支援総額
目標金額 240,000円
- 支援者
- 44人
- 募集終了日
- 2019年8月11日
ピアノと調律師にこだわる理由
プロジェクトの概要ページで書ききれなかった事を書きます。
通常、コンサートホールの舞台の床は木でできていて、ピアノを置く位置で、音が全く変わります。
舞台の床下には梁がある部分とない部分があって、梁が通っている上に、ピアノの脚(金属のローラーになっている部分)が来るかどうかで響きは変わります。
また、ピアノから出た音が舞台の後ろや横の壁にどう跳ね返るかによっても、響きは変わります。
このように、左右に10cm、前後に10cm、あるいは脚のローラーの向きを客席側に向けるかどうか、そういう少しの差で、音の響きが全く変わるので、そのホール、その日の客席の埋まり具合、その日の演奏曲、その演奏者のコンディションなどによって、ピアノの位置を微調整して、ベストポジションを探っていきます。
ピアニストと調律師の信頼関係もそれぞれで、調律師の判断に全てを任せて置かれた位置から動かさないピアニストもいれば、実際に弾いて響きを確認しながら調律師と一緒に位置を決めるピアニストもいます。
私は5歳から18歳まで13年間クラシックのピアノを習っていました。ほぼ毎日ピアノを弾いていました。それでも、音楽事務所に就職した当初は、このピアニストと調律師のやりとりによる音の変化が全く聴き分けられませんでした。
それが、ある頃からか聴き分けられるようになったのです。多分、同じホール・ピアニスト・調律師と、同じ組み合わせで何度目かのコンサートに立ち会った頃くらいからの気がします。音楽事務所に在籍した8年中の6年目くらいにやっとだった気がします。
その時に初めて、クラシック音楽が、リアルな現場でどのように作り込まれているのが、自分の実感として体験できました。それまで私には理解不能だった、先輩マネージャーと演奏者の対話の意味も、理解できるようになったのでした。
「それがどうした?!」といえばそれまでの事です。
それは自分でも分かっているんですが、どうにか、この感覚を分かりやすくご説明したくて、何かしらの根拠をとたどり着いたのが概要ページの『133回のピアノのコンサートを担当した』という記述です。
自分が担当したピアノのコンサートの数を数えたのは初めてで、100回を大きく超えていたことに自分でも驚きました。
私は、こんな事を考えながら「最高のコンサート」になるよう準備しているという事をお伝えしたく、長々と書いてしまいました。
残り9日となりました。
どうか引き続きよろしくお願い致します。
リターン
500円
500円支援コース
ご支援金はサービス手数料を除いたすべてを公演制作費として使わせて頂きます。
【返礼】
・報告書とお礼状(共にpdf)をEメールで送付
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年10月
3,000円
3,000円支援コース
ご支援金はサービス手数料を除いたすべてを公演制作費として使わせて頂きます。
・当日配布プログラムにお名前記載(匿名可)
・プログラム、報告書とお礼状(すべてpdf)をEメールで送付
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年10月
5,000円
5,000円支援コース
ご支援金はサービス手数料を除いたすべてを公演制作費として使わせて頂きます。
【返礼】
・当日配布プログラムにお名前記載(匿名可)
・プログラム、報告書とお礼状(すべてpdf)をEメールで送付
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年10月
10,000円
10,000円支援コース
ご支援金はサービス手数料を除いたすべてを公演制作費として使わせて頂きます。
【返礼】
・当日配布プログラムにお名前を大きく記載(匿名可)
・プログラム、報告書とお礼状(すべてpdf)をEメールで送付
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年10月
30,000円
30,000円支援コース
ご支援金はサービス手数料を除いたすべてを公演制作費として使わせて頂きます。
【返礼】
・当日配布プログラムにお名前を特別大きく記載(匿名可)
・プログラム、報告書とお礼状(すべてpdf)をEメールで送付
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年10月