メッセージリレー＃4　「西宮ブルーインズ　高塚弦」

 

西宮ブルーインズ　オフェンスラインの高塚弦です。メッセージリレー#4を担当させて頂きます。

 

　いきなりですが、皆さんはアメフトと聞くと何を思い浮かべますでしょうか..？

 

「楕円形のボールで、防具をつけて、おっきい人たちがぶつかって、、あれラグビーと何が違うんだっけ??」
「アイシールド21だけは読んでたけど、ルールややこしくて全然わかんない！」

 

初対面の方に「アメフトをやっています」と言うと大体皆さんこんな反応かと思います。
私はこのイメージを変えたい！もっとフットボールをメジャーにしたい！打倒ラグビーだ！！
といったような想いは残念ながら全くございません...
そんなことをしなくてもアメフトの素晴らしさは変わらないからです。

 

　中学1年生からアメフトを始め、今までの14年間、私はこの競技に身体・精神共に成長させてもらいました。社会人になってからもありがたいことにブルーインズでプレーを続けさせて頂いてます。
なので、今回はアメリカンフットボールとブルーインズへ愛をただただ語りたいと思います。

 

　競技を始めたきっかけは中学の部活動の勧誘での「適材適所」という言葉でした。それまで特にスポーツをしてこなかった自分でも何かできるのかなぁ？といった漠然な気持ちだったと思います。
練習はハードでしたし、試合に出られるようになったのは高校生になってからでしたが、次第に魅力に惹かれて、楽しい！もっとフットボールを知りたい！と思うようになり、気がつけばアメフトが大好きになっていました。
大学4年生時はチームの幹部に立候補する等、自分変わったなぁと思うことも多く、フットボールを通じて人間的にも大きくなれたのではと思います。

 

　冒頭にも書きましたが、アメフトが素晴らしいなぁと思うのは、色んな理由があります。
圧倒的な個人技、激しいタックル、緻密に練られたプレーの数々・・・
どれも観るものを魅了するアメフトの要素だと思います。
確かにルールや反則の仕組み等、複雑な面も多く、取っつきにくいかもしれません。

おそらく観客の皆様はZoneReadのアサイメントも3menのunderへのアジャストもホールディングの基準も知らないと思います。本場アメリカでも同じです。
それでも必死に声を張り上げて応援し、タッチダウンに歓喜し、時には涙し、フットボールを心から楽しんでいます。
それってすごいことだと思いませんか？

 

ブルーインズに加入したのは昨年度のシーズンからです。
社会人チームは練習やミーティングの時間確保等難しい反面、学生時代からのライバル達と同じチームで戦うことは非常に刺激的で試合も学際の時とは違った楽しみがありました。
そんな中、昨年10月、私は仕事の都合で九州へ異動になりブルーインズの活動から離れることも考えなくてはいけませんでした。
その時、GMや幹部の方々から「お前は必要な存在だから、是非続けて欲しい」と、思いがけない言葉を頂きとても感動したことを覚えています。ブルーインズは本当に温かく、愛に溢れるチームなんだなと身にしみて感じました。

 

　今シーズンはコロナ影響等大変なことも多いですが、チームに感謝しながら少しでも役に立てるように頑張りますので、是非応援のほどよろしくお願いいたします。

 

西宮ブルーインズ　高塚弦