世界に一台のチェンバロがふるさと横手に届けられました!
ご支援いただきました皆様、
プロジェクトを広め、お支えくださった多くの皆様、
横手市にチェンバロを届けることができ、「ふるさとにバロック音楽ひろめ隊」一同心より感謝いたしております。
5月9日、10日、横手市と秋田市において、2本のフラウト・トラベルソとバロック・ファゴットによるアンサンブルと共に無事にお披露目コンサートを終えることがきました。
また、それに先立ち大仙市立大川西根小学校において、ワークショップ型のスクールコンサートを行い、子ども達にも新しいチェンバロに親しんでもらうことができました。
5月10日 秋田市でのリハーサル風景
名古屋の安達チェンバロ工房製作のチェンバロは、豊かな響きを持つとてもよく歌う楽器です。
5月5日に横手に到着し荷が解かれ姿を現したチェンバロに、関係スタッフ一同から笑顔がこぼれました。まさか装飾がされているとは思ってもいなかったからです。
少し専門的になりますがチェンバロの仕様は以下の通りです。
◆ルッカースタイプ フレミッシュ ラヴァルマン
二段鍵盤チェンバロ
GG-e3 8’×8’×4’396Hz-415Hz-440Hz 可変ピッチ
◆ 装飾 デザインアイデア安達正浩、デザイン画家 宮野裕子
秋田県出身の日本画家 平福百穂へのオマージュとしてデザイン装飾したもの。
・楽器側面 百穂風タッチの朝顔図にカタツムリと雨蛙
・蓋内側 横手市の花の一位に挙げられた桜を百穂の月と桜で装飾
・楽器全体は柿右衛門磁器風の濁手白で背景を塗装
こうしてここに世界で一台、横手にしかない楽器が生まれました。
皆様から目標金額の110%、330万円(readyfor様への手数料を差し引くと270万円)というご支援をいただきました。
総経費は315万円で残額は自己資金で賄いました。
内訳は
・チェンバロ本体 280万円
・運搬、現地調整、メンテナンス講習、製作者旅費など30万円
・その他諸経費 5万円
となっております。
「ふるさとにバロック音楽をひろめ隊」は、プロジェクトの成立をもって「バロック音楽ひろめ隊 Verein der Liebhaber der Barockmusik」に名称を変更いたしました。
若い人々を巻き込みながら新たな音楽の在り方を探る次なるミッションに取り組んでまいりたいと考えております。
今後ともご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。
「ふるさとにバロック音楽をひろめ隊」
代表 冨永芳憲
副代表 香取智子
事務局 佐々木憲子