カウントダウン！　企画メンバーレポート～奥野より～

こんばんは。 関西HUBのみーにゃんこと、奥野美里です。

私のパラキャリ歴は約5年。きっかけは6年前の子宮頸がんです。子どもを産むことができなくなって、初めて、この世界に何も残せない自分に気づきました。会社で収入にために働くだけでなく、青臭いですが、この世界が少しでもよくなることに関わりたいと考えるようになったのです。

最初に始めたのは「プロボノ」でした。仕事で使っているスキルを活かせるプロボノは、何かしたいけど、何をしたいかわからない当時の私には、ぴったりのプラットフォームでした。一生懸命がんばるNPOの方々との出会いは、自分がずっと気になっていてできていなかったことに気づかせてくれました。

プロボノと同じ頃関わり始めたのが、働く世代のがんサバイバーによるソーシャル・デザイン・プロジェクト「ダカラコソクリエイト」です。がん患者というと、死に向かっていくだけのイメージが、まだまだあるかもしれません。でも現在の医療では簡単には死なず（笑）、小さな爆弾を抱えたまま、どう生きていくか、どう働くかが問題になる。「なんとかしてくれ」と人に任せるのではなく、自分たちでどう変えていけるかという取り組みは、大きな勇気になりました。

そして今、私の最大のテーマは「発達障害」です。自分自身が当事者でありながら、なかなか本丸に踏み込むことができませんでした。そこで、背水の陣とするために大学院で研究することにしました。そして、「凸凹フューチャーセンター」に所属し、当事者や研究者、支援者が立場を超えて対話する場づくり等に関わっています。

忙しいですが、6年前よりも明らかに充実しています。そして、越境学習の成果は本業のアイデアや、人脈作りにも大いに役立ってくれました。会社の中にいるだけでは出会えない人や考え方に出会えてしまうんですから。結果、私は、会社を離れることになりましたが（笑）パラレルキャリアは、安全地帯にいながら、自分の新しい可能性や価値観に気づけるおいしい選択。会社で働いているだけの現状に疑問を感じたら、ぜひ、パラキャリに踏み出してみませんか？ どんな選択肢があるか、働き方見本市でチェックしてみてくださいねー♬