風のエピソード

中野特別支援学校「体育館」での上演でした。

演目は、新美南吉原作「二匹のかえる」穏やかなやさしいお話です。
障害のある子どもたちでしたが、その「集中力」は素晴らしく
上演中の反応はこちらが驚くくらいでした.

       さわやかなエピソード「二人の少年」
上演後、片付けをしていると二人の少年が風のように走ってきました。
大きな声で「手伝います！なにをしますか？」
僕は少しビックリして、じゃあ幕をたたんでくれるかい」
するとふたりは大きな声で「はい！」と返事をすると
お前はあっち、僕はこっちなどと言いながら手際よく仕事を
こなしていきました。だいたい片付けが終わった頃
お母さんらしき人が「帰るよー」っと声を掛けました。
少年たちは「面白かったです、さようなら」
風のように去って行きました。
スタッフの方の話では、妹がこの学校に通っていて家族みんなで
見に来てくれたようでした。
長雨が続いている鬱陶しい日でしたが、
とても「爽やか！」な気分にさせてくれました。

あんな雨の日に観に来て下さった皆さん、
スタッフの皆さん、風のような少年たちに感謝します。

素敵な出会いがふくまる座の活力です！

ふくまる座代表　いじまひさし