突然ですが、僕たちの拠点のひとつである、バナナペーパー工房を取り壊すことを決めました。


もちろん悩みました。

この1週間が1年にも10年にも感じるほど、深く悩みました。

 

バナナペーパー工房を立て、バナナペーパーを初めてから5月1日でちょうど1年8ヶ月。
一般社団法人クマエになってからちょうど1年。

 

土地を貸していただいていたマネージャーの方が1週間前に突然の辞職、それからが大変でした。

 

「バナナペーパー工房は私の土地の上に立てたから、私のもの。今まで作ってきたものも私の家の中にあるから、私のもの。今すぐに出て行け。」

 

今までも、スタッフ同士のミーティングの中でマネージャーが働かない、経費を取っているという話は聞いてはいたものの、強く注意してしまうと土地を貸してもらえなくなるんじゃないかという恐怖心で注意できないでいました。


去年の7月くらいから副代表との話し合いの中でも、「マネージャーをどうすべきか」という議論は尽きませんでした。


ただ、「土地の権利」というものに完全に足を引っ張られ、どうするべきか答えを出せずにいました。

 

そんなある日、ひとりのスタッフから電話がかかってきました。

彼女は泣いていました。

 

「あのマネージャーの下でこれ以上は働けない。

今まではゴミ山で働きたくはなかったが、村に仕事がないのでゴミ山に行かなければいけなかった。

でも、拓弥が仕事を作ってくれて、抜け出すことが出来た。

だからとても感謝しているのに、それなのに、なぜ彼女は拓弥にこんな酷いことができるのか、わからない。

拓弥の気持ちも十分わかるが、早く決断してほしい」

 

という彼女の言葉に決意を固め、マネージャーに強く注意したところこの問題になりました。

 

村長、警察に間に入ってもらいなんとか解決し、僕の出した結論は
・バナナペーパーでつかう道具をすべて返却
・工房取り壊し
・新しい土地を買う
・新しい工房を立てる
というものです。

 

バナナペーパー工房、第一章オワリです。

そして、第二章のハジマリです。

 

今まで工房にきてくださった方、工房に関わり続けている方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
すみません。

ただ、残ってくれたスタッフはバナナペーパーを作ることに誇りを持ってくれています。
ゴミ山を出られたことに本気で感謝してくれています。
そして、これからも関わり続けていくことに変わりはありません。

クヨクヨしている暇はありません。
今回の問題で一段と強くなった僕らの今後に乞うご期待!

さあ、第二章幕開けです。

 

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