支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 62人
- 募集終了日
- 2023年3月22日
小さなお寺の大切なたからものを一緒に守り、伝えていただけませんか
#地域文化
- 総計
- 119人
守り伝えられる文化を未来へ 令和6年能登半島地震文化財復興緊急支援
#災害
- 現在
- 153,000円
- 寄付者
- 24人
- 残り
- 49日
春岳院|天下人の右腕 豊臣秀長の菩提寺を未来へ。本堂修繕にご支援を
#地域文化
- 現在
- 3,268,000円
- 支援者
- 156人
- 残り
- 35日
国立新美術館|時代を映す、挑戦的でダイナミックな展示をこれからも
#本・漫画・写真
- 現在
- 5,450,000円
- 寄付者
- 161人
- 残り
- 49日
英霊の「みこころ」とご事蹟を後世へ|靖國神社遊就館改修にご支援を
#地域文化
- 現在
- 25,508,000円
- 支援者
- 1,009人
- 残り
- 48日
兵庫丹波の古刹・慧日寺|本堂・庫裏の茅葺屋根に一刻も早い修復を
#地域文化
- 現在
- 8,406,000円
- 支援者
- 166人
- 残り
- 1時間
夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
#医療・福祉
- 総計
- 184人
プロジェクト本文
終了報告を読む
ご挨拶
ページをご覧いただきありがとうございます。
壺井八幡宮とはどういった神社か?
それを知ってい
ただくに は、まずは「河 内源氏」とは何ぞや?ということを知っていただく必要があります。
寛仁4年(1020年)多田満仲公の四男、源頼信公は、現境内地である香呂峰に館を営み、同年9月10日より居住し、河内源氏の祖となられました。
平忠常の乱を平定後、河内守に任ぜられ、翌年には長子、頼義公が河内源氏の二代目となられました。
長暦2年(1038年)7月14日、頼義公の長子・八幡太郎義家公が当地に誕生、続いて次男・加茂次郎義綱公、三男・新羅三郎義光公等が誕生されます。この事により、当地は河内源氏の発祥の地となりました。
永承6年(1051)奥州で安倍頼時とその子貞任・宗任が反乱を起こしたため、源頼義公に賊を平定するようにとの勅命が下り、頼義公は陸奥守・鎮守府将軍に任ぜられました。出陣に際し、石清水八幡宮に詣で戦勝を祈願し、12年3ヶ月の苦戦の末、康平5年(1062年)に賊を平定しました。
凱旋後、誓願の験ありとして、康平7年(1064年)5月15日に社殿を建立し、石清水八幡宮の御神霊を遷し祀ったのが、壺井八幡宮です。
この源義家の子孫から、源頼朝や義経、足利尊氏、そして徳川家康というような幕府を開くことになる武将が産まれます。河内源氏とは中世を語る上で欠かせないファクターであり、その大本のひとつである当社は歴代幕府の庇護を受け、護持されてきました。
ところが、、明治時代以降幕府の庇護が無くなると氏子数の少なさも影響し荒廃がすすんでしまいました。先代宮司が宮司として就任したころは、自虐を込めて「日本で2番目に汚い神社です」と言ったこともありました。
しかし、そこから地道な努力の結果ついに往年の美しい姿を取り戻すことに成功しました。
再建から早くも30年が過ぎ、多くの方々に認知いただくようになったことから、氏子区域だけでなく、他府県からもお参りに来ていただけるようになりました。
お参りにお越しになられた方とお話をさせて頂いていると、「日本庭園のような境内ですね」と仰っていただけたり、「ここに来るとパワーを頂けます」と仰る方もおられます。
御神木である樹齢1000年超の楠から「パワーを貰いに来ました」と森林浴を楽しまれる方もおられます。
それもこれも、御社殿がキレイになり、境内が整備され、そして、地元の氏子さんの支えがあるからこそと感謝を申し上げる次第です。
先に氏子の数が少ないと記載しましたが、「自分たちの氏神様」をお守りする気概は非常に大きなものがあり、定期的に清掃奉仕をして下さっています。
地元にある保育園の園児たちも行事があると集まってくれたり、コロナ禍で中断しておりますが子供神輿を一緒に轢いたりと、静かな境内が賑やかな声に包まれることもあります。
さて、今回は御本社である八幡宮の御本殿から常に私たちを見守って下さっていた御神像(僧形八幡神像、仲哀天皇像、神功皇后像、若宮像2躰)の修復を行います。
室町時代に作成された御神像は今も尚、鮮やかな色彩を現代に伝えていますが、経年劣化もあり剥落や破損個所も見られます。
そのことから、今まで受け継いできた御神像をさらに1000年先の子孫に伝える為にも、色彩等の剥離止め、及び破損個所の修復を行います。
もとの色鮮やかな頃に戻すのではなく、今の状態をそのまま保存する。
地味なようですが、「そのまま残す」ということも大事なことだと考えます。
自己紹介
最後に宮司の事を簡単に書かせていただきます。
壺井八幡宮は、源義家公の6男である源義時の子孫が現代にいたるまで代々守護をしてきました。御皇室と同じく男系男子により受け継がれてきた血脈で、現宮司は、源義家公の39代の末裔です。
かつては、南北朝時代や戦国時代には砦の機能をも持った神社境内で攻め来る相手と戦い、焼かれたとしても復興し、時代の流れにより朽ち果てそうになっても、歯を食いしばって再建された。
その様な歴史を父親の後姿を通じて、見聞きし、感じ、如何に後世に伝えるかを考える毎日です。
・地元の公立高校を卒業後、進学した大阪市立大学(現、大阪公立大学)で経済学から見る奥州藤原氏をテーマに学ぶ。
・大学卒業後は伊勢の皇學館大学の神道学専攻科において神道を学ぶ。
・専攻科を修了後、香川県鎮座の金刀比羅宮にて修行の為奉職。
・前宮司帰幽を受け、金刀比羅宮を退職し壺井八幡宮の宮司として奉職。
・現在は大阪府神社庁において、大阪府下の神社と共に神道精神の発揚を目指して二足の草鞋を履きながら奮闘中。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
そん中、ある日突然、八幡宮の御神像である僧形八幡神像、仲哀天皇像、神功皇后像、若宮像2躰を文化財として指定したいと大阪府の担当の方がお越しになられました。その後手続きを進める中で、あれよあれよと国指定のお話しをいただき、有り難くお受けすることとなりました。
そして、国指定重要文化財となったことを機に修復に入ることとなりました。修復内容は、色彩等の剥離止め、及び破損個所の修復を行います。
しかしながら、修復には多額の費用がかかり、御社殿の檜皮葺のお屋根をふき替える計画を持つものの、氏子が100件少々という当社には重い負担となります。
現在第1期の修繕が進んでおりますが、この費用はお屋根の葺き替え等の大規模修繕の際に充てるべく貯めていた資金を流用して作業を進めていただいています。
たしかに、自己資金のみで事業は完遂出来ますが、それでは今後の台風等により急遽修繕の必要があった時に対応することが出来ません。
今回プロジェクトを立ち上げさせて頂いた背景には、当然修復費用の捻出が一番にはありますが、それと同じくらい、大阪の片田舎に「源氏の本流あり!」を知っていただくいい機会になるという事も大事なことだと思っています。
この度のプロジェクトでは、コースによりますが、ご支援いただいた方のお名前を芳名帳に記載し、御本殿に奉納いたします。今までは石玉垣として境内にお名前を建てさせていただいたことはありますが、このことは当社としても初めてのことです。
お名前は人を表すモノです。そのお名前が刻まれた芳名帳が神様のすぐそばに永遠に奉納されるということは、言い方を変えるとタイムカプセルのようなものかもしれません。
(もちろん、何年後に公表しますという事はありませんが)
伝えるということ
御神像を後世に伝えることは神社の為だけでなく、日本のかつての在り方を伝える事にもなると思います。こう書くと、「美術品として博物館に保管してもらえばいいんじゃないか」というご意見も出てくるかもしれません。
しかし、神社に伝わっているからこそ今も残っている、神社にあるからこそ意味がある。だからこそ、数百年の時を経てもなお、神社の御本殿に鎮まり、境内の楠(樹齢1000年以上)私たちを見守って下さっているのではないでしょうか。
今を生きる我々だけでなく、作られ、奉納された室町時代から現代まで多くの方々の想いを受け止めてきて下さった御神像だからこそ、朽ちる事の無いように修復を施し、100年1000年先の未来にも伝えていく必要があるのではないでしょうか。
その様な思いから、財政的には無理を承知で修復を行っている所です。
いただいたご支援で実現できること
御神像(僧形八幡神像、仲哀天皇像、神功皇后像、若宮像2躰)の修復は2期工事(令和4~5年度)として行われており、総額は約800万円。
そのうち、国庫補助が約520万円、羽曳野市の補助が約80万円(大阪府はありません)。
自己資金200万円の事業です。
いただいたご支援は全てこの200万円の費用に充てられます。
今後、防火システムの整備(約9200万)や、最大の懸念事項である檜皮葺替(約1億5000万)が控えております。現在も、檜皮葺替の募材活動を進めておりますが、金額もあり目途が中々立ちません。
少しでも皆様のご助力を賜れれば幸いでございます。
プロジェクトの展望・ビジョン
多くの方に美しく修復された御神像を見たいただきたい思いと共に、こういった御神像があるという事も合わせて知っていただき、そこから河内源氏とはなんぞや? 昨年の大河ドラマである鎌倉殿の13人。そこに繋がるルーツは実は大阪にあった。 そういった歴史に触れていただくきっかけになれば、きっと神様も喜んで下さるのではないでしょうか。
地元の歴史を知ることは、郷土愛を涵養するには当然必要なことです。
何も知らないのに好きになるわけがありません。
しかし、頭ごなしに「覚えろ!」と言われてもテストに出るわけでもない(出るかもしれませんが)ことを覚えるような人はそう多くないと思います。
しかし、きっかけがあれば別です。
当社にも義家公の佩刀である天光丸が伝わります。
刀剣がブームとなり、当社にも多くの方が天光丸をご覧になる為にお越し下さいました。あまりにも多くお越しになられたことから、拝観をご遠慮いただく状況になっているほどです。
お越しになられた方とお話をしていますと、単に「ゲームに出ている刀が好き」から始まったものの、「刀そのものが好き」や「刀にまつわる逸話が好き」、「歴史に興味を持った」と様々に知識欲が派生をしていっており、これは非常に良いことであるなと思ったものです。
そうであれば、こういった御神像があると、世に知らしめることは、そこを入り口として私が気付かないような広がりをみせる事にもなるのではないか。ちょうど鎌倉殿の13人からどうする家康と、河内源氏ゆかりの武将が大河ドラマのテーマである。今がチャンスと思っています。
是非ともご支援をいただくと共に、現地に足を延ばしていただき、都会の神社にはない昔ながらの空気を感じ取っていただきたいと思います。
境内から見える景色は平安の昔に思いを馳せるのに十分だと思います。
その空気を感じられる境内を末永く残していくためにも、ご支援の程よろしくお願いいたします。
リターンの詳細
神社のしかも御神像に関わることですので、「返礼品としてこんな品物を差し上げます」ということは難しいですが、神様とのつながりを感じてもらえるよう心を込めてご準備したいと思います。
- プロジェクト実行責任者:
- 壺井八幡宮 宮司 髙木大明
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
壺井八幡宮が、御神像の修復費用に充てる
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 国と羽曳野市の補助金、及び、自己資金で実施します。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
河内源氏発祥の地である羽曳野市壺井に鎮座する神社です 河内源氏とは源頼信公から始まる清和源氏の一族のことです。 当社はその河内源氏の氏神・宗廟として古より信仰されています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円+システム利用料
神恩感謝コース
●宮司より直筆の感謝状をお送りします
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年4月
10,000円+システム利用料
芳名帳奉納コース
●宮司より直筆の感謝状をお送りします
●記念の御朱印をお送りします
●御芳名を芳名帳に記載し、御本殿の御神像の側に奉納します
- 申込数
- 42
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年4月
3,000円+システム利用料
神恩感謝コース
●宮司より直筆の感謝状をお送りします
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年4月
10,000円+システム利用料
芳名帳奉納コース
●宮司より直筆の感謝状をお送りします
●記念の御朱印をお送りします
●御芳名を芳名帳に記載し、御本殿の御神像の側に奉納します
- 申込数
- 42
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年4月
プロフィール
河内源氏発祥の地である羽曳野市壺井に鎮座する神社です 河内源氏とは源頼信公から始まる清和源氏の一族のことです。 当社はその河内源氏の氏神・宗廟として古より信仰されています。