私たちの一票を守るためのプロジェクト

11月19日付で，「上告状兼上告受理申立書」を裁判所に提出しました。
最高裁へは，原判決に憲法違反があるときは「上告」，判例違反やその他の法令の解釈に関する重要な事項についての不服申し立ては「上告受理申立」となるので，一つの書状でその両方を兼ねて提出することにしたのです。
最高裁で判決を覆すのは，たいへんハードルが高いと言われていますが，判決書を丁寧に読むと，あちこちに矛盾が見つかります。また，原判決は，氏名類推事項がビラに記載されていることは違法だと断言する一方で，選挙管理委員会が何らアドバイスすることなくその違法を見逃すことを認めているのです。
ちなみに，確認団体が氏名類推事項を記載したビラを頒布することは，100万円以下の罰金が科せられる犯罪なのです。したがって，確認団体である「明日の西東京を創る会」が頒布したビラは，２号ビラのみならず，１号ビラも東京高裁によって違法と判断されたのです。この部分は，私たち原告の勝利です。
もっとも，選挙管理委員会がこのような犯罪を見逃すことにお墨付きを与える判決は，どう考えてもおかしいですよね。