人件費、衣装費などなど皆様からご支援いただいた資金は全て映画の製作に使用させていただきました。
会場費に4760ユーロ(約62万円)、セットのレンタル費用752ユーロ(約98000円)、衣装費964ユーロ(約127000円)、自分自身の費用を除いたスタッフ費用3200ユーロ(約416000円)計 1261000円の中で使用させていただきました。
製作費自体は他にも機材費や交通費など多々あるのですが、
今回の自分の経験はお金には変えることのできない貴重なものとなりました。
映画祭の今後の情報などは改めてこの場でご報告をさせていただきます。
最近はようやくヨーロッパ内でも音楽、演劇、アートなどが再始動し始めました。
自分もその中で映画以外でも色々と挑戦させていただいております。
折を見てこの場でも活動のご報告などさせていただければと考えております。
芸術の火は消えない!
ドイツではメルケル首相が芸術こそが生きていくのに必要なものだという信念でコロナ禍でも国からも手厚い援助を受けることができました。
自分たちアーティストはさまざまなご支援の上に成り立っていくのだなあと再認識できた期間でした。
最後になりますが、このREADYFORを通してお知り合いになれた皆様や今までもご支援いただいていた皆様、強いてはこんな機会を作っていただきましたREADYFORのスタッフの皆様、特にドイツと日本という遠距離にもかかわらず献身的にサポートしていただきました長島恒紀さま本当にありがとうございました。
プロジェクト代表 井上真鳳