プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

社会的養護を必要とする女性たちが、自立援助ホームを退居後も、安心して学び働き続けられるように、女性を支援する奨学金制度をつくります

 

様々な形の暴力被害の経験を持つ、10代後半の女性たちが自立準備をする自立援助ホーム「カルーナ」。ここでは主に、不登校や中退をしてしまった彼女たちが高卒資格を得られるよう支援をしています。しかし、20歳になると施設利用は打ち切り、社会的支援はほとんどなくなります。退居後も安心して学び、働き続けられるように。(公財)京都YWCAが奨学金制度を開始します。

 

京都YWCAの運営する自立援助ホーム「カルーナ」スタッフたち

 

 

 

10代の少女たちの「生きる権利」を守り、エンパワメントする自立援助ホーム「カルーナ」

 

はじめまして!公益財団法人京都YWCAです。私たちは、10代の若い女性のエンパワメントを目的に、自立援助ホーム「カルーナ」を2015年4月にスタートしました。これまで1年半の間に、様々な理由で家庭養育ができないため、自立しなければならない16歳から19歳の女性11人の自立準備を応援してきました。

 

「カルーナ(Calluna)」はツツジ科の植物で、荒野などに自生する花です。ここが、社会的養護を必要とする子どもたちにとって、カルーナの花言葉のように「自立」や「旅立ち」の場となることを願っています。

 

自立に欠かせない就職支援を行っています

 

現在、児童養護施設等を退所した後に行き場が見つからなかったり、さまざまな事情から家族と一緒に暮らすことが難しい子どもたちを受け入れる場所が必要とされています。このような子どもたちは「居場所」がないゆえに、貧困や暴力など、社会におけるさまざまな問題にさらされるリスクを抱えています。

 

「カルーナ」では、10代の少女たちの「生きる権利」として、安心安全な「居場所の確保」と、自らの人生を「自分らしく」生きていくために、私たちが寄り添いながら必要な人間関係づくりの経験と自立に欠かせない就職支援を行っています。

 

 

20歳になり「カルーナ」を退居すれば、学生であっても生計を立てるために働かなければなりません

 

自立援助ホーム「カルーナ」は20歳の誕生月を迎えると、学生であっても退居しなければなりません。学費については学生支援機構等の奨学金を借りることができますが、毎月の住居費や生活費のために働かねばなりません。

 

今年の成人式をカルーナで迎えた二人
YWCAメンバーによる「もちより」で着付けも実現!

 

学業との両立のために無理を重ねがちに。もし心身のバランスを崩し仕事に行けなくなると、生活が困窮し、学校にも行けず、ついに奨学金返済などの借金だけが残ることは珍しくありません。学生に限らず、思わぬ病気・事故などから働けなくなることがあります。一度困窮してしまうと、生活を立て直すことは大変難しく、やはり手助けが必要になります。


「物理的精神的自立」と「経済的自立」を強いられる彼女たちは、学びの経験への希望と期待を諦めなければならなくなるのです。

 

 

経済的な理由から自分らしく生きることを諦めないように、「教育奨励基金」を設立します

 

京都YWCAでは、カルーナを退居後、働きながら高等教育を受けられるようにサポートする「教育奨励基金」を設立しました。今回は、20歳を超えてカルーナを退居する女性のうち、学業を続ける女性に対する奨学金の支給を行います。「なりたい自分」を目指してステップを踏むことを、経済的な理由であきらめないでほしい。

 

カルーナ卒業後は服飾の専門学校へ進学予定の女性

 

 

「カルーナ教育奨励基金」について

 

《1》カルーナを卒業し専門学校や高校へ通い続ける人に、支給型奨学金を支給する。1か月2万円を2人に1年間支給する。返済義務はない。

《2》半年毎(3月と9月)に認定見直しを行う。基金利用申請書を記入・提出してもらい、本人の経済状況・収入状況・学業状況について把握した上で、奨学金支給を決定する。

《3》同じく半年毎(1年に2回)は、基金への寄付者に現情報告の文章を寄せる。

《4》退居者が予期せぬ理由で経済的に困窮した場合、一時的に貸与。無利子返済とする。

 

カルーナで懸命に勉強に励む女性

 

 

奨学金対象となる女性たちの夢

 

Aさん「表現者になりたい。今は課題の多い専門学校で具体的な技術を身につけ、どこに生活基盤が移動しても、食べていける技術を身につけたい。様々な媒体で自己表現を可能にするデザインの力を磨くことに挑戦したいです」

 

Bさん「高校卒業資格を得たら、今後は専門学校へ進学して夢であったウェブデザイナーになりたいです」

 

Cさん「中学卒業後はアルバイトしかしていなかったけれど、今は、通信制高校に在籍しています。20歳を超えて自立後は、自活しながら高校卒業までの課題をこなして、高卒資格を取りたいです」

 

 

働きながら学ぶ道を、勇気をもって選んだ彼女たちを支えたい


月々2万円の支給奨学金は十分ではありませんが、自分のアルバイト収入負担を少し減らすことができます。また、養育過程における人との関わりの経験が不足している彼女たちが、「応援してくれる人がいる」というつながりを実感しながら、自身の学びの成功体験を積み重ねることは、生きる励みになります。


このプロジェクトは、経済的な理由から断念せざるを得なかった、高卒資格や進学を可能にし、将来に向けての経済的自立を助け、親世代から引き継いでしまいがちな経済的貧困課題の解決の一助となると信じています。


「働きながら学ぶ道」を勇気をもって選び、社会に漕ぎ出した彼女たちを、今後も支えていくために、皆さまのお力をお貸しいただけますようお願い申し上げます。

 

ご協力をよろしくおねがいいたします!

 

 

ご支援金の使途について

 

2017年1月から12月の間(半年が経過した段階で認定見直しを実施)、自立援助ホーム「カルーナ」の利用者・退所者の継続した学びを支援する奨学金を支給します。目標金額の50万円を達成した場合は、2名分の支援につながります。

 

 

税制上の優遇措置について

 

京都YWCAへのご寄付は税制上の優遇措置があります。

 

個人によるご寄付

 

確定申告により、税額控除もしくは所得税控除が受けられます。確定申告の際、税額控除にかかる証明書付き領収書(京都YWCA発行)をご提出ください。詳細につきましては、最寄の税務署にお問い合わせください。

 

法人によるご寄付


事業所得の算出の際、一定の限度額の範囲内で損金として算入することができます。会計士や税理士にご相談ください。

 

 

公益財団法人 京都YWCA

 

京都YWCAは1923年に設立された90年余りの歴史をもつ、女性が中心となって運営する市民団体です。 設立以来、女性の社会的地位が低かった時代の中でも女性の社会性、国際性を育てるプログラム(女子学生や働く女性たちの英語、英文タイプ、料理、洋裁のクラスのほか、外国人女性や宣教師たちのためのホステルなど)を提供していました。

 

HP:http://kyoto.ywca.or.jp/

Facebook:財団法人京都YWCA

Twitter:@KYOTOYWCA