福井の人々との出会いを楽しむ 旅のガイドブック~福井人~

福井の人々との出会いを楽しむ  旅のガイドブック~福井人~

支援総額

1,714,000

目標金額 1,000,000円

支援者
290人
募集終了日
2012年12月31日

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2013年01月21日 21:48

Facebook版福井人 3

タイトル:進化し続けること。「県庁食堂」の挑戦
福井人:小原 大輔さん
会える場所:福井市

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福井城址、お堀の中に建つ福井県庁。その1階にある、その名も「県庁食堂」。
2代目店主の小原大輔さんは、食堂のただ一人の料理人だ。先代の親父さんが経営する県庁食堂で働くため、会社員を辞めたのが9年前。親父さんが2年前に亡くなってからは、一人で食堂を切り盛りする。

お昼時には、県職員はもちろん、近所のおじさんおばさん、近くのオフィスで働く会社員など多くのお客様で30ほどのテーブル席はいつも満席だ。その理由はリーズナブルな価格とメニューの豊富さ。ほとんどのメニューが500円前後で、最も高い「若狭牛ステーキ丼」でも800円。
普通こうした食堂で出される日替わり定食は1~2種類だが、県庁食堂では、A定食・B定食・サービス定食・幕の内弁当・健幸ランチと、実に5種類の日替わりメニューを提供している。

「毎日食べるものだから、飽きが来ないように工夫しています。」お客からの要望に応える形で新メニューができることも多いという。自慢は毎朝5時から仕込むうどんだしと鶏がらスープ。
毎日のお味噌汁や煮物などあらゆる和風料理に使われるうどんだしは下積みを始めて2年ほど経った頃、親父さんが初めて教えてくれたもの。ラーメンや洋風料理のベースとなるスープは、鶏がらや野菜をたっぷり入れ、毎日5時間以上煮込む。

親父さんの教えを守り、手づくりにこだわっている。「レトルトやインスタントは極力使いません。手間だとは思わない。このやり方しか知らないから。」こだわりスープを使った「野菜炒めラーメン」や、手打ち十割そば「福の井おろしそば」は、食堂メニューとは思えない本格派。
また、カレーバイキングなど新たなメニューも続々登場し、ソースカツ丼や報恩講料理などご当地グルメにもチャレンジする。

「お客様が喜ぶなら何でもやりたい。」先代から受け継いだ伝統の味に、営業マン時代に培ったサービス精神と挑戦力。
進化を続ける小原さんと県庁食堂から目が離せない。


(取材・執筆: 藤丸 伸和)

≪参考≫
TEL:0776-21-2197
住所:福井県福井市大手3丁目17-1 福井県庁1F
営業時間:12:00~15:00
定休日:土・日・祝日

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リターン

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