「全国へ響き渡れ 電車と青春21文字メッセージ」結果のご報告
このたびは私どものプロジェクト「全国へ響き渡れ 電車と青春21文字メッセージ」にご支援ご協力ありがとうございました。
おかげさまで3月31日をもちまして事業を終了いたしました。
今回、皆さまから頂きました大切なお金は、作品募集、審査、結果発表費用に使わせていただきました。
長年続いてきました「21文字で青春を表現する」事業、一昨年、昨年に引き続き、今年もクラウドファンディングを行うことにより、滞りなく実施することが出来ました。
これまでの協力社のほか、あらたな企業様のご協力も得ました。
今回のリターン品には、地元・大津を舞台とした青春小説「成瀬は天下を取りにいく」の作者(宮島未奈さん)・作品(成瀬は天下を取りにいく)とのコラボも加わりました。
大津を舞台にした同青春小説をこの事業では応援をしており、小説の聖地巡礼となるリターン品企画を地元の皆さまの協力をえて採用し、大変好評を得ました。「青春」繋がりが、面白い化学反応を生みだしたといえます。
第1目標の21万円を達成後、ネクストゴールにも挑戦し 合計268,000円のご支援を頂き、まことにありがとうございました。支援いただいた金額もさりながら、お寄せ頂いた応援メッセージが何よりも私どもの背中を押して下さるものでした。みなさんからの「継続できることを願います」という趣旨の言葉は、大変な力になりました。
頂きました支援金は
★募集費用:作品募集用のポスター他製作費などとして 121,150円
★審査・表彰費用:審査員謝礼や表彰関係費などとして 133,045円
★入選作品発表費用:入賞入選作品発表展示や作品集制作費などとして 597,685円
★クラウドファンディング関係費用:返礼品の仕入れや送料などとして 92,326円
★通信運搬費など事務費:送料や各種資料作成費、消耗品代などとして 102,706円
クラファンの収入をこれらの経費の一部に充当いたしました。
今回の21文字メッセージ事業は、7月から作品募集を開始し9月30日で締め切り、全国各地や海外からもあり、併せて5,022の作品が寄せられました。1次審査で500作品に絞り、有識者による2次審査で100作品を選び、入選以上といたしました。
最終審査は俵万智さん(歌人)です。俵さんには第1回から最終審査をしていただいています。入選100作品の中から、俵さんが入賞21作品を選ばれ、そのうちの 知事賞・市長賞など 優秀賞5作品には、作品の講評を頂きました。以外の入賞作品から鉄道賞や勧学館賞に6作品を当プロジェクトで選考しました。
鉄道賞は、滋賀県内の全公共交通5社(京阪電鉄、近江鉄道、 信楽高原鐵道、JR西日本、比叡山鉄道)から贈呈していただきました。
京阪電鉄石坂線の駅数が21であることからから始まったメッセージ事業ですが、県内の鉄道各社様もこの取り組みに賛同し、募集や発表などにも多大な支援をいただくようになりました。今回の最優秀賞は「子ども切符を買ったこの手に10円の跡」。県内の鉄道会社にお勤めの駅務員の方の作品で改札口での交流を謳い「細やかな観察眼」が高く評価されました。
公共交通と文芸のコラボが、心安らぐ世界を目に見える形にしてくれたのかと思います。
この事業の特徴は、若い世代が関心を寄せて頂くことです。応募者としては、学校の国語の授業で取り組んでいただくことも増えて、中学高校生を中心とした10代の作品が半数を占めます。
次年度(第18回)も開催できるよう準備を始めます。公共交通という身近な舞台で繰り広げられる「青春」の描写。しばりは「文字の数と電車という場」だけで、青春という時代を自由に語り創作ができる21文字メッセージ、まだまだ知らない人が多いのですが、「お互いに笑顔の、心地よい人とのつながりを生む事業」になると信じて活動を続けていきたいと思いますので引き続きの応援よろしくお願いいたします。