やりたいことを仕事にする

 

 

好きなことをやってるんだから給料が低くても良いじゃん。

 

あなたの経験になるから、今回の企画はノーギャラで参加してね。

 

 

こういった言葉を何回言われたことか。

 

違う。

 

違うんです。

 

学生でプロになるための勉強中ならともかく、我々はダンスを職業としていてそれでご飯を食べて家族を養っています。僕もプロとしての覚悟とプライドを持って仕事をしているので、そういった案件はお断りするようにしています。

 

どうしても、「仕事=やりたくないことを我慢してやること」と捉えている人が多いように感じます。これは、絶対に違うと僕は思います。ここがねじれてしまっているから、冒頭のような「好きなことをやる=お金にならない」と思ってしまうのです。

 

もちろんプロとしてやる以上、全てが自分のやりたいようにできるかというとそうはいきません。しかし、自分が与えられた環境の中でいかにベストを尽くし、そして楽しむか。これはどんな職業でも同じことですよね。それができる人間には次のレベルへの階段が自然に現れますし、目の前のことに全力で取り組むことができれば進むべき道は絶対に見えてきます。好きなことを仕事にする。これはこれから色々な仕事がAIにとって代わられ、社会にとって必要な人間の絶対数が減っていく中でとても重要なことです。人間でなければできないことを、やらないといけないのではないでしょうか。

 

今回の公演で一緒に仕事をしてくれるスタッフ・出演者たちも、みんなその道のプロです。「この人でなければできない仕事」ができる最高の職人たちに、とんでもなく申し訳ない金額でお仕事をお願いしています。たくさんの方々のご支援のおかげで目標金額を達成し、採算ギリッギリラインにはとりあえず到達しましたがまだまだ諸外国の水準には程遠いです。全てを一気に変えることは不可能でも、一円ずつ。本当に少しずつでも改善していきたいですし、この点において「常に上を見る」ことは絶対に忘れないようにしたいと思っています。「この額でやってくれる人がいるからこの予算規模でいいやー」とは、絶対に考えません。これから先、絶対に改善していきます。

 

残り11時間で今回のクラウドファンディング活動のご支援を募る部分は終わります。その後もご支援いただいた皆様とのリハーサル見学会やリターンの送付など、そして6月末には本番が待っています。ご支援いただいた皆さん、観客の皆さん、そして関わる全てのスタッフに「関わってよかった」と思ってもらえる作品にできるよう、これからの1ヶ月、すべての力を新作のクリエーションに向けたいと思います。

 

少しでもこの舞台芸術のプロが働く環境を良くするために。残り11時間の最後の一押し!を、どうかよろしくお願いいたします。

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