ブルンジ＝「民族対立」？？

本当にたくさんの方々からご協力頂きまして、とても心強いです！引き続きどうぞよろしくお願いします！

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さて、ブルンジという国の名前をご存知の方がいらっしゃるとしたら、思い浮かぶのは「民族対立」でしょうか。1993～94年頃は日本でもニュースになっていたようです。

ブルンジは、国民全員がブルンジ語（Kirundi）を母語とする、アフリカでは珍しい単一民族国家です。隣の国ルワンダの言葉と非常に似ています。

「民族」とは一般に、言語や宗教で区別される集団のことです。でも、ブルンジ人は、同じ言葉を話し、唯一神イマーナを信じています。

ブルンジにおける「民族」は、宗主国ベルギーによる統治のために作られた支配階級と被支配階級にほかなりません。国民を「ツチ」と「フツ」に分けるために、鼻の高さを測ったり、牛の数が数えられた資料が残っています。

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そうして作られた亀裂に起因して、1962年の独立後も殺戮が絶えず、72年に20万人、88年に5万人（人数に関しては諸説あり）とも言われる虐殺を、そして、93年からは30万人の犠牲者を出したと言われる紛争を経験したのは事実です。しかし、この紛争で最終的に激しく戦闘していたのは、現在の政権与党と野党であり、共にフツを主な構成員としています。作られた「民族」を基盤とする対立は、次第に政権争いへと発展しました。

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06年の紛争終結以降、国民のたゆまぬ努力によって、平和を取り戻りつつありましたが、2015年の大統領選挙に、憲法に定められた期間を延長して現職が立候補・再選したのを機に、再び混乱に陥りました。2020年には次の選挙を控えており、政治の先行きは真っ暗です。

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現在に至るまで、政権与党の指令下にある諜報機関や警察、民兵らによる、野党や活動家、ジャーナリストなどに対する不当逮捕、誘拐、拷問、暗殺が絶えません。これは政権によるその他封じ込めです。

与党以外の政治的集会の開催は非常に困難であり、メディアが政権に不都合な事実を報道することは不可能、反政府デモの開催はもってのほか。非常に腐敗した警察や自治体などに常に賄賂を要求され、一向に物事が進みません。

私たちが今直面している苦悩はこういったことであり、さらに、以下で触れる貧困と飢餓であり、「民族対立」ではありません。

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こういった歴史を辿ってきたブルンジは、今も多くの困難を抱えています。

人間開発指標は185/189位（UNDP）、貧困ライン以下人口は73%（世界銀行）、国民の半数以上が慢性的に食糧供給が不安定であり、国民のほとんどが自給農民にも関わらず、食料生産は1人あたり55日分/年（WFP）しかありません。1人あたりGDPは世界で下から2番目（IMF）です。さらには、幸福指数（SDSN）は2016年には世界最下位、その他の年も非常に低い数値です。

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このブルンジで少しでも希望を持って生きたいと思い、この「バイオガスと植樹」プロジェクトを考えました。国民の大多数を占める零細農民たちが生計を立てていくには、基礎となる自然環境の保全が必須です。

既に周りのブルンジの友人たちが関心を示してくれており、ぜひとも資金調達を成功させて、プロジェクトを実現したいと思います！

皆様のご協力をどうぞよろしくお願い致します。