ぜん息の子どもと親の負担を減らしたい。新しい治療法への挑戦
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寄付者
660人
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2018年1月31日

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2018年01月11日 20:04

インフルエンザと喘息

全国的な寒波となっており、冬らしい日々が続きますね。そしてそれと共に、巷ではインフルエンザが流行していますね。今回はインフルエンザと喘息についてお話しさせてください。

 

地域によって多少異なるでしょうが、現在は、A型、B型インフルエンザともに流行しています。A型の主流は大きく二つ、pdm09というタイプとA香港型というタイプがあります。B型の主流は山形系統です。pdm09は2009年に大流行したいわゆる新型インフルエンザです。その後、ワクチンが開発されたこともあり、当時より弱毒化しているようです。

 

2009年当時、非常に心配されたpdm09の特徴は、従来型のインフルエンザに比べて重症な気管支炎を起こすことでした。またぜん息合併例が多いことも心配される点でした。そこで日本小児アレルギー学会は2009年にワーキンググループを立ち上げて、pdm09と喘息の緊急全国調査を実施しました(私も委員として参加しました)その結果「喘息が重症だからといって悪化することはない」ことが判明し、ちょっと安心した次第です。

 

一方で、従来型では脳炎などの神経合併症が特徴だったのですが、pdm09はぜん息があろうとなかろうと、あたかもぜん息大発作のような呼吸器症状を引き起こすことが特徴と分かりました。しかも、従来型より気管支の奥でウィルスが増殖するため、鼻から綿棒を入れて検査をしても陽性に出にくいのです。

 

従って、例えば今、私が診察室で、発熱とぜん息のような症状を来した乳幼児を診察した時には、検査が陰性(もちろん発熱から12時間以上経過してからです)でもpdm09のインフルエンザを疑って、ぜん息治療に加えてインフルエンザ治療薬を使うことがあります。

 

これからさらに本格的なインフルエンザ流行期に入ることが予想されます。一度かかった方も別のタイプのインフルエンザにかかるかもしれません。手洗いとうがい、そしてマスクの着用を心がけましょう。ワクチンもまだ間に合うかもしれないですよ。

ちなみにですが、くしゃみは咳の数十倍のウィルスをまき散らすと言われています。咳・くしゃみエチケットにも気をつけたいですね。

 

病院にて、資料などで日々新しい情報や調べものを

 

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