【200％達成御礼】「ふく」ちゃんの治療の１日を紹介します

福山市立動物園 園長 寺岡千佳雄です。

10月1日正午から開始した「ふく」ちゃんのクラウドファンディングは，みなさまのあたたかいご支援により，本日4日に第１目標に掲げた150万の200％に達し、現在は３２０万円を超えました。

 

職員一同，驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。

みなさまのお気持ちを無駄にすることのないように，気持ちを引き締めているところです。

 

今回は，「ふく」の一日を紹介します。

「ふく」の一日は，朝の投薬からスタートします。

午前8時半，このページの概要にあるとおり，糖蜜団子の薬をポン菓子と一緒に飲んだ（食べた？）後，サプリメントが入ったイモ団子を食します。

その後，きれいさっぱりとしてもらった寝室で，前脚爪の傷治療のため，15分間バケツに両脚をつけて薬浴治療。

 

午前10時頃，「うわーっ，ふくちゃん出てきた！」の歓声とともに，おもむろに登場します。

運動場に出てからは，飼育員に見守られる中で飽きの来ないよう工夫されたアイテムで運動しながらゆっくりと過ごします。

（この間，お客さんに飼育員がエサの食べ方を紹介する時間もあります。）

 

午後3時頃からは，体重測定，身体を洗って身体測定，おしりからの投薬，爪のケアとお決まりのルーチンをこなします。

（午後のおしりからの投薬）

 

その後は，頭から尻尾まで全身をきれいに洗ってもらって，鼻を上げて皆さんに恒例の「バイバイ」して寝室にはいるのが午後4時前。

寝室に入ったあとは，もう一度獣医師から爪の検査を受けて，夕ご飯。

だいたい，これが「ふく」の一日です。

 

体重もほぼ安定して，特に変わった様子もなく元気に見える「ふく」です。

 

投薬期間は残り1ヶ月を切りました。

採血で薬の効果を確認するため，今月中旬以降は午後の投薬を午前中にするよう考えています。

「ふく」の状態を見ながらですが，今後の投薬終了後の第２ステージに向けての準備です。

「ふく」も皆様の応援を受けて頑張ります。

 

なお，クラウドファンディングの締切は，11月末までとなっています。

より良いエンリッチメントの拡充ができるよう，引き続きご支援を賜りますようお願いいたします。