プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

10月5日よりスタートした当プロジェクトですが、開始4日目の10月8日、早々に目標金額を達成しました!!クラウドファンドでのお願いは二度目ということもあり、不安はあったのですが、ご支援くださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

 

現在、執筆のための資料読みや打ち合わせを重ねているのですが、やりたいことがどんどん膨らんできておりまして。恐縮なのですが、ネクストゴールを設定させて頂くことにしました。

 

ネクストゴールを達成することで、取材の充実ならびに英語版の準備・制作を行えればと考えております。具体的には、前回クラウドファンドのおかげで発行できた書籍「大麻という農作物」と今回の「麻の葉模様」の書籍の英語翻訳を行い、電子書籍化をしたいと考えております。日本人が築き上げてきた、世界でも類を見ない独自の文化を海外に発信したいと思います!!

 

引き続き、何卒よろしくお願いします。

 

2018年10月10日追記

大麻博物館 高安淳一

 

日本人にとって、身近な存在だった「農作物としての大麻」に関する情報を発信!

 

2001年、栃木県那須で開館した、大麻博物館という小さな博物館を運営している館長の高安淳一と申します。「え、大麻?」という方も少なくないかも知れませんが、大麻は単に「違法な薬物」ではありません。日本人の営みを長きに渡って支え続け、ご神事にも不可欠な存在であり、栃木が、そして日本が誇るべき「農作物」です。大麻博物館では開館以来、様々な形で情報発信を行なってきました。

 

クラウドファンディングは二度目の挑戦になります。2年前、みなさまにご支援頂いたおかげで「大麻という農作物〜日本人の営みを支えてきた植物とその危機」という、当館にとって大切な一冊を出版することができました。世間の誤解や偏見は依然として強く、「農作物としての大麻」の存続の危機という状況が回避できたとは言えませんが、書籍をきっかけとして危機感を共有していただける方は確実に増えたと実感しています。本当にありがとうございました。

 

今回は「農作物としての大麻」をさらに多くの方々に知っていただくためにも、「麻の葉模様」についての書籍をつくるプロジェクトを立ち上げさせて頂きました。再びのお願いで恐縮ですが、ご一読いただけると幸いです

 

*かつて大麻と言えば、大麻の繊維「精麻」を指しました。
*かつて大麻と言えば、大麻の繊維「精麻」を指しました。

 

     *大麻博物館が開催している講座の様子

 

麻の葉模様、そのモチーフと驚くべき広がり

 

麻の葉模様は正六角形を重ねたデザインで、現在も根強い人気のある和柄です。江戸中期に歌舞伎装束として使われたことから爆発的な流行を迎えました。乳児が麻のように丈夫に早く成長してほしいという願いを込め、赤ちゃんの産着の定番でもあり、日本の伝統文化に少しでも関心がある方にとっては、あまりにも有名な模様です。

 

改めて、この模様を掘り下げてみようと考えたきっかけは、地元のスーパーマーケットでのことです。飲料や食品のコーナーを何気なくうろついていると、パッケージデザインにかなりの数の「麻の葉模様」を見つけました。着物や和雑貨以外にも用いられているのは気づいていたのですが、その数と広がりに驚きました。そこでSNS上で「麻の葉模様を見つけたら教えてください」と投稿したところ、多くの反応を頂き、交通機関やインフラ、店舗デザイン、アパレルをはじめ、ありとあらゆるところにこの模様が用いられていることが分かりました。さらには「asanoha」という名前で、多くの海外の方が関心を持っていることも知ることができました。

 

麻の葉模様のモチーフは「農作物としての大麻」です。この模様目にしたことのない日本人はいないと思いますが、「麻の葉」が「大麻」と知っている方は多くはないと想像します。誤解や偏見が常につきまとう「農作物としての大麻」ですが、日本人の営みを支え続け、生活に身近な存在であったという記憶を現代に伝える象徴が「麻の葉模様」と言えるのです。こういった知識が日本人の常識となってほしいと、大麻博物館は考えます。

 

*産着に用いられた麻の葉模様

 

*麻の葉模様のモチーフである大麻の畑

 

 

なぜ、このデザインは800年もの長い間、日本人に愛され続けているのか?

 

実は「麻の葉模様」に関して、残された文献や資料は多くありません。その正確な由来や経緯など、分からない点も少なくないのですが、調査の結果、鎌倉時代に活躍した仏師、快慶が手がけた十大弟子像の一つ「優波離尊者像」の足元に見られる麻の葉模様が、現存する最古の麻の葉模様であるという確信はつかめました。また、興味深い事実も次々と浮かび上がってきています。

 

模様の変遷を丁寧に追いかけ、日本の伝統文化に造詣の深い方々に加えて、幾何学やデザイン、仏教美術といった分野の専門家の方々への取材などを交えることで、なぜ麻の葉模様が800年もの長い間、日本人の感性に訴え続けているのかという謎を解き明かす、知的好奇心を刺激する、ビジュアル要素の多い一冊にしたいと考えています。

 

<書籍の概要>

・完成予定日:2019年1月

・制作主体:大麻博物館

・仕様:B5版/約100ページ/フルカラー

 

*大報恩寺、優波離尊者像の足元に残る「最古の麻の葉模様」
(10月より、東京国立博物館で開催される「大報恩寺展」で鑑賞できます)

 

 

麻の葉模様、そして「農作物としての大麻」に広く関心を持っていただけるよう、ご協力をお願いします!

 

800年もの長い間、日本人の感性に訴え続け、現在も広がりを見せている「麻の葉模様」。大麻という農作物への誤解や偏見を解消していくためにも、こうした書籍の出版は非常に重要な取り組みだと考えています。

 

今回も自費出版の予定ですが、新たな取り組みとして、前回の書籍ではハードルが高く諦めざるを得なかった出版取次を通しての全国書店の流通を視野に入れています。麻の葉模様、そして「大麻という農作物」に広く関心を持っていただけるよう努力したいと考えます。

 

みなさまのご協力をお願いします!!

 

 

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2019年1月31日、出版物を2000部発行したこと、リターンを全て完了させたことをもって、プロジェクトを終了とする。
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