飲食店での飛沫感染の１因とされる大声会話防止のため音声警報装置開発

▼自己紹介

はじめまして、株式会社Ｅーパートナーズと申します。弊社は2009年１２月に福岡市百道浜に於いてベンチャー企業として立ち上げました。現在は福岡市、福岡県、中小企業庁が第3セクターで運営する福岡市システムＬＳＩ総合開発センター内に事務所を置いており近くには福岡タワー、paypayドームがある場所に位置し風光明媚な地区でもあります。弊社は「明るい未来への橋渡し」を理念とし企業活動を行って参りました。主にEL（electro luminesence)の企画開発事業が中心事業で、東日本大震災時には福島県に防犯用ＥＬベストを寄贈、福島県知事より感謝状を頂きました。また安心、安全を謳った製品は、その新規性・独自性から、福岡県及び福岡市よりトライアル製品の認定を受け、国土交通省からは新技術提供システムＮＥＴＩＳの登録製品として認定を受けております。今回の新型コロナウィルス（Covid－１９）も災害級の惨事と言われ、少しでも世の中に貢献できる製品が出来ないかと思い製品の開発を始めました。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

（microsoft Brig フリー画像より）

　弊社では普段は河川の安全対策製品の企画開発を行っております。各都道府県河川課、国土交通省所管の河川事務所に対し夜間の水位見える化を謳い営業展開しておりましたが昨年からコロナウイルス感染拡大を受け、行政との対面での提案営業が出来なくなり、その間弊社で出来る事が無いかと考え、コロナ禍再三に渡る時短・休業要請で廃業の危機に立たされている飲食業界を救いたいという思いから今回のプロジェクトを立ち上げました。

▼プロジェクトの内容

平成２８年度統計局の調査では、国内における宿泊飲食サービス業に類する事業所数は約６９万6千店舗あり、従事者の数は約５３６万２千人にものぼります。しかしながら今回のコロナウイルス感染拡大に伴う再三再四にわたる時短・休業要請により、廃業、または廃業を検討せざるを得ない店舗も増えており、正に瀕死の状態にあります。飲食店側も消毒液、新たな換気装置の設置、マスク着用のお願い、アクリル板設置など様々な対策を講じ感染拡大を食い止めようとしております。しかしながら、店側の努力だけでは対策に限界があり、そこで客側の行動変容を考えました。それが今回の音声警報装置です。人はお酒などが入るとついつい無意識のうち大声になり、飛沫が飛び散る原因にもなります。この装置はその様な客に対し装置から警報音、警報音声が流れ注意喚起を促す装置です。また客側にストレスを和らげるため装置の上部にはフィギュアケースを乗せ、今流行りのキャラクターを入れ、同時に音声もフィギュアに合わせ録音した音声を流す事も出来ます。これにより少しでも客に対し意識変容を齎すことで感染拡大防止を図ることを目的としております。

既にプロトタイプ製品は6月１日ＮＨＫでも紹介され、自治体からの予約も入っております。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　自治体によっては店のスタッフが店内を見回り、大声で話す客に対し注意するよう求めているところもありますが、そうした行為そのものが客の反発を招き、反って店側と客側とのトラブルにもなりかねません。

　こうした観点も踏まえ装置の傍には「この装置は飛沫が飛び散るような大声で会話した場合、センサーが感知し、警告音が流れます」などのステッカーをテーブルに貼る事、またフィギュアを

ケースの中に置くことで、よりソフトに見せる事が出来き無用なトラブルを防ぎます。また警告音が流れる事で他の客からの視線が集まり、それも行動変容へ繋がります。全国の飲食店では店側の対策も限界がある事から、今後は客の行動変容が求められるため、感染防止対策製品として普及するものと確信しております

【プロジェクト終了要項】

製作物    
音声警報装置

製作完了予定日    
2021年8月1日

製作個数    
装置100個

その他    
＜広報活動について＞
・実施予定月：2021年6月1日～2022年5月31日
・実施内容：ネタもとで各メディアへ情報発信をする