【eltanin “日本初”の単独公演】日本の舞台制作を変える挑戦!

【eltanin “日本初”の単独公演】日本の舞台制作を変える挑戦!

支援総額

1,281,000

目標金額 1,200,000円

支援者
109人
募集終了日
2019年5月30日

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2019年05月05日 08:00

大宮大奨「アートと仕事の間にダンスがあれば・・・」

インタビューシリーズ、第2弾は大ちゃんこと大宮大奨(おおみやだいすけ)です! 彼とは浦沢直樹さんの漫画を舞台化したシディ・ラルビ・シェルカウイ振付演出の『PLUTO』という作品で共演したのがきっかけで出会いました。

 

彼は何と言っても唯一無二のイマジネーションあふれるムーブメントが魅力です。一度見ていただければダンスを詳しく知らなくても「この人はすごい!」とわかってもらえると思います。それだけの説得力のある踊りをする人です。

 

ぜひ直接劇場へ彼の踊りを目撃しに来てください!

 

 

 

 

元々はタップダンサーなんですよね?

そうです。東京に熊谷和徳さんという自分のタップの師匠がいて、その東京や出身地の岐阜、あとは名古屋にある自分が好きなスタイルのスタジオでやっていたんですけれども、熊谷さんの影響でニューヨークに行きたいなと思って。18歳の時にニューヨークに行きました。2006年の10月28日でしたね。

 

 

そこからコンテンポラリーダンスやストリートなど他のジャンルをやるようになったきっかけは?

ニューヨークにいた時に、セヴィオン・グローバーさんというとても有名なタップダンサーが開催した大きいオーディションがあって。ニューヨークのタップダンサーのコミュニティーはそんなに大きくないので、日本人や現地の人を含め自分の先輩や友人たちもたくさん受けに来ていたんです。その中で自分だけ受からなくて、それがとても悔しくて。当時23〜4歳くらいだったと思うんですが、やさぐれてしまって(笑) それを機に「タップダンスってどうなんだろうか・・・」と思うようになったんです。その時に笠井瑞丈さんというダンサーがニューヨークにタップをやりに来ていて、彼に「大ちゃん他のダンスもやってみたら?」と言われて。足先だけではなくて体全体を動かすのがとても面白いなと思うようになったんです。その時点でニューヨークに来てから4年くらい経っていたんですが、タップとそれ以外のダンス、どちらをこれからやっていこうかと考えて。ダンスにしようと決めました。

 

 

心境や環境など、どんな変化がありましたか?

場所が変われば人が変わるというか、タップダンサーのコミュニティーから距離をとったことで出会う人が変わったし、世界が広がりましたね。そのおかげで笹本龍史くんにも出会えたし。自分の中の色々なものを天秤にかけてしっかりと判断したことはとても良かったと思っています。今までもこれからも、心が自然に選ぶ方に従っていきたいです。もちろんダンスが前提にあって竜くんやラルビ(シディ・ラルビ・シェルカウイ)にも出会えたわけですが、そういった人生の歩み方を学んだのはすごく大きかったと思います。ああ、そういうことが人生の選択肢なのか、と。

 

 

ご出身の岐阜やニューヨークにいた時と比べて、東京に来てから変わったことはありますか?

東京にいるときは感覚が閉じているように感じます。人に対してもオープンになれないというか。英語が得意なわけではないんですが、海外の人たちと一緒にいるときはあまり飾らない自分でいられるんです。適応能力は高い方だと思うので、逆に日本にいるときはやはり日本語がわかるので周りの空気まで読んでしまうんですよね。人と対面していて、「こう言ったら失礼かな」と思ったり相手に合わせてしまう。もしかしたら相手を必要以上に「見よう」としているのかもしれません。

あと、人混みが嫌いなので閉じている部分もあると思います。サングラスをしたり、ヘッドフォンをしたり、何かフィルターがないとしんどいですね。最近ヨガもあまりやっていなくて、とても「人間」な状態なので、普通にイライラしちゃうんですよね。ヨガをやっている時期は、抜けてしまうというか、自分を俯瞰できるのですがそうでないときはすごく自分とダイレクトに向き合わないといけない。そんなに心が弱いわけではないんですが(笑) これは、都会にいてすごく変わった部分だと思います。

それでも、「面白いことを求める自分」はずっと変わっていない部分だと思います。楽しいと思うこと、面白いと思うことなど、自分が興味があることへのリアクションは昔から変わっていないかもしれません。

 

 

東京都いう場所についてはどんな印象をお持ちですか?

自分の中では、東京も他の地方都市も同じだと思っています。東京が「いろんなことが起きている場所」だとは僕は思わないんです。特にクリエーションの起こりかたとして、パッケージがある中で「当てにいっている」と思うので、とても商業的というか商品としての考え方ばかりだと思うんです。まぁ当たるのはいいんですけども・・・。そういったメインストリームから外れたところでも、例えばダンスで言えば「下手だけど面白い」みたいなのがあまり好きではないです。やっぱり踊れる人たち、フィジカルがある人たちの方が可能性がある気がしますし、そういう人たちがもっとチャレンジしていく必要はあると思います。

 

 

 

 

これから先、どんなことをやっていこうと考えていますか?

アートと仕事の間にダンスがあればいいな、と考えています。あまり舞台作品を作ることには興味がなくて、映像の中にあるダンスの方が面白いなと思っています。振付をするのであれば例えばTVコマーシャルだったり、最終的には映像の監督をやりたいです。ダンスを使った映像に関わっていきたいと思っているんですが、今の日本には本当にダンスを理解して映像を作っている人が少ないので。自分がダンサーとしてそういった作品に参加するときも、納得がいかないことも結構あります。「なぜこんな編集するんだろう?」と思ったり。そういうことをなくすために、自分で映像を作っていきたいです。ダンスはずっと続けていきたいと思っていますが、やっぱり好きな音楽をかけて自由に踊るのが楽しいので、ずっと仕事として続けるかどうかはわからないです。40歳ちょいくらいになったら田舎に住みたいですし、ダンスに固執はしていなくて、今自分の体が動くのでダンスをやっているのかなと思います。あくまで人生のステージの一つとしてダンスがあると思っています。

 

 

将来、東京という場所はダンサーが食べていける場所になるでしょうか?

なると思います。人任せにしなければ。自分のことは自分でやらないと世界は広がらないですよね。ダンサーでもアーティストでも、今は「僕こういうことができます!」という売り込みがしっかりできる人が強いと思います。現代では仕事でクライアントと我々アーティストの間に入る大手の広告代理店やエージェントが実質的に現場で何かをやってくれるわけではないですし、自分でできる、というのは重要ですね。自分がプロデューサーやディレクターやクリエーターになれるというのが大事。しっかり売り込みをやって、自分がどんなことができるのかを証明したり、自分の作品レベルが上がっていけば周りが動くと思うので、若いからとかは関係なくて他人を説得できるほどのレベルに達していないだけだと思いますよ。もちろんどんな人に売り込んでもらえるかも重要ですが。年齢関係なく、我々も若手ですが作戦を立てることは必要だと思います。

 

でも、スピードは遅いかもしれないですが、いい方向には変わっていっていると思いますよ。竜くんがクラウドファンディングをやっているのもその一つだと思いますが、これだけ人が動いているわけですから。希望はあると思います。

 

photo: Yoshihiro Saeki

 

大宮大奨(おおみや だいすけ)

18歳よりNYを拠点に活動。2013年伊インターナショナル・ダンス・フェスティバルにて日本人初新人振付家として優勝。2014年アメリカNYにてジェイディン・ワン・アワード受賞。2016年シバナンダヨガ講師資格取得。2017年ドイツInternationales Solo Tanz Festivalファイナリスト。帰国後、日本を拠点にパフォーマー、振付家としてシディ・ラルビ・シェルカウイ、インバルピント/アブシャロム・ポラック、エラ・ホチルド、辻本知彦、森山未來、大植真太郎、柳本雅寛、長谷川寧などの作品に出演、振付をする。国内外で数多くの映像作品に出演、田村祥宏監督作品「Wheelchair Dance」、Braden Lee 監督作品HWLS「005」、Jacob Krupnick監督作品Pillar Point 「Dreamin`」

リターン

8,000


<限定15名>横浜ダンスコレクション「AFTER RUST」舞台動画配信

<限定15名>横浜ダンスコレクション「AFTER RUST」舞台動画配信

・サンクスメッセージ
・「AFTER RUST」の動画を限定公開

※約30分に及ぶ作品「AFTER RUST」をご支援者様のみに配信いたします。2019年6月末まで何回でも視聴可能です。

申込数
14
在庫数
完売
発送完了予定月
2019年6月

10,000


鈴木竜とeltaninの初単独公演を応援

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・サンクスメッセージ

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。

申込数
28
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

8,000


<限定15名>横浜ダンスコレクション「AFTER RUST」舞台動画配信

<限定15名>横浜ダンスコレクション「AFTER RUST」舞台動画配信

・サンクスメッセージ
・「AFTER RUST」の動画を限定公開

※約30分に及ぶ作品「AFTER RUST」をご支援者様のみに配信いたします。2019年6月末まで何回でも視聴可能です。

申込数
14
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完売
発送完了予定月
2019年6月

10,000


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・サンクスメッセージ

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。

申込数
28
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月
1 ~ 1/ 10

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