みなさんこんばんは。
神戸市外国語大学英米学科3年、日本ブルンジ架け橋プロジェクト代表の森口雄太です。

長らくページを更新していませんでしたが、
ブルンジから帰国したので、プロジェクトの報告をします。

 

【2月11日から18日まで】

【プロジェクトミーティングの様子】


ブルンジに入ったのが2月11日です。それから一週間は、ブルンジで撮影をする許可を申請し、プロジェクトメンバーとミーティングを行いました。

 

【厳しい監視】


ブルンジは現在選挙前で、緊張が高まっています。また、街のいろんなところに政府関係の建物があり、撮影をしていて万が一のことがあると困るため、撮影の許可を申請しました。しかし、活動実績のないプロジェクトがブルンジの政府に許可を申請し、受理されるまではかなり時間がかかることが予想されることがわかりました。そこで、すでに政府から許可を取っていて、国内の認知が高い現地NGOに協力してもらい、そのNGOの一プロジェクトとしてこのプロジェクトを進めることで、レターを発行することができました。


また、プロジェクトの日程、ビデオ上映の詳しい内容、プロジェクトの目的などを詳しく確認するために、ミーティングを行いました。ここではたくさんの意見が飛び交い、私とメンバーの間で認識の違いが出ないように、入念にミーティングしました。

 

【19日と20日】

【王国が栄えた時代の住居】


この2日間は、地方に遠征してビデオの撮影を行いました。訪れたのはムランビヤ県、ギテガ県、ルタナ県です。ムランビヤ県は昔の王国が栄えた場所であり、その名残がたくさん残っています。王国の歴史がわかる博物館を訪れたり、小学校を訪れたりしました。また、隣のギテガ県に行く道中、虐殺のモニュメントを訪れました。

【王国が栄えたムランビヤ県の博物館】

 

【小学校の訪問】

 

【1993年の虐殺のモニュメント】


ギテガ県ではミュージアムを訪れ、ブルンジの伝統や文化、昔の生活について学ぶことができました。このミュージアムには、毎年たくさんの観光客が訪れているそうです。館長は英語を流暢に話し、親切な方でした。

【ベルギーによって建てられた博物館】

 

【ブルンジ人の伝統的生活について、説明を聞く】


ルタナ県には、有名な滝があります。ブルンジでは有数の観光名所です。ここにもたくさんの観光客が毎年訪れるそうです。ルタナの滝は全部で4つあり、その一つ一つを歩いて回っていきます。

【たくさんの観光客が訪れるルタナ県】

 

【滝】


アフリカの滝と言えばジンバブエ、ザンビアのヴィクトリアの滝が有名ですが、ルタナの滝もそれに負けずきれいです。


【21日から26日まで】

【厳しいチェック】


この期間は、日本のビデオを高校で上映するための許可申請、ビデオの字幕を現地語に翻訳、上映に必要な器具を調達することに時間を費やしました。
選挙前ということもあり、ビデオの上映は大変苦労しました。人をたくさん集めることも嫌がられ、ビデオの中身に政治に関する内容が入っていないか、ビデオはすべてチェックされました。それでも許可を取って上映が可能になったのは、友人の尽力と高校の理解のおかげです。


現地語への翻訳もまた、大変でした。電気は一日6時間しか使えません。さらに、変圧器の不具合か、パソコンを充電しながら使用するということができず、翻訳にはとても時間を費やしました。

【校長先生の協力が大きかったです】


更に、ビデオの上映に必要な器具を調達することも容易ではありませんでした。いろんなつてを使い、必要なものを前日までに揃え、本番を迎えました。

 

【27日】

【上映会の様子】


この日の午後1時、上映をスタートしました。
上映をしたのは、ムランビヤにある高校です。
この学校で、200人を超える高校生を教室に集め、日本を紹介するビデオを見てもらいました。
たくさん問題はありましたが、無事上映を終えることができました。
また、上映終了後に、彼らの夢や、日本に対するメッセージを聞かせてもらいました。
「学校を建てること」「英語をたくさん学ぶこと」という夢や、「日本とブルンジが良い関係を築き、良いパートナーとして相互の問題を解決できるようになってほしい」というメッセージももらいました。

【上映終了後、感想やメッセージを伝えてくれた高校生たち】


ブルンジはつい10年前まで、紛争をしていました。1993年から続いたこの紛争で、約30万人と言われる人が亡くなり、紛争はブルンジに大きな傷を残しました。高校生の彼らにとっても、紛争は過去のものではありません。紛争の中に生まれ、大変な幼少期を過ごし、紛争が終結しても真の平和とは程遠く、いまだに政治という大きな問題を抱える祖国に絶望し、暴力に傾倒する若者も少なくありません。その一方で、彼らのように希望を捨てず、必死に勉強して国の未来をペンで変えていこうとしている若者もいます。映像を上映することで彼らに良い影響を与えることができたと信じています。

 

【3月10まで】
上映が終了した後は、ブルンジで撮影したビデオの編集に入っていました。作業は悪い電気事情の影響で思うように進まなかったです。電気がほとんど使えないときは、街に行ってパソコンを充電していました。骨の折れる作業でしたが、友人の助けも借りて作業を進めていきました。

 

【3月11日から17日まで】
この期間はブルンジビザ再取得のため、ルワンダに戻っていました。

 

【3月18日から4月5日まで】
17日に再びルワンダからブルンジに戻り、プロジェクトの作業を再開しました。撮影はほとんど済んでいたので、ビデオの編集に時間をかけました。編集と並行して撮影も行いました。撮影の中で難民キャンプの訪問や、ブルンジの結婚式に参加することもできました。最後まで充実した時間を送ることができ、とても満足しています。

【難民キャンプの様子】

 

【ブルンジの結婚式】

 

【ブルンジの伝統的な踊り】

 

このプロジェクトを共に行ってくれた現地の友人、プロジェクトを助けてくれた現地のNGO団体に、とても感謝しています。彼らの助けがなければ、プロジェクトを実施することはできませんでした。そして協力してもお金という形で報酬を払うことはできないので、ボランティアに近い形でこのプロジェクトに協力してくれました。

【プロジェクトメンバーとともに】

 

また、このプロジェクトに想いをのせ、支援してくださった方にも、特別感謝しています。皆様の支援がなければ、今回ブルンジに行くことも、プロジェクトを行うこともかないませんでした。今回、この時期にブルンジに行けたことには、とても大きな意味があります。
プロジェクトの成果が望まれるものになるかどうかはわかりませんが、今後はブルンジで撮影したビデオを使って、ブルンジに関する情報を日本で発信し、より多くの方にブルンジを知ってもらえるよう、活動を続けていきたいと思います。


実は、ブルンジの電気事情と、変圧器のトラブルの関係で、まだブルンジを紹介するビデオは完成していません。あと少し、細かい編集を残しています。ゴールデンウィーク明けまでにはビデオを完成させる予定です。それゆえ、支援を頂いた皆様にリターンをお返しできるのも、5月以降ということになります。

あと少し、お待ちください。申し訳ありません。

 

READYFOR?でプロジェクトを行ったことは、私にとってとても大きな意味がありました。特に、このプロジェクトを通して得られた人脈はかけがえのないものです。そして不特定多数の方に「ブルンジ」という国を知っていただけた、これも大きな意味があります。

 

これからブルンジは「選挙」という大事な時期を迎えます。この選挙が平和裡に行われれば、ブルンジに真の平和が訪れるでしょう。しかしながら、今までは与党による人権侵害や暗殺、暴力が何度も行われてきました。加えて反政府の活動も過激化しており、先週はデモによる負傷者も出ました。この選挙が公正に行われ、ブルンジに真の平和が訪れることを望みます。

 

また、これからブルンジを知る日本の方は増え、二国間の関係は親密になっていくと信じています。

 

私がこのプロジェクトを始めたときにみなさんにお願いしたことを、再度お願いします。

「すべては知ることから始まります。ブルンジを知ったら、それを他の人に伝えてください。そうすることによって、ブルンジを知る人が増えていけば、とてもうれしいです。そういう風にして、小さなところから世界は変わっていくのだと思います。」

 

このプロジェクトに関わってくださったすべての方、本当にありがとうございます。

これからはプロジェクトページで情報を更新していきます。今後ともよろしくお願いします。

 

(プロジェクトでかかった費用については、別途報告します)

 

神戸市外国語大学英米学科3年・日本ブルンジ架け橋プロジェクト代表

森口雄太

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