★来年のカレンダーの絵の紹介【１月】『中瀬 ハリストス教会』

来年のカレンダーに掲載する絵画をご紹介して行きます！

まず、１月は、石巻の中心を流れる旧北上川にある中瀬と呼ばれる中州に1980年に、移築された「石巻ハリストス正教会」の水彩画。

父のサインは最初の文字が９のようであるが、８にもみえるので、判読は難しいが、
１９８０年１０月かその十年後の９０年に描かれたものかもしれない。

回りの木の大きさや、移築されたのが８０年の６月なので、その秋に描かれたとみる事もできる。

この建物は、中瀬のシンボルでもあり、石巻のシンボルのひとつとなっていた建物。

震災で被災し、１階部分は破損したが、流失は免れた。

震災後、市民有志による「復元市民の会」が設立され、多くの寄付が寄せられ、復元が決まった。2014年に復元のために一端、解体され、現在は見ることはできない。
 

（写真は2001年８月５日に撮影された同教会）

移築・復元を祈年して、１月に掲載する事にしました。

現在は見れない。しかし、絵を見て頂ければ、石巻の皆さんが、「ああ、懐かしい！」と思って、教会があった頃を思い出してくれる。そんな気がしています。