ガーナ120人の子どもに学用品を届け、家族100世帯に農業トレーニングを行う!

ガーナ120人の子どもに学用品を届け、家族100世帯に農業トレーニングを行う!

支援総額

2,128,000

目標金額 2,000,000円

支援者
184人
募集終了日
2013年8月21日

    https://readyfor.jp/projects/cacaochild?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2013年08月07日 09:28

お父さんお母さんも学びたい!

 

おはようございます。白木朋子です。

 

東京は朝から暑い日差しが照りつけています。みなさんのところはいかがですか?

 

さて、このプロジェクトも残すところちょうどあと2週間となりました!

 


日々のご支援の呼びかけに次々と賛同してくださる方が増え、
昨日時点で176万円、88%まできました!ありがとうございます!

 

とはいえ、達成するまでは気を抜けません。まだまだがんばります!

 

 

今日はみなさんに、農業トレーニングについてお伝えしたいと思います。

 

 

ガーナにとって、カカオは重要な輸出産品で、人々の生活を支えている重要な

産業です。生産や輸出入に関してもガーナ政府が厳しく管理してきました。


これまでも政府は生産量を増やすことを目標に、さまざまな取り組みを

行ってきました。

 

農民に対する技術訓練や政府による農薬散布もそのひとつですが、
実は僻地の農村にはそれら行政サービスは届いていません。

 

私たちがこれまで活動する中でわかってきたことは、
カカオ生産地域で労働者として働いている人の多くは北部からの移住民であること。

 

ガーナでは国土の南北で気候が大きく異なり、北部は乾燥地帯で
農業に適さないため、カカオが作られる地域は南部一帯に限られます。

 


北部では自給自足農業で暮らす人たちが多く、そのほかの産業もないため、
仕事や土地を求めてたくさんの人たちが南部のカカオ生産地域へと
移動してくるのです。

 


北部の乾燥地帯

 


こうして移住してきた人たちが小作人としてカカオ農園の地主のもとで
働き、カカオの生産を支えているというのが実態です。

 


南部のカカオ地域


しかし移住労働者の人たちは、カカオ生産に関する知識や経験を持たないばかりか、
小学校教育を受けたこともない人も多いため、
非常に非効率な生産活動を行ってしまっているのです。

 

生産が上がらず収入に結び付かないため、労働者を雇うこともできずに
子どもを働かせる、子どもの教育費をまかなうことができないため、

はじめから子どもに働いてもらうつもりで移住してくる家族も多いのです。

 

短期的に見ると、子どもを働かせることで日々の生活を乗り越えていくこと

できるように見えますが、長期的には、子どもの時に教育を通じて

必要な知識や技術を身につけていないため、おとなになった時に

非効率な生産活動をしたり、仕事の選択肢がないことで、

貧困から抜け出すことができなくなってしまいます。

 

結果的に、児童労働が貧困の"わな"からぬけだせない原因となってしまうのです。

 

私たちのプロジェクトでは、そういった農家が技術を身につけ、
効率的に生産活動を行うことで収穫量を増やし、収入を増やしていくことで、
貧困からの脱却をめざします。

 

各家庭が経済力をつけることは、子どもの教育を長期的に支えていくためには
不可欠で、貧困を克服するためにも子どもの教育が必要となるのです。

 

40歳のサフィアタさんも、農業トレーニングに参加した人のひとり。
離婚し女手ひとつで子ども3人を育てていたため、

子どもを学校に行かせずに働かせていたこともありました。

 

私たちが村でファーマー・ビジネス・スクール(農業トレーニング)をはじめると、
すぐに参加し、休まず出席してくれる熱心な生徒でした。

 



トレーニングで学んだことについて話すサフィアタさん

 


枝打ちや病害虫の兆候の見極め方や見つけた時の対応の仕方、

病害虫の予防法、肥料や農薬の使い方など、教えることは

とても基本的なことばかりですが、
その基礎ができるようになるだけでも大きな違いを生みだします。

 

トレーニング前によく見られたことは、とにかく農園の木の本数が多いこと。


木を植えれば植えるほど、たくさん実が収穫できると思っていた農家の

みなさんにとっては、土地の広さに応じて木の本数を適正に保つことは、
目からうろこだったようです。

 

農薬や肥料の使い方を学んだことで、使用量が減り、コストの削減にも
つながっているそうです。

 

その分農園で働く労働者を雇うことができるため、
子どもを働かせずにも済むようになった家庭もありました。

 

こういった、わたしたちの目からはあたりまえと思えるようなことが、
教育が受けられないことで知るチャンスがなかったということが
たくさんあります。

 


トレーニング前の農園  木が密集していて暗いですね。

 


トレーニング後の農園。 切り株がたくさん見えるのがわかりますか?

 

 


余分な木を切り倒したところ

 


苗の育て方も学びます

 


有機肥料の使い方。有機農法も取り入れています。

 


トレーニングに参加したサフィアタさんも、
今では自信を持って農園の管理を行い、3人の子どもたちを

全員学校に通わせています。少しずつお金を貯めて、

息子を高校に進学させることもできました。

 

 


サフィアタさん一家

 

 

同年代のお母さんがこうやってがんばっていることが、
わたしにとっても大きな刺激となり、仕事を続ける原動力になっています。

 


実際農業トレーニングを始めてみると、とっても熱心に参加してくれる人たちが

多く、学んだ技術をしっかりと自分の農園で実践してくれています。

 


これまで教育を受けた経験もなかった人も多いので、
学ぶことに飢えていたんだな、人間は誰でも「学びたい!」という

欲求があるのだと思いました。



農業トレーニングに参加しているお父さん、お母さんたち

 

 

とにかく学びたい!そして自分の農園をよくしたい!という強い想いを持って
農家の人たちが一生懸命取り組んでくれることが、
子どもたちが学校で学ぶ意欲にもつながっているのだと思います。

 



一生懸命学んでいる子どもたち

 

 

元気いっぱいの子どもたち

 

 

こういった農業トレーニングの効果は一朝一夕に出るものではなく、
当然のことながら、天候などの自然条件にも影響を受けるため、
忍耐強く取り組む必要があります。

 

でも、地道に取り組んだだけ、必ず成果につながっていくということを

農家のお父さん、お母さんたちが教えてくれます。

 

ぜひとも、カカオ農家のお父さんお母さんのがんばりを支えてください!
それが子どもたちの夢の実現につながります!

 

暑い1日になりそうですが、みなさん今日もよい1日をお過ごしください♪

 

 

白木朋子

 

 

 

リターン

3,000+システム利用料


alt

◆お礼カード(子どもたちからのサンクスカード)
◆報告書
をお送りします。

支援者
66人
在庫数
制限なし

10,000+システム利用料


alt

上記2点に加え、
◆支援地域で採れたカカオを使ったチョコレート(1枚)
◆現地の子どもたちに支給しているオリジナルノート(非売品)をお送りします。
※チョコレートのパッケージには、支援者の方のお名前を入れさせていただきます!

支援者
108人
在庫数
制限なし

30,000+システム利用料


alt

上記4点に加え、
◆活動報告会の招待券(1名様)をお送りします。
活動報告会は、2013年11月下旬に、東京のACE事務所で開催予定です。

支援者
9人
在庫数
制限なし

50,000+システム利用料


alt

上記5点に加えて、
◆ガーナのフェアトレードトートバックをお送りします。
(本文中の写真はサンプルです。色や柄が変更になることがあります。)

支援者
4人
在庫数
制限なし

100,000+システム利用料


alt

上記6点に加えて、
◆ガーナの支援地域へのツアーご招待券(1名様)をお送りします。
(現地への渡航費等、必要経費は自己負担していただき、実施時期についてはご相談させていただきます)

支援者
2人
在庫数
制限なし

記事をシェアして応援する

    https://readyfor.jp/projects/cacaochild/announcements/4268?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る