ご支援ありがとうございました
ご支援いただきました皆さまへ
不妊治療に通う患者さんの負担を軽減し、少しでも早く妊娠・出産に導くための、地域を挙げた「医療システム」を構築するために、多くのあたたかいご支援を賜りましたこと心より感謝申し上げます。
私たちは、くすりと検査は近くのかかりつけ医、人工授精や体外受精・顕微鏡受精は福井大学病院高度生殖医療センターに役割分担することで、患者さんの移動や負担を減らしつつ、最適な不妊治療を提供する「福井次世代型生殖医療支援情報連携ネットワーク(Fukui ART Net)」を、県内11の医療機関と協働し構築しています。現在、今冬に本格稼働できるよう試行錯誤しながらブラッシュアップを進めているところです。
なお、本来の計画では、2023年9月に稼働予定でありましたが、保険適用に伴う需要の高まりや、コロナ禍やウクライナ侵攻による海外からの物流停滞により、不妊治療薬が不足しているため、従来の計画より順延していますことをご了承いただきたく存じます。
【収支報告】
寄附額:9,044,000円
支 出:
システム利用手数料(15%)1,492,260円
大学管理費(3%) 226,552円
ネットワーク構築等 5,843,200円
*残金 1,481,988円
計 9,044,000円
*残金に関しては、来年度以降のシステム維持管理費に充てる予定です。
【ギフトに関して】
本来なら、今秋に連携システムの本格稼働が始まり、経過報告をお伝えできるはずでしたが、報告書の発送が遅れておりますこと申し訳ありません。システムが順調に稼働を始めましたらご報告させていただきます。
【今後について】
共働き率が日本一の福井県だからこそ、「不妊治療も仕事もあきらめない」このプロジェクトに意義があると思います。私たちは、最新・最適な生殖医療を提供するだけでなく、患者さんのサポートや、地域診療のレベルアップ、若い世代への情報発信、人材育成にも、今後努めていく所存です。
ご支援賜りました全ての皆さまには、重ねて御礼申し上げます。
福井大学・高度生殖医療センター 吉田 好雄、折坂 誠