カンボジア現代史とNGOの映像等制作プロジェクト

カンボジア現代史とNGOの映像等制作プロジェクト

支援総額

1,040,000

目標金額 880,000円

支援者
80人
募集終了日
2023年11月9日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

このプロジェクト代表の熊岡路矢です。旧い話ですが、私は1980年タイの難民キャンプに行き、カンボジア/インドシナ難民救援活動に参加し、同時に、JVC(当時「日本奉仕センター」、現在「日本国際ボランティアセンター」)の創設にも参加しました。1980年3月、故星野昌子さん(2022年12月逝去)にお会いできたのは、国際ボランティアとしての一つの出発点でした。それから43年、現地駐在の時期も、日本などから支援する日もありました。2023年の今年、UNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)の下での総選挙から30年を経過する、第7回総選挙(7月23日)直後のいま、カンボジアを再訪しています。

 

<1981年タイ難民キャンプ技術学校で講義する熊岡>

  

<1981年カオイダン難民キャンプで誕生したJVC技術学校>

 

<1987年カンボジア国内井戸掘り活動。星野事務局長、簑田さん>

 

<JVC/SHARE創設に関わった本田徹医師、福島県飯館村にて>

 

  <カンボジアを支援し、NGOを支援しつづけた故茂田真澄さん>  

 

<JVCとカンボジア市民フォーラムの30年ボランティ、故近藤裕之さん>

 

<国連UNTAC管理下でのカンボジア第一回総選挙のプノンペン>

 

<2023年7月に実施された総選挙前の選挙運動の様子>

 

<現在のプノンペン。高層ビルと一般の街並み>

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

古くは、アンコール王朝時代、フランス植民地時代、独立後と遡れますが、日本社会に最もインパクトを与えたのが、ベトナム戦争(1960~1975年)および、70年代後半のインドシナ難民流出と日本社会の救援運動の広がり、当時国交のないカンボジア国内での人道復興支援の動きでした。「ポル・ポト体制」崩壊後の1980年代のカンボジア国内を支えたのは、欧米・日本のNGOでした。そして、1991年10月の「パリ・カンボジア和平協定」と共に誕生したのが、復興・開発の主役であるカンボジアNGO(人々)でした。

 

<80年代のカンボジアの孤立を描いたNGOの共同著作>

 

<1991年10月23日に締結されたパリ和平協定>

 

そのような中、カンボジアに関わる活動において、多くの人々、NGOに支えられてきたのですが、カンボジア現代史を背景に、自分が直接関わり目撃した「カンボジアとNGO(の人々)の43年」を映像と文章で残したいと思い、このプジェクトを立ち上げました。

 

<1986年プレイヴェーン州の寺院で井戸掘り活動>

 

<1987年カンダール州でのJVC/SHARE 母子保健センター開設>

 

<1980年代カンボジア国内でのJVC技術学校。馬清さん>

 

<技術学校校長のノップ・ティムさん(右)と石本さん(元JVC)>

 

<星野昌子さん、SVA秦眞也さん、プラティープ・ウンソンタムさんと>

 

 

▼プロジェクトの内容

教科書的な「カンボジア史」「NGO論」というより、カンボジアに深く長く関わったNGO活動者など個人へのインタビューを通して、カンボジアの現代史を浮き彫りにしていきたいと考えています。

2018年第6回総選挙では、政治的批判勢力が抑え込まれる状況下、与党が 125 議席全議席を占め、今回第7回総選挙では、やはりほぼ全議席と言える 120 議席を占めました。フン・セン首相は退任を表明し、近いうちに長男が新首相に就任する予定です。現在、政権交代は遠のき、政権内世代交代のみが目立つ結果となりました。

先行的なインタビューは既に開始していますが、プロジェクト資金が不足しており、ご協力いただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

<2008年総選挙後の共同記者会見 熊岡(左)>

 

<2023年7月総選挙の投票所となった学校>

 

<Tuol Sreng収容所サバイバーのBou Meng氏(右)>

 

<40年変わらぬ、カンボジアの田園風景>

 

▼プロジェクト資金の使途

  1. 東京、神奈川(関東)以外の地域での取材・インタビューにかかる費用:カンボジアと深い関わりをもっている福島県飯舘村での取材。飯館村は1980年、女性を中心に難民救援のための「医療バス」を寄附、1980年代半ばにカンボジア難民の子どもたちの夏休み受け入れ活動等を行った。
  2. カンボジアとその人道支援に関わる、写真・動画のデータ化・デジタル化
  3. 映像(動画、写真)による表現の補完としての文章化(ブックレット的なものの制作)
  4. 2023年総選挙時期の、写真・動画の撮影、収集(極端な円安による旅費・活動費の高騰を補填)
  5. プロジェクトに係る人件費

 

▼映像制作に関する実績(カンボジア関係セミナー等の記録映像)

  1. 2017年現地でのカンボジアNGOの記録映像。
  2. 2017年今川幸雄・元駐カンボジア大使のインタビュー記録映像。
  3. 2017年、2018年第6回カンボジア総選挙記念シンポジウム、セミナーの記録映像。(カンボジア人権開発委員会=ADHOC代表、トゥン・サライ氏講演、カンボジア自由公正選挙委員会=COMFREL事務局長、コウル・パンニャ氏講演をふくむ)JVCなど各個別NGO、また協議体としての「カンボジア市民フォーラム」と協力してきました。
  4. 2021年『JVCカンボジア40年活動記録』映像・制作委員(5名)。(カンボジア関連インタビュー記録活動には、庭野平和財団からの助成を受けていますが、カバーできない項目に関して、このクラウド・ファンディングでの募金を呼びかけています。)

 

▼プロジェクト実施者

 

リーダー・総括 熊岡路矢(くまおか みちや) 

2011年以降、日本映画大学教員

1980年:タイ国にてカンボジア/インドシナ難民救援活動開始。JVC創設

1983年:カンボジア訪問。井戸掘り給水活動などに参加

1985年:JVCカンボジア代表

1993年:カンボジア市民フォーラム創設事務局長(現在世話人)ADHOCと協力

1995年~2006年:JVC代表/代表理事(現在、顧問)

1998年から:カンボジア総選挙(5年間隔)一部地方選挙監視活動(COMFREL傘下)

2017年:カンボジア現地調査、平和・人権・民主化NGOのADHOC、COMFREL訪問

カンボジア関係国際セミナー、シンポジウム開催。今川大使インタビュー企画

制作

2021年: 『JVCカンボジア40年活動記録』映像の制作・完成(チーフ・プロデューサー)

 

映像記録担当 三澤拓哉(みさわ たくや)

2011年:明治大学文学部を卒業後、映画を志し、日本映画大学に入学(2016年卒業)

2014年:日本映画大学在学中に映画『3泊4日、5時の鐘』でデビュー

北京、シロス、ロッテルダムなどの国際映画祭に招かれ、最優秀脚本賞、最優秀作品賞などを受賞

2019年:日本・香港・韓国の共同制作作品『ある殺人、落葉のころに』を監督。劇場公開

 

【カンボジアおよびNGO関連の制作実績】

2016年~2018年: カンボジア国際セミナー、シンポジウム記録映像撮影

2017年: カンボジア現地撮影。「9条世界宗教者会議」記録/PR映像制作(複数年次)

2017年: 今川幸雄大使の(生前最後の)インタビューの撮影・編集・制作

2022年: 『今川大使を偲ぶ会』の撮影・編集・制作を担当

 

カンボジア情勢・通訳担当 中嶋(上村)未来(なかじま/かみむら みく) 

桜美林大学非常勤講師(カンボジア語担当)/上智大学アジア文化研究所共同研究所員/

カンボジア語通訳・翻訳者

 

2003年:青山学院大学入学後(特活)カンボジアの教育を支える会(PACE)に入会しカンボジアと出会う

2006~:日本国際ボランティアセンター(JVC)インターン、カンボジア市民フォーラム事務局調整員などNGO活動に従事

2008年:外務省NGO長期スタディ・プログラムでThe Asia Foundationカンボジア事務所にて研修

2009~2011年:旧松下国際財団の奨学金でカンボジアに留学

2010年:カンボジアの人権NGO、ADHOC事務所にてインターン(土地紛争の部門で活動)

2012年: 上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程(2015年満期退学)

2013~2014年:日本学術振興会特別研究員DC2

2011年よりフリーランスのカンボジア語通訳者・翻訳者として活動中。

プロジェクト実行責任者:
熊岡路矢(カンボジア現代史とNGOの映像等制作プロジェクトグループ)
プロジェクト実施完了日:
2023年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

【資金の使途】 1, 東京、神奈川(関東)以外の地域での取材・インタビューにかかる費用:カンボジアと深い関わりをもっている福島県飯舘村取材。飯館村は1987年に難民救援のための「医療バス」を寄附、1980年代にカンボジア難民の子どもたちの夏休み受け入れる活動等を行った。 2, カンボジアとその人道支援に関わる、写真・動画のデータ化・デジタル化 3, 映像(動画、写真)による表現の補完としての文章化(ブックレット的なものの制作) 4, 2023年総選挙時期の、写真・動画の撮影、収集。(極端な円安による旅費・活動費の高騰) 5, プロジェクトに係る人件費。 【何をするのか】 プロジェクトメンバーがインタビュー、撮影、編集、通訳・翻訳を行う。

リスク&チャレンジ

リターンを実施する上で必要になる資格や許認可について
現在は映像作成の素材となるインタビューを実施しております。映像完成後の試写会の詳細は確定しておりませんが2024年3月までに実施予定です。
リターンを実施する上でのリスクについて
映像が完成してから試写会の日時や会場などを設定する予定です(試写会は2024年3月までに実施予定)。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額については庭野平和財団助成金にて補填する。

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リターン

5,000+システム利用料


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完成映像を視聴できます!

ウェブ上で完成映像の視聴ができます。

支援者
22人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

10,000+システム利用料


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映像のエンドロールにお名前を入れます!

●ウェブ上で完成映像の視聴ができます。
●映像のエンドロールにお名前を入れさせてただきます。

支援者
42人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

20,000+システム利用料


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映像解説の資料提供(デジタル媒体)

●ウェブ上で完成映像の視聴ができます。
●映像のエンドロールにお名前を入れさせてただきます。
●映像の解説に関するリーフレット(デジタル媒体)の提供。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

30,000+システム利用料


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映像発表セミナーにご招待

●ウェブ上で完成映像の視聴ができます。
●映像のエンドロールにお名前を入れさせてただきます。
●映像の解説に関する資料(デジタル媒体)を提供します。
●1年目の映像発表セミナーにご招待します(2024年3月下旬頃を予定)。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

50,000+システム利用料


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関東地域に出前講義に行きます

●ウェブ上で完成映像の視聴ができます。
●映像のエンドロールにお名前を入れさせてただきます。
●映像の解説に関する資料(デジタル媒体)を提供します。
●1年目の映像発表セミナーにご招待します(2024年3月下旬頃を予定)。
●関東地域(往復で4時間以内)に、熊岡が出前講義に行きます(有効期間:1年以内。その際の交通費や宿泊費はいただきません)※天候などやむを得ない事情で中止・中断された場合も返金はございませんのでご了承ください。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

100,000+システム利用料


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熊岡が出前講義に行きます

●ウェブ上で完成映像の視聴ができます。
●映像のエンドロールにお名前を入れさせてただきます。
●映像の解説に関する資料(デジタル媒体)を提供します。
●1年目の映像発表セミナーにご招待します(2024年3月下旬頃を予定)。
●熊岡が出前講義に行きます(有効期間:1年以内。都心から往復で8時間以内の場所。その際の交通費や宿泊費はいただきません)※天候などやむを得ない事情で中止・中断された場合も返金はございませんのでご了承ください。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

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