エルパシートの床

クラウドファンディング、いよいよ残り１週間を切りました。

皆様、本当にたくさんのご協力を有難うございます。

 

 

 

今日はちょっとエルパシートにまつわるお話を書かせて頂きます。

 

 

 

エルパシートの内装。

改装するにあたって一番悩んだのは床をどうするかでした。

 

エルパシートの床はちょっと変わっていて昔の学校の教室の床のような懐かしい素材の床です。

 

 

ダンススタジオは床が命。

最初は絶対張替えが必要だと思っていました。

 

 

ダンスを踊るためには床の凹凸があってはならないし、特にサルサはヒールで踊る方も多いのでヒールが引っかかってはいけません。

そしてターンをするので足に負担をかけないように

程よく滑る床が必要です。

 

また、ヨガ教室などをするのに清潔感がないとヨガマットを敷いて座るのに抵抗があります。

 

床に妥協したくない私の思いを内装を担当してくださった

レーンスケープの渡邉さんは汲み取ってくれました。

 

 

その上で、でもこの物件のいいところはこの床。

今はあまりこのタイプの床がないから

この床が雰囲気があっていいと思うしこれを生かさないともったいないよ。

とアドバイスをしてくれました。

 

そして、提案してくれたのが今の床を残しつつ、ダンスをするのに支障がない床に改修する案でした。

 

まず、当時は床に大きな凹凸がたくさんありました。

そこをまずやまぶき工藝社の永田さんが一個一個埋めてくれました。

 

 

 

そしてその上から全体を削って凹凸をなくしました。

 

 

 

（削って綺麗になった床）

 

 

その後、板と板の隙間の溝の部分を木屑で埋めて

上から塗料を塗り、

 

 

さらに溝が目立たなくなるまでニスを何度も何度も塗って頂きました。

 

 

こうして本当にたくさんの工程を経て、今のエルパシートの床が出来上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

多分、普通に張り替えるよりもよっぽど手間がかかり、

面積が広いが故にとても大変な作業で、

作業をしてくださった渡邉さんをはじめとするお手伝いをしてくださった皆様には本当に地道な作業でたくさんご迷惑をおかけしたのですが、

エルパシートをプレ・オープンしてから嬉しい出来事がありました。

 

 

現在私のサルサレッスンに通ってくださっている方が

エルパシートの床を見て

 

 

「わ〜〜〜この床、懐かしい！」

と嬉しそうに言いました。

 

話を聞いて見たところ、

その方はなんともう何十年も前に今井さんのお父さんが運営していたエルパシートのあるビルの３階のジャズダンス教室に通われていたそうです。

 

 

「３階のジャズダンスのお教室と全く同じ床だ｜懐かしい！」

と喜んでくださりました。

 

 

 

その方に聞いたところ今井さんのジャズダンス教室は多分沼津で１番（もしくは２番目）にオープンした最初のジャズ教室だったんじゃないかしら？と

教えてくれました。

 

 

最初に私がこの物件に運命を感じたのは３階が元ダンス教室だったことを知った時でした。

 

 

 

 

 

エルパシートの床が繋げてくれた素敵なストーリー、

なんだか嬉しくなりました。

 

みなさんが苦労して改修してくださった床、

これからも長く大切に使わせて頂きたいと思います。

 

 

 

 

クラウドファンディングも残り6日となりました。

最後まで皆様のご協力、宜しくお願い致します。