ウクライナ支援｜難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい

現在挑戦中のクラウドファンディング、「ウクライナ支援｜危機の長期化で困窮する女性や子どもたちに支援を」が終了まで３日を残した現時点までで、1,227,000円のご寄付を賜り、目標金額の100万円を達成することができました。ご支援くださった皆さま、応援くださった皆さまに心よりお礼申し上げます。

そして、未だに終わりの見えないこの危機の中で、困窮している女性や子どもたちを１人でも多く支え続けていくため、ネクストゴールとして150万円を目指すことといたしました。

終了時刻の21日（月）23時まで、どうか引き続きの応援を宜しくお願いいたします！

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明日、8月19日は「世界人道デー」です。

2003年8月19日にイラクの首都バグダッドの国連事務所が爆破され、セルジオ・ヴィエイラ・デメロ国連事務総長イラク特別代表を含む22名の職員が亡くなったことを受けて、国連総会で制定されました。人道支援のさなかに命を失った人々を悼むとともに、今なお世界中で人道支援を必要としている人たちへの国際協力の重要性を訴える日でもあります。

この日に寄せて、今日と明日は、ウクライナで人道支援活動にあたるスタッフの声をお届けします。

「愛、寛容、理解で世界が一つになりますように」

～CAREとともにオデッサで活動する、Yulia Hladkaへのインタビュー

Yulia Hladkaは、ウクライナのオデッサに拠点を置く女性主導のNGO「Winds of Change」の一員で、CAREと協力して現在の人道危機への対応に、女性がより参加するよう促進する活動をしています。 彼女に、紛争の激化が仕事に与えた深刻な影響と、増大するニーズの中で女性への支援を継続する計画について聞きました。

ー紛争は、 Winds for Change での仕事にどのような影響を与えましたか?

2017 年に、Winds of Change は、ジェンダーに基づく暴力の影響を受ける女性のための支援グループのメンバーによって設立されました。 それ以来、私たちは女性が従業員、指導者、他の女性のロールモデルとしてリーダーシップを発揮できるよう支援することに取り組んできました。

 

また、ロマの女性たちが集まって問題について話し合うことができるコミュニティ センターを設立し、その後、ペタレンサと呼ばれる社会縫製事業を設立しました。

 

紛争が始まって以来、オデッサの人々は多くの国内避難民（IDP）を受け入れてきました。 私たちは駅やバス停で人々に会い、社会的および心理的サポートを提供しました。 私たちは人道援助の公平な配分を主張し、2月24日から援助が集中していない遠隔地への人道援助を積極的に提供しました。

ー人道支援分野で女性が働くことの課題と強みは何ですか?

人道支援部門で働く女性として、私たちはストレスに強く、偏見を持たず、家族や個人の多様なニーズを考慮する必要があります。 また、特にジェンダーに基づく暴力のリスクがより高い地域（たとえば、道路の照明が暗い場所）では、男性の同僚よりも安全性をより意識する必要があります。

 

しかし、私たちには複数の強さの源もあります。 歴史的に、女性は家族の幸福を保証し、主な世話人として行動し、食事を提供するなどの責任を課されてきました。これは明らかに有害ではありますが、それはまた、子どもや家族を持つ女性のニーズを私たちが知っていることを意味します。 彼女たちはしばしば人道的災害の最前線にいます。

ーあなたは、女性グループが危機への対応で主導的な役割を果たすことを支援するプロジェクトである、CARE on Women Lead in Emergency に協力しています。 このプロジェクトにおける取り組みについて教えていただけますか?

私たちのプロジェクトは、ロマの女性を支援することを目的としています。 私たちはオデッサ地域のコミュニティを訪問し、権利擁護集会を開催し、ロマの家族の問題を特定し（たとえば、ロマの女子たちが教育や医療を受けられるよう支援するなど）、ロマの女性や女子たちと協力して、彼女たちの発言力とリーダーシップを強化しています。

ーあなたが一緒に働いているコミュニティについて考えてみると、いつも覚えている特定の人はいますか?

Olya Stepnovaさんは、自分自身と子どもたちへの支援を求めて「Winds of Change」に連絡をくれました。彼女は 5 人の子どもたちと 、13 人の子どもを持つ妹と一緒に小さな家に住んでいました。Olyaは学校に通っておらず、仕事を見つけるのに苦労していました。私たちは、Olyaと彼女の妹の子どもたちが質の高い医療サービスを受けられるよう支援しました。

 

現在、Olyaは、CARE と Winds of Change が主催するリーダーシップ スキルのワークショップに参加しています。 彼女は親切で責任感があり、自分のコミュニティであるグラダニツィ村の屋外で一日を過ごし、遊ぶ場所を求めているロマの子どもたちに新しい遊び場を作るのを手伝いたいと考えています。

ー今後 5 年間の Winds of Change の優先事項は何ですか?

来年の私たちの優先事項は、紛争のためにオデッサに移住する女性と子どもたちに緊急援助を提供し続けること、そしてロマの女性と国内避難民が新しいコミュニティに溶け込めるよう支援することです。 また、家庭内暴力や性別やセクシュアリティに基づく暴力の防止にも引き続き取り組んでいきます。 縫製ワークショップ「ペタレンサ」も継続していきます。

ー最後に、紛争の影響を受けているウクライナの女性を代表して、世界に向けてメッセージをひとつ挙げるなら何でしょうか？

私たちウクライナの女性は、平和、調和、思いやりの言葉で全世界に語りかけます。 共に苦しみを乗り越え、支え合い、誰もが尊厳のある生活を送れるよう努めてまいりましょう。力を合わせれば、世界をより良い場所にすることができます。「Winds of Change」を応援していただきありがとうございます。愛、寛容、そして理解によって、私たちの世界が一つになりますように。

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Yuliaや、Winds of Changeと力を合わせながら、CAREはウクライナ難民を支援すると共に、女性たちの権利や立場を訴えてまいります。引き続きの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

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