プロジェクトを立ち上げてから、たくさんの方に手をさしのべていただきました。

 

何かひとつ動き出すと、その求心力で新たな出逢いや体験が舞い込んでくるものなのですね。

 


とても魅力的な記者さんとの出逢い、
真摯に取材をしていただき、大きなスペースで記事を掲載していただきました!

 

記事の内容が、素敵すぎます...。感動で言葉になりません。

こんなにうれしいこと、なかなか経験できませんよね。

 


【 読売新聞 [地域 多摩]  2015年7月9日(木曜日) 掲載 】


 

以下、 記事内容 (全文)になります。

 

 

「病児に絵本を」支援の輪

 

 八王子市の絵本作家、楠千恵子さん(63)の新作絵本「チカチカとヘイヘイ」が出版されることになり、全国の小児がん病院などに寄贈される。一度は版元の倒産で、出版の計画は頓挫したが、長女が協力してインターネットの資金調達サイトで支援を呼びかけ、出版にこぎ着けた。楠さんは「絵本で子供たちを励ましてあげたい」と話している。


 この絵本は、深海の発光魚「チカチカ」と友達の底魚「ヘイヘイ」の物語。魚たちの希望の象徴だったチカチカの頭に付いていた発光器が光らなくなってしまい、代わりの明かりを探しに旅に出る。さまようチカチカを助けようと、砂に潜ってばかりいたヘイヘイも大海に飛び出していくという内容だ。


 楠さんは、10年ほど前、夫の正祐さん(64)の妹・美佐子さん(59)のがんが判明した際、闘病生活を支えた経験がある。美佐子さんは幸い重篤な状態を脱し、日常生活に復帰できたが、楠さんは人を思いやる気持ちがあるのに何もできないつらさを味わい、その思いを物語に込めた。絵は美佐子さんの闘病仲間だった画家のYUJIさんが描いた。


 絵本は、2007年に出版社が主催した絵本コンクールで金賞となり、出版されることになっていたが、間もなくこの会社が倒産。計画は宙に浮いたままになっていた。


 母親らのがっかりした姿を見て、長女の未央さん(33)がネット上で事業に必要な資金の提供を呼びかける「クラウドファンディング」のサイトに事情を説明。今年5月にこのサイト上で、「一度はつぶれた絵本出版を実現したい。がんと闘う子供たちに読んでもらいたい」という計画が掲載されると、支援者の申し込みが相次ぎ、半月ほどで50万円を調達することができた。


 200部を出版する予定で、そのうちの100部以上を全国の小児がん病棟、特別支援学級に寄贈する。寄贈計画を知った人からは「本を買いたい」という問い合わせもあり、楠さんは市販用の増刷も検討している。


 楠さんは「あきらめていたが、支援者のおかげで計画が実現できて夢のよう。子供たちを少しでも勇気づけられたら」と話している。
 

 

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