「ちいさな音楽家サポーター」プログラム　マンスリー（毎月寄付）会員

エル・システマジャパン創立10周年の今年、新たに2つの拠点が加わることになりました！

今回は、2022年5月18日に連携協定を締結した大阪府豊中市の【豊中みんなの音楽教室】をご紹介いたします。

豊中市では、南部地域において人口減少、少子高齢化が進み、また生活・学習課題を抱える子どもの支援や公共施設の老朽化など新たな課題に直面しています。エル・システマジャパンでは、こうした課題への一つの手段として、「エル・システマ」の音楽プログラムを実施することで、未来を担う子どもたちが夢や希望を抱き、地域が一体となり活力あるまちづくりや、市が目指すSDGs未来都市の実現に寄与するのではないかと考え、協定締結に至りました。

名称は、「豊中みんなの音楽教室」。

来年開校する庄内さくら学園の児童のための多様な放課後プログラム「まちごと暮らスクール」の一環で行われます。

（「まちごと暮らスクール」は音楽のほかにも、スポーツ、eスポーツ、プログラミング、食、ものづくりと多彩な体験ができるプログラムになっています。）

指導者は、豊中市とかねてより「音楽あふれるまちの推進に関する協定」を結んでいる日本センチュリー交響楽団さんの楽団員、またはセンチュリー・ユースオーケストラのメンバーの方々が主に担います。

7月23日には、庄内さくら学園校区の豊中市の庄内小学校、野田小学校、島田小学校の児童を対象に、「まちごと暮らスクール」の体験会が行われ、バイオリン教室を開催しました。

初めて触るバイオリンにみんな、興味津々!

「きらきら星」があっという間に弾けるようになった児童も！

１時間ほど練習して「他の曲も弾いてみたい！」とすっかりバイオリンと仲良くなった児童もいました。

バイオリン教室の後半では、ベートーヴェン作曲交響曲第９番のメロディー「喜びの歌」での合奏体験も行われ、会場の皆さんにご披露。会場からは盛んな拍手が送られました！

参加した子どもたちからは、

「指を置く場所が違うと、音が違っておもしろい、」

「最初は変な音が出てたけど、きれいな音がでると気持ちよくて楽しくなってきた。バイオリンやってみたいと思った。」

と、体験会を楽しんでもらえた感想が聞けました。

体験会を経て、秋からは教室が開講されます。

私達も子どもたちに出会えるのを楽しみにしています。