プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

日本とミャンマーの大学生が共同で製作したコンロを途上国に届け、毎日の調理で発生する煙による健康被害を解消したい!

 

はじめまして、高崎経済大学3年の堀米未来と申します。私たちは途上国における問題に関心があり、開発経済学を専門とする黒川研究室に所属しています。その中で、途上国では調理時のコンロから出る煙が健康にとても悪いことを知りました。

 

開発途上国は電気やガスなど、生活インフラが整備されていない地域が多く存在します。1世帯あたり1日1ドルで生活する人は世界で約25億人いると言われますが、そうした地域で使われるコンロは非常に燃料効率が悪く、たくさんの煙を排出しています。(※年間約430万人が煙関係の疾患や病気等で亡くなっていると言われています。)

 

そこで、「煙の被害に困っている貧しい人たちに安心・安全なコンロを届けたい」をテーマに、自分たちで製作したコンロ「TY-stove」を途上国に普及させるプロジェクトを立ち上げました。今回、その開発に伴う費用54万円が必要です。皆さま、どうかご支援よろしくお願い致します。

 

※参考:WHO 7 million premature deaths annually linked to air pollution

 

調理中の様子

 

 

ヤンゴン経済大学の学生とミャンマーのトワンテで        コンロによる煙の被害を調査。

 

私たちの目的は開発経済学の知識を応用し、自分たちで開発したコンロ「TY-stove」を途上国で普及させ、調理時の煙による被害をなくしていくことです。私たちは実際にミャンマーのトワンテを訪れ、まずは自分たちの目で現状を把握することに努めました。

 

また、ミャンマーを選んだ理由は途上国である他に、黒川研究室がミャンマーのヤンゴン大学サンダー教授と面識があったことが大きいです。これにより、ヤンゴン経済大学の学生たちと調査の準備から情報の共有まで、コンロの問題を一緒になって考えていくことができます。

 

■トワンテ(ミャンマー)

・ミャンマーは煙害による喘息の割合が世界第3位※

・コンロを使用する女性の平均寿命が64.7歳と途上国平均と比べて低い

・三石かまどの使用率が高い

※人口10万人あたりのぜんそくによる死亡数(年齢調整値):2012年 世界保健機関(WHO)

 

ミャンマー・トワンテで一般的に使われている「三石かまど」

 

赤ちゃんや子供が毎日有害な煙に晒されています。

 

私たちは2017年9月にミャンマーに渡航し、トワンテという地域にある3つの村109世帯で調査をしました。それぞれの家を訪れてみると、予想以上に黒い煙がたくさん出る中で、長時間調理をしているお母さんたちの姿がありました。

 

さらに、トワンテの住居には換気扇がありません。そのため煙が家中に充満し、調理しているお母さんだけでなく、一緒に住んでいる子供や赤ちゃんまでもが煙に晒されています。私たちもたった30分で息苦しさ、喉や目の痛みを感じたくらいです。

 

こうした環境の中、1日に2〜3回コンロで調理をしていると考えただけでも恐ろしいです。調査をしてみて、煙の被害が相当深刻であることを肌で感じることができました。

 

調査風景。109世帯のうち84%の家庭で「三石かまど」を使用しています。

 

現地での様子

 

貧困のスパイラルは人も環境も壊していく。

 

調査の結果、煙の被害を感じていると回答をした人のうち、病院に罹患することができない人が85%占めることがわかりました。少ない収入で暮らす貧困層は煙の被害を受けても、病院に行くためのお金を捻出することができません。

 

さらに、現地に入ってわかった問題もあります。それは薪や竹などの燃料のほか、注射器を燃料として使っていたことです。「三石かまど」から発生する煙の被害を受けている上、医療廃棄物である注射器を燃料として使うことは普通では考えられません。

 

こうして見てみると、開発途上国のコンロの問題は経済状況ともリンクし、その深刻度の高さを知ることができます。トワンテに住む貧しい人たちは、常に煙による健康被害と付き合いながら生活しているのです。

 

現地での調査の様子

 

注射器などのプラスチックを着火材として使用しています。

 

煙の被害で苦しむ現地の人たちに、環境的にも、経済的にも優れたコンロ「TY-stove」を届けたい!

 

黒川研究室では、『適正技術とデザインの投入で途上国を彩る』をコンセプトに、「ロケットストーブ」という調理用コンロの製作を進めてきました。今年9月、第1回目の調査でトワンテに訪れ、以下の2つの機能への強いニーズを確認しました。

 

1. 燃料効率の高く、燃料費を削減できる

2. 煙の排出が少なく、室内でも使用できる

(2017年9月のトワンテでの調査より)

 

そこで、今回のプロジェクトでは第1回目の渡航で得られたことを活かして、煙が出ない安全なコンロ「TY-stove」を製作したいと思います。来年1月に予定している第2回目の渡航では実証実験のため現地に十数台寄付し、実際にコンロを使ってもらう予定です。その後、改良を繰り返しながら完成に近づけていきます。

 

開発中のコンロ「TY-stove」

 

“煙が少ない安全なコンロ” 「TY-stove」

■由来

製品名の由来は、私たち高崎経済大学「TCUE」とヤンゴン経済大学「YUE」の学生が一緒になってコンロの問題を解決していくという想いから、T=TCUE、Y=YUEの頭文字を取り、「TY-stove」としています。

■詳細

少ない燃料で強い火力を出すことができ、燃焼中の煙がほとんど出ない「「ロケットストーブ」の素材や構造をベースとしたモデルです。ガソリンスタンドで手に入れられるペール缶(無料)を利用しています。

■強み

1. 火の大きさによらず煙がほぼ出ない。

2. 13分ほどで沸騰する

3. 三石かまどに比べ燃料効率が2倍以上。燃料への出費を今よりも半分に抑えられる

 

 

ライフスタイルに寄り添ったコンロをつくり、安心安全な生活を与えたい!さま、ご支援よろしくお願いします!

 

開発した「TY-stove」を普及させるためには、再度トワンテに渡航して活動を行わなければなりません。次回(2回目)は来年2018年1月に予定しています。さらに、2018年の夏に第3回目、2018年の冬に第4回目と続け、コンロの最終モデルを確立する予定です。

 

世界の貧しい地域ではコンロ一つで安心な生活を手に入れることができます。今回のプロジェクトをきっかけに、コンロが適正に使用されるようになり、調理で煙に悩むことのない健康的な環境をつくっていければ幸いです。その一歩に皆さまのお力をお貸しください。ご支援よろしくお願い致します!

 

マイルストーン

 

集合写真。トワンテの村の方々は調査にとても協力的です。

 

村の方たちと一緒に。

 

■資金使途の内訳

・「TY-stove」10個の開発費、輸送費:200,000円

・フィールドワーク活動費(現地協力者へのお礼、交通費など):100,000円

・諸経費(事務経費、製本・印刷費、専門家謝金など):160,000円

・その他(手数料など):80,000円

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合計 = 540,000円

 

リターンに関して

 

ご支援いただきました皆さまに、ミャンマーを少しでも感じていただきたいという想いから、現地の写真などのリターンを用意いたしました。調査終了後に郵送またはデータをお届けいたします。

 

 

 


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