ちょうど5年前の今頃の季節(春)だったと思います。仕事で浜松の楽器メーカーに通った折り、テクノ・マイスさんに立寄ることがありました。ある日、溝渕氏より私のミミの試作品を見せられ、事業化について相談を受けました。「簡易なものなのでオタク(中部デザイン研究所)で進めてくれないか。」という感じでした。試作品はウレタンのシートを貼り合わせたもので、その着想には感心させられたものです。
 開発には幾つかの課題がありました。耳カバーを付けるとなぜ聴き取りやすくなるかという点と、もう一つはこれが一番大きな問題点ですが、耳カバーをつけることで、聴こえに効く人と、効かない人がいるという点です。原理が分からない、効果のない人がいるということでは商品にはなり難いでしょう。後日偶々、弊社を訪問されたJST(科学技術振興機構 イノベーションプラザ東海、当時)の科学技術コーディネーターの原田さんに相談を持ちかけました。「とにかくやってみよう。」くらいの気持ちだったと思います。

 

 

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