焼津の第五福竜丸事件を語り継ぐCD「そして私は」を制作したい!
支援総額
目標金額 380,000円
- 支援者
- 7人
- 募集終了日
- 2015年2月1日
第一章「あら祭り」
そして私は、 作:新(あら) 器量
この物語は、第五福竜丸事件のドキュメントを元にし、自らも福竜丸の
乗組員であった佐吉(架空の人物)の平和への願いの物語です。後戻りの
できない原子力の時代に、佐吉の目を通して皆で平和を考える為の物語です。
第1章「荒祭り」
ヤレキター!の声に祭りの神輿が大きく煽(あお)られる。照りつける太陽を潮風が横凪にし、担ぎ手の体から汗が散る。28歳の海で鍛えられた筋肉は、太陽の光を浴びて赤銅色(しゃくどういろ)に輝いている。8月の半ば、焼津荒祭りの神輿の担ぎ手である佐吉は、身を清めるための白装束をまとい屈強の男達と共にいた。今年もまた、妻のみすすずは佐吉のその姿を、取り囲む群衆の中から嬉しそうに見つめていた。「アンエーットン アンエーットン!」のかけ声と共に、神輿は大きくうねりを見せる。
~荒祭り~
1、男神輿(おとこみこし)が うねりを見せりゃ 浜の若衆に 汗の華
今日は吉日 東海荒祭り 真夏の陽射しに 潮風吹けば 男人情ひとすじに
2、女神輿(おんなみこし)に心をかさね 高草山に 駿河の海に
神よおわせと 御神子(いちこ)がいのる
この日良き日に すべての人の世に 女純情ひとすじに
「愛吉(あいきっ)さ~ン、正月開けのマグロ漁はまた一緒だなあーぇ。愛吉さんが一緒にいてくれりやぁーな、今度(こんだ)も大漁間違いねぇだ。ちいせえ時っから海のこたぁ、何でも教わってきたし、愛吉(あいきっ)さんと一緒なら、俺あ(おらぁ)安心して船に乗ってられらーぇ。これっからもよろしくたのまあーぇなぁー」。39歳になった愛吉は答える「おう!ほうだなぁ。佐吉、お前(おめぇ)もはあ一人前(めぇ)の漁師じやぁねーか。一緒に頑張らざぁー。楽しみだぁなあーぇ」。
そして佐吉は遠くのうみを見つめるように嬉しそうに言う、「日本中みんなが腹(はらぁ)空(す)かいて、「たんぱく質がたりねぇよ」なぁんてぇなのが流行り言葉になるくれえだで、俺(おらん)大漁の魚もってきてな、みんなに栄養つけてもらわにゃ~ン」・・・・・続く、
リターン
3,000円
「そして私は、」のCD1枚。名簿記載。
サンクスレター。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3000円の引換券に加え、名簿に名前記載&焼津のお土産名簿記載
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
10000円の引換券に加え、焼津のお土産。ギター教室体験券。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし