プロジェクトの進捗状況とリターンの送付についてご報告
この度は、「築270年の京都東九条の農家住宅『長谷川家住宅』を存続させたい」にご支援いただきありがとうございました。皆様からのご支援を賜り、第11代当主長谷川良雄が制作したマジョリカ焼きの復元がかないました。
今回、マジョリカ焼きの復元にあたり、京都の清水団地にある京焼・清水焼の産地製造卸商社である「株式会社熊谷聡商店」さんに制作を依頼しました。当時の製法がはっきりしないなかで、何回も試作品を作っていただき、現代の製法でできるだけオリジナルに近いものの復元を目指しました。色味などについても現代の釉薬での再現性などについてアドバイスをいただき、最終的には「カワセミ」「ダチョウ」「ヤマメ」の3種類を復元することになりました。
皆様にご支援いただいた資金の全額を制作費および郵送代に使用させていただく予定でございます。当初は一つのデザインにつき20枚を制作する予定でしたが、多くの皆様にご支援いただいた結果、最終的には25枚ずつ制作することができました。
11月初めに納品予定でございます。そのあと箱詰め作業の準備を開始する予定でございます。11月中旬をめどに、ご支援いただいた皆様のお手元にお届けできると思いますので、大変申し訳ございませんが、もう少しだけお待ちください。
現在、長谷川家では、「幕末維新の洛南農村のくらし」展を開催中です。
第10代当主長谷川軍記が記した「軍記日記」のなかから、当時のくらしぶりのわかるトピックを展示し、幕末の京都近郊農村のリアルな姿をご紹介させていただいております。12月2日まで開催中(土日祝開館)です。展覧会にもぜひお越しいただきたく存じます。
また来年以降も魅力的なイベントや展覧会を企画する予定でございます。京都駅からも近く、京町家とはまた別の京都の住文化の遺構として大変貴重な「長谷川 歴史・文化・交流の家」の活動を今後もご支援いただけますよう、切にお願い申し上げます。
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