カンボジアの青年作家達を日本での記念絵画展に連れて行きたい！

来日予定のアーティスト達と　

2001年、草の根交流会のカンボジア語学習会でカンボジア人と知り合いになり、ポルポト政権下のカンボジアの話を聞きました。高校時代に漠然とではあるが、自分の人生の最後に「アジアの貧しい子ども達を応援する何かをしよう」と決めていたこともあり、カンボジアの子ども達の置かれている状況に関心を持ちました。昭和30年代の日本は、戦後の復興期で、カンボジアの子ども達と同じような状況であり、自分の子ども時代とカンボジアの子ども達の姿が重なりました。当時の日本は、家の経済的理由から、意欲や能力が高くても勉学を諦めざるを得なかった人たちが多くいました。条件悪く生まれ、学ぶ環境を得られない子ども達に、いつか学ぶ環境を作りたいと考えました。​

2003年、初めてカンボジアを訪れました。観光ではなくスクール建設の場所探しでした。よく年、シェムリアップに決め、2005年にカンボジア人の名義を借りて土地を購入。学校建設のための物価をリサーチし、建設準備を進めました。２００７年１０月、カンボジアに拠点を移し、購入していた土地にスクール建築を始めました。建築開始から約1年後に建築が終了したが、この間、リサーチしていた頃と比べ、建築資材の高騰、また、様々な問題に遭遇した。道路拡張問題で住民間のトラブルがあり建築が５ヶ月間中止。また、土地名義問題が起こり、名義変更のために多額の経費を要しました。次から次へと起こる問題の解決に奮闘する毎日でした。それでも、親身に相談にのってくれた友人や知人、工事に携わってくれたカンボジア人の助けもあり、２００８年１０月、学校はやっと建ち上がりました。資金準備を始めてから２０年の歳月を要した。

校舎完成当時２００８年１０月

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