【残り8日！】プロジェクトメンバーから皆様へ Vol.13

いつもご支援くださりありがとうございます。

センチュリー響は2019年に30周年を迎えました。楽団員も世代交代が進み、指揮者陣も様変わりしています。

オーケストラは生き物だと言われます。

指揮者が変われば、同じ奏者・同じ曲であっても全く違って聴こえる。たった１人メンバーが変わっただけでこれまでと音楽が全く変わる。

と同時に、何かが変わってもアンサンブルや響き、音色や楽曲解釈等、変わらずに保たれているものもあります。

個がもたらす影響・新しい風が運んでくる空気、それらを受け入れ《センチュリー》という響きは継承されていきます。

 

多くの演奏家には人生の転機となった演奏会があります。

音の表現者として舞台に立ちたい、同じ舞台にいられる事を幸せに思える。響きの記憶は深く心に刻まれ、その後の生き方をも指し示してくれます。

 

センチュリーを聴いて育った人材が、仲間として次世代へと響きを繋いでいく。オーケストラはそういう場所であり、そういう存在でなければならない。《センチュリーの響き》を求めて足を運んでくださる皆さんへ、次の30年に向けて音を磨く事が私達に課せられた使命だと日々楽譜に向き合っています。

 

これからのセンチュリーをどうぞ宜しくお願いいたします。

 

クラリネット  持丸秀一郎、吉岡奏絵