応援メッセージ③ 水澤 英洋 (国立精神・神経医療研究センター)

ケイロン・イニシアチブの外部顧問である、国立精神・神経医療研究センターの水澤 英洋さんより応援メッセージをいただきました。

留学の思い出―家族へのサポートの重要性―

私は1986年に米国、ニューヨークの北ブロンクスにあるモンテフィオーレ医療センターに留学しました。やや遅い留学だったのですが、そのお蔭か妻とちょうど1歳になる息子と3人で一緒にゆくことができ、家族は大きな支えでした。

到着の日にホテルの部屋で息子が初めて独りで歩くのを見て感動したことをよく覚えています。ニューヨークは日本人会もあり、奨学金を紹介してくれた相談相手もおられましたが、やはり身近で話が聞ける先達がいてくれると助かります。幸い同じ施設に日本人が複数おられ、ご家族包みのお付き合いの中で、異国生活にも自然となじむことができました。

研究者にも家庭があり、生活がありますが、研究費がサポートされても、家族のことまでの配慮は乏しいのが現実と思います。この時の経験から、私は安心できる家族との生活が研究への大きなサポートになると確信しています。

このたびのクラウドファンディングにより、多くの方々が有意義な留学生活をおくることができますようご支援をお願い申し上げます。