フィンランドで日本の木のおもちゃの魅力を伝えたい

フィンランドで日本の木のおもちゃの魅力を伝えたい

支援総額

637,000

目標金額 500,000円

支援者
28人
募集終了日
2023年3月31日

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2024年01月19日 01:03

長野・木曽おもちゃ美術館でフィンランドと日本をつなぐイベントを開催!

みなさんこんにちは!

新年のご挨拶が遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。日本では災害と痛ましい事故があり、どうしておめでたい日でさえもこれほど悲しいことが起きてしまうのだろう、と心が痛みました。被災された方や事故に遭われた方には、心よりお見舞いを申し上げます。このニュースを見てから、今年をどんな年にしていけるかを考えることになり、私にできる「木のおもちゃと遊びで人と心と繋がり、ささやかな時間でも一緒に笑顔になること」を、より一層心を込めて実践していきたいと思うようになりました。

 

先日1月13日(土)には、昨年の末から温めていたイベント「フィンランドから学ぶ 木育×子育て」を、長野県木曽町にある木曽おもちゃ美術館で開催させていただきました。これから木曽に移住する、二児の子育て真っ最中のお母さんからお声がけいただき、木曽おもちゃ美術館のみなさんがその思いを繋いでくださり、参加してくださる方がいらっしゃったことで実現できたイベントです。

 

フィンランドの乗馬遊び「Keppihevonen(ケッピヘヴォネン)」を紹介しながら、フィンランドでのこれまでのおもちゃの活動や、子育てを中心としたフィンランドの暮らしについてもお話をさせていただきました。会場となった木曽おもちゃ美術館は、木造の小学校の廃校を活用した施設で、すぐ後ろには山がそびえ立っていて、いつでも山に見守られているような感じがしました。

 

檜の産地としても有名な木曽町にある「木曽おもちゃ美術館」に来れる日が来るなんて、まるで夢のようでした。こちらの玄関の前に辿り着いたとき、ここに導いてくださったみなさんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

木曽町は檜だけでなく、農耕のお供、そして家族の一員としても愛されてきた木曽馬で有名な場所であることを教えていただきました。木曽おもちゃ美術館の玄関には、そんな木曽馬をモチーフとした一口館長のつみきが私たち来館者をお迎えしていました。

 

地方紙「信濃毎日新聞」には、イベント前日に告知を載せていただいたことで、地元の方にもイベントがあることを知っていただくことができました。

 

会場となったのは、「たいけんのやかた」内の研修室です。教室として使われていた雰囲気が残り、懐かしい感じがありながらも、木の大きな引き戸や梁などがカッコよく引き立っていました。

 

イベントが始まる前には、木曽おもちゃ美術館のおもちゃ学芸員さんが、シフトに入る前に遊びに来てくれました。子どもたちを楽しませたいという熱量に刺激をいただきましたし、フィンランドの遊びにも興味を持ってくださってとても嬉しかったです。

 

会場の戸にチラシを貼っていただいて、ここを目印に集まっていただきました。チラシには、ケッピヘヴォネンを作ってくれた友人本人の写真も載せていただけたので、友人からもこんなふうに載せてもらえてとても嬉しいとメッセージをいただきました。

 

まずは私のトークがスタート。ロシアという日本と同じお隣さんを持つので、フィンランドは実はとっても近い国なんです。私の大好きな日本とフィンランドが良いところを伝え合って、これから笑顔になれる人が増えたら素敵だなと思います。

 

話の最後に、フィンランドの乗馬遊び「ケッピヘヴォネン」を紹介しました。フィンランドの行く先々で「どうしてこんなに馬のおもちゃを見かけるんだろう」と不思議に思い、どうにか日本に紹介できないかと考え、友人に相談するとものの数時間で作ってもらえたことが、木曽町でのこんな素敵な出会いにつながっているとは、自分でも本当にびっくりでした。

 

今回のイベントのきっかけを作ってくださった、これから木曽で子育てをするお母さんをイベント参加者のみなさんに紹介しました。お母様がフィンランドへ行ったことがあるというご縁で、少しでも日本での子育てのヒントになればと思い、実際にフィンランドで子育てをされているTouch Woodメンバーの佳奈子さんの声をお届けすることもできました。アンケートの回答からも参加者のみなさんの心のあったかさが伝わってきたので、そんな方々に囲まれた子育てがこれから希望溢れるものになることを確信しました。

 

木曽おもちゃ美術館のおもちゃ学芸員さんは、子どもたちを遊びの世界へ連れて行ってくれるのが本当に上手なのでした。こちらの写真の赤エプロンの方は、普段糸鋸の手作りおもちゃを専門に担当されているそうなのですが、子どもたちの目線に立って、その子がどんなことに興味を持つのか、どんなことに楽しいと感じるのかを見て一緒に遊ばれていました。

 

初めて会う人の間にも、おもちゃや遊びがあれば笑顔が生まれます。今回はフィンランドから来たケッピヘヴォネンのお馬さんが、人の心を繋ぐ役割をしてくれました。

 

開田高原を中心に、夜と日中の温度差と恵まれた土壌により糖度の高い甘いトウモロコシが採れる木曽おもちゃ美術館には、木のトウモロコシのおもちゃがあります。ケッピヘヴォネンは、甘いトウモロコシをうらやましそうに見つめて、女の子に自分も食べたいと言っていました。

 

障害物を華麗に飛び越えるのも、ケッピヘヴォネンの遊び方のひとつです。今回は、けん玉名人のおもちゃ美術館のスタッフさんも、けん玉からケッピヘヴォネンに持ち替えて、子どもたちと一緒にジャンプして遊んでくださいました。こちらのけん玉名人さんは、木曽おもちゃ美術館の開館前に、私の前職の花巻おもちゃ美術館にも遊びに来てくださっていたので、今回再会して一緒にイベントを盛り上げることができたのは、とても感慨深い瞬間でした。

 

トウモロコシをはじめ、木曽には赤カブ、キノコ、柿、りんごなどの美味しい食べ物があり、木曽おもちゃ美術館内にはそういった農産物が木のおもちゃで再現されています。今回は特別に、研修室にいくつか持って来ていただいて、ケッピヘヴォネンにも味わってもらいました。とても美味しそうなおもちゃなので、自分でかぶりついている子もいました。

 

イベント終了後のお昼には、併設のミュージアムカフェでキノコのうどんと五平餅をいただきました。お餅に目がない私は、えごま味のお餅を食べることができてとっても幸せでした。この他にも、お蕎麦や黒川を竹炭で表現したカレーもあり、木曽でしか味わえない美味しい食を楽しめるのも木曽おもちゃ美術館の大きな魅力だと思いました。

 

お昼を食べた後は、木曽おもちゃ美術館の館内をゆっくり見せていただきました。小学校として使われていた頃の体育館にあたる場所で、中央には樹齢約250年の木曽ヒノキがシンボルツリーとしてここに来る人をお迎えしていました。

 

中山道のルートでもある木曽は、浮世絵にも描き残されている場所のようで、歌川広重の浮世絵がプリントされたかっこいい「筒けん」で遊ぶことができます。

 

「こども木曽路」には宿場町・木曽ならではの遊びがたくさんありました。木でできた大樽のなかに入ると、自分がお味噌や漬物になった気分にもなれて面白いなあと思いました。

 

木曽町はウッドスタート宣言をした町なので、この町で生まれたあかちゃんにはさまざまな木製品が贈られます。木のお椀とスプーンでの食事は、食べるだけでなく食器の触り心地や見た目の美しさを感じながらの楽しい時間になりそうですね。

 

木曽馬がモチーフになったプルトイや、檜のたまごも誕生祝い品となっていました。こちらで生まれる赤ちゃんは、生まれたときからWoodfulな人生になりそうです。

 

「こども木曽路」でもうひとつ素敵だなと思ったものが、こちらの歯車で回すジオラマです。クルクル回すと、水車が動いて蕎麦の粉を挽き、蕎麦を作る人がいて、食べる人がいて、全部が同時に動き出すのです。私は見た瞬間に、これはそば工場だ!と思ったのですが、こんなに分かりやすく蕎麦が食べる人に届くまでをおもちゃで表現されていて、楽しくて素晴らしいなと思いました。

 

ステージでは、おもちゃ学芸員さんによるお手玉のワークショップが開催されていて、その手前のサーキットではローカルバスを模した乗り物の運転手になりきって遊んでいる子がいました。

 

それから階段を上って2階に行くと、研修室で見かけたりんごの畑やキノコの原木、お野菜の採れる畑が広がっていました。自然豊かな木曽の風景が素敵に木のおもちゃで表現されていました。

 

木曽を代表する5種類の木「木曽五木」があるそうです。ヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ、コウヤマキ、といったあまり聞き慣れない樹種も含まれていたのですが、葉っぱの形や特徴について説明があり、遊びながら勉強になる工夫もありました。

 

木曽五木は、檜のたまごプールで探すと隠れていて、探して全部一緒に並べて眺める楽しみもありました。

 

すぐそばに山があるおもちゃ美術館は私にとって新鮮で、雪や空の色、風といった一日のうちにある自然の変化を遊びながらに窓の外に感じられるのも素敵だなと思いました。

 

木曽おもちゃ美術館を後にする頃には雪がしっかりと積もって、景色が白く美しく変わっていました。

 

このイベントの翌日、お馬さんの神様がケッピヘヴォネンのイベントを見てくれていたのか、偶然にも開田高原に行く機会をいただいて、霊山でもある御嶽山をバックに木曽馬に会うという私の夢が叶いました。木曽の人々に長く愛されてきた木曽馬さんたちにパワーをいただいて、岩手への帰路につきました。

 

今回のイベントは、フィンランドで馬のおもちゃを見つけたことから、ひとつひとつご縁がつながり、木曽馬がいて木曽おもちゃ美術館のある木曽に引き寄せられたことで、今まで知らなかった日本に出会うきっかけをいただく機会になりました。関わってくださったみなさんに心から感謝です。この木曽で過ごした時間が、どんな形で未来に繋がっていくかを楽しみにしながら、今年もフィンランドに木育の魅力を広め、誰もが一緒に自然と笑顔になって楽しめることを探していけたら嬉しいです。佳き一年にしていきましょう🐴

リターン

3,000+システム利用料


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3千円コース【感謝のメール】

感謝のメッセージをフィンランドからメールでお届けします!

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

10,000+システム利用料


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1万円コース【紙のポストカード】

直筆の感謝のメッセージ書いた紙のポストカードをフィンランドからお送りします!

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

30,000+システム利用料


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3万円コース【木のポストカード】

直筆の感謝のメッセージ書いた木のポストカードをフィンランドからお送りします!

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

50,000+システム利用料


5万円コース【木製組み立てオブジェのポストカード】

5万円コース【木製組み立てオブジェのポストカード】

フィンランドのミニチュアドールハウス工房GEPETTO(ゲペット)さんの木製組み立てオブジェのポストカードをフィンランドからお送りします!

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

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