「ウエアラブル指点字コミュニケーション」を応用した、見えなくて聞こえない「盲ろう者」とのタンデムサイクリングですが、盲ろう者がパイロット席に座って運転することを実現する為の実証テストを行いました。

今回は、盲ろう者役の健常者が前の席に座り、「ウエアラブル指点字ツール(手袋)」をして左右方向や減速等の指示を受け、目隠し&音声案内なしで、ハンドルやブレーキ操作を行い実際に自転車を運転しました。

伴走者(パイロット)は後席に座り、ハンドルに装備されたコントローラーから、前方の状況をリアルタイムで前席の手袋に送信しています。通常のタンデム自転車とは異なり、緊急時に後ろの座席からもブレーキがかけられる様になっています。

この様な前代未聞のチャレンジは、直ちに現下の公道やスポーツ競技で盲ろう者の自転車運転を促すものではないのは言うまでもありません。健常者本意でなく障害者当事者の状況に合わせて環境を適合させることで主体的に関われる様にする「アダプテッドスポーツ」の理念に沿うものです。先ずは、盲ろう者の「こんなことやってみたい!」の声に応え、新しいスポーツ競技などに繋がってゆくきっかけになればと思います。

 

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