こんにちは。
みなさま、GWをいかがお過ごしですか?

さて、前回ご紹介したyahoo記事の中でも少し取り上げて頂きましたが、
実はトランプ政権の意向が、ネパールの女性たちに
大きな影響を与えてしまう
…ということを今日はご紹介できればと思います。

アメリカが共和党政権になるたびに、私たちが恐れている政策があります。
それは「メキシコ・シティ政策」、通称「グローバル・ギャグ・ルール(口封じの世界ルール)」です。これは、人工妊娠中絶に関連するサービスやカウンセリングを行う米国以外のNGOに対して、米国政府からの資金援助を一切禁止するものです。対象には、中絶が合法化されている国における活動も含みます。

一時期「女性の生命や権利に直結するものなのに、男性ばかりで決めている!」という写真が、ネット上などでも騒がれていましたよね。
(写真参照:https://www.thenation.com/article/trumps-anti-abortion-order-is-actually-likely-to-increase-abortions/

この政策のそもそもの根幹には「中絶反対」というところから始まっているのは確かなのですが、上記の記事にもあるように、この政策は中絶を無くすどころか、中絶が増える危険性さえあるということです。

つまり、アメリカからのファンドがカットされることにより、避妊など家族計画サービスへの資金も止まってしまい、その結果、望まない妊娠や、安全でない中絶がより多く行われ、女性たちの健康や生命が脅かされてしまうということが起こりえます。

まずは中絶をしないためにも、家族計画や性感染症などを含む、リプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)へのしっかりとした啓発活動やサービスが必要とされています。そして中絶は望まない妊娠の最終手段ではあります。しかし中絶のサービスが無くなると、なにが起こるかと言うと、合法ではない、危険な中絶を行う女性が増え、その結果命を落としてしまうということも少なくありません。

私たちの長年の現地パートナーNGOであるIPPFネパール(Family Planning Association of Nepal: FPAN)も、大きな金額を米国政府からもらっていますが、もしこれらの資金が止まると、非常に大きな影響が出ることは必至です。

大国の意向によって、女性たちの健康や命が脅かされる状況があってはならないと思います。

ジョイセフとしても、このグローバル・ギャグ・ルールに対する反対声明を出しています。
https://www.joicfp.or.jp/jpn/2017/01/25/36356/

 

そしてこのような状況下、ネパールの女の子たちには、自分たちの身はきちんと自分で守れる知識と環境をつくっていきたいと思います。みなさまからのご支援、引き続きどうぞよろしくお願い致します。

 

インプラントと呼ばれる避妊方法で家族計画サービスを受ける女性

 

ネパールの女性たちの健康や命が脅かされないためにも、適切なサービスを届ける必要があります

 

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