このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
米国からの「九七式中戦車(新砲塔)」の里帰りについて
3月20日(水)から25日(月)まで、みなさまのご支援により米国テキサス州フレデリックスバーグ市の「太平洋戦争国立博物館」へ無事に行ってくることが出来ました!
今回の訪問の目的は、同博物館に展示されている「九七式中戦車(新砲塔)」の日本への里帰り交渉です。数年前に着目し、2年ほど前から水面下で交渉スタート。一年前の3月に基礎交渉に出かけて、今回が二度目にして正念場の交渉になりました。
これは海外のTVドラマや映画で見たことがあるシーンです。博物館館長、展示物管理課長はもちろん、博物館管理財団の理事長(元海兵隊司令官のヘギー退役大将)、テキサス州文化財管理局長までがズラリと並びます・・・柄にもなく緊張しました(汗
対する我々日本側は自分と、NPO海外渉外担当K氏、米国現地連絡員ドミニク氏の3名・・・だけではありません!web会議という文明の利器により、東京から時差を乗り越え、自民党国会議員有志による(仮称)防衛技術博物館の設置を実現する議員連盟の事務局長、衆議院議員城内実先生と在ヒューストン日本総領事が身元保証人として参加して頂きました。
また、議連会長の元防衛大臣中谷元先生と、同じく会長代行の石破茂先生からビデオメッセージも寄せられ、ワシントンDCからは米海軍歴史遺産管理センターのコックス提督もサプライズ参加してくださりました。
終始和やかな雰囲気に包まれた会議でしたが、同地出身のニミッツ提督が東郷平八郎元帥に心酔していたことが大きな要因です。ですから博物館管理財団ヘギー理事長が合意の握手は同博物館敷地内にある日本庭園の東郷平八郎元帥の茶室のレプリカの前で行いたいと強く希望されました。
「太平洋戦争という辛い歴史を背負った日米両国ですが、横須賀の記念艦「三笠」を通じて双方の友好の歴史が紡がれているように、この戦車の里帰り事業を通じて次世代の日米の若者たち交流が深化することを祈っている」というヘギー退役大将の言葉がとても印象的でした・・・
これからは日米双方が協力し、知恵を出し合い「九七式中戦車(新砲塔)」の里帰りを実現するために行動していくとで合意に達することが出来ました!
超えなくてはならない法律的ハードルや、輸送費の金銭的問題(不動の15トンの鉄塊)も大きな課題ですが、同館へのお礼として日本から「九五式軽戦車レプリカ(撮影用実物大模型)」を送り出すことも条件の一つとなりましたので、準備に取り掛からなくてはなりません!
年内にはもう一度、「九五式軽戦車レプリカ」の到着に合わせて現地を訪れて、「九七式中戦車」里帰りの準備を進める必要があります。これらの費用は可能なら、マンスリーサポーター様からのご支援で賄いたいと考えておりますので、引き続きのご支援をお願いする次第です。
また、月額支援となるマンスリーサポーターへのご登録を検討されている方々には、可能な金額、可能な期間でも構いませんので、ご支援をお願いいたします。
そしてすべてのみなさまに、この里帰り企画が一人も多くの志を同じくする方に届きますようにSNSを通じて、あるいは交友関係を通じての情報拡散をお願いいたします。
実行者:小林 雅彦