おかげさまで、クラウドファンディングでJanet先生の一週間レッスン費は集まったのですが、それ以上集まった資金は国産材の34弦ハープ制作費に当てる予定です。

 

今のハープは27弦なので、34弦ハープはいずれ欲しいと思っていました。

今のカマックハープがとても気に入っているので、次もカマックという事も考えましたし。夏のアイリッシュハープフェスティバルで試奏したサルヴィのDonegalも考えました。スコットランドのStarfishのハープも軽くて持ち運びしやすいし、とてもいい音です。

 

でも、いろいろ考えた結果、大学で森を勉強して、自然ガイドをしていた私には、国産材のハープが一番合うのではないかと思いました。

 

日本は国土の約70%が森です。戦後に植林された大量のスギやヒノキも現在収穫期を迎えていますが、消費されず余っている状態です。
国産材の消費を上げるために、日本の木を使う事が必要です。

 

「森を守る」というのは一概に木を伐らないで手を加えない事だけではありません。

 

確かに青森県の白神山地など、人がなるべく手を加えず保護しなければならない森はありますが、ナラ・クヌギなど薪になる木が中心の里山林(雑木林、薪炭林)や、スギ・ヒノキを植林した人工林は、人が定期的に間伐などの手入れをしたり、収穫期になったら伐採して植林するというサイクルを回すことが不可欠です。人が手を加える事で森に光が入り、地表に植物が生えたり、昆虫が集まって来たりして、生物多様性が上がり環境にも良い影響を与えるのです。

 

現在、国産材が使われない事で森林を手入れする資金が足りず、このサイクルがストップした状態です。その結果、荒れた森が全国的に増えています。
価値を生み出さない森は誰も手入れしません。

 

日本の木は余っているのにも関わらず、大量の木材が輸入されています。これは外国産の材は価格が安かったり、均一な品質の木材を大量のロットで対応でき、安定して供給されるというメリットがあるからです。しかし、発展途上国から輸入した木材は現地の環境を破壊して生産されている場合もありますし、計画的に生産されていたとしても、輸送の段階でたくさんのCO2を消費し、環境の面では良いとは言えません。

 

国産材を使いたいなと思う方が増え、国産材の消費量が上がれば、森林を手入れする資金が生まれ、荒れている日本の森が豊かになるのです。

 

私が国産材で出来たハープを奏でる事で、国産材を使うという事に興味を持ってくれる方を少しでも増やす手助けが出来ればと思っています。

 

国産材消費PRの目的だけでなく、純粋に日本の森が好きです。
自然ガイドの仕事で、冬枯れから新緑、夏の盛りの濃い緑、紅葉、黄葉、落葉まで毎日、日々移り変わる森を見ていました。
特に一番新緑の時期が好きでした。写真はコナラの芽吹き。
外国で育った木よりも、日本の木の方がなんだか演奏に力を貸してくれそうな気がするのです。

 

もし国産材ハープ作るのに協力してもいいよ!と思ってくださった方がいらっしゃいましたら、どうぞご協力をお願い致します。

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