ネパールと言えば、エベレストなどのヒマラヤ山脈が有名ですが、
飛行機の中からや、天気の良い日などに見えるヒマラヤ山脈は
本当に感動ものの素晴らしさです。


ネパールは大きく分けて3つの地域に分けられ、
タライ地域と呼ばれるインドとの国境付近の平地エリア、
首都のカトマンズを含む真ん中の丘陵エリア、
そしてヒマラヤ山脈を含む山エリアです。

ただ、私が未だに納得がいかないのが”丘陵”エリア。

私にとっては、どうしても”丘陵”には見えず、「山」なのです。

丘陵エリアに位置する首都のカトマンズ市は、既に標高1300mあります。
そしてちょっと近場の山を上がっていくと、2500mあったりします。

(そして、なぜこんな山の中腹やてっぺんに…!と驚くくらいの場所に、

沢山の集落があったりします)

しかし、それらはネパール人的には「山」とは認識されていないようです…。
あくまでも「HILL」、つまり「丘陵」らしいのです。
つまりは年間を通して雪をかぶっていないと、「山」にはならぬ模様です。
 

確かにヒマラヤ山脈のような山々がある国としては、

2000~3000m級の山は、まだ「丘陵」なのかもしれません。うーん。

 

そして、そのようなエリアで多い女性特有の疾患があります。

それは子宮脱という、子宮が下降し、膣から飛び出してきてしまう疾患です。

子宮脱は、経産婦に起こりやすいのですが、
特に多産や、出産後早いうちから力仕事を行ったり、
重いものを持ち上げたりする重労働を行う女性に多い疾患です。

丘…と言えども、日本人的に見たら十分「山」である地域で、
重い薪などをしょって歩いていたり、畑仕事をしている女性は多いです。

子宮脱も、早めに処置をすれば、ひどくなることはないのですが、
放っておくと、どんどん症状が進んでしまいます。

 

地震後の緊急支援で移動式クリニックを行っていたのですが、

子宮脱の症状の女性を何人も見ました。

その大半が、以下のような理由で、受診を長年していませんでした。

 

1.クリニックへのアクセスが遠い

2.婦人科を受けることに抵抗があった

3.自分の症状がなにか分からず、クリニックに行くべきなのかが分からなかった

 

もし、「子宮脱」という症状や、クリニックで受診することの重要性を知っていたのであれば…。それ以前に、子宮脱にならないために気をつけるべきことを知っていたのであれば、症状は進まなかったかもしれません。

 

こうした女性特有の疾患は、女性は若い頃から知っておくためにも、

女の子たちの教育は大切です。

子宮脱の場合、このようなリングペッサリーを膣内に装着し、子宮を固定させます

 

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