「ハリマの旅」がカヴァラ難民キャンプの子どもたちを一つにする

 

「太陽の国ギリシャで、ハリマは国の指導者から、雨の国に向かうよう命を受けた。それは国民に被害をもたらしている干ばつを終わらせるためである。」

 

こうして「ハリマの旅」が始まります。
この本は世界の医療団の支援活動により、ギリシャのカヴァラキャンプで初めて上演される作品となりました。

 

世界の医療団は、北東ギリシャの難民キャンプが開所されて以来、支援を続けている唯一の人道支援団体です。キャンプで生活している難民を対象に、身体の健康だけでなく、心の健康を守るための重要な役割を担っています。

 

 

世界の医療団スタッフ、ゾイのコメントです。「この本は難民の子ども達によって作られました。私たちはこの本を気に入り、みんなに読んでもらいたいとイベントを企画したのです。」

 

この本はシリアの神話を描写しながら、太陽の国から遠く離れた雨の国まで、ハリマが旅する様子を描いています。

 

元教師であるシリア人の難民女性がこの本を読み聞かせ、世界の医療団のスタッフが衣装をまとって、この本に登場するハリマや、ハリマが旅で出会う人々を演じました。

 

ゾイはこう言います。「素晴らしいイベントとなりました。特に、一度も学校に行ったことがない子どもたちにとっては楽しい公演となったでしょう。私たちは子どもたちと協力して、登場人物のお面を作りました。とても素敵な物語なので、子どもたちに対する教育啓発活動ともなりました。この活動を通して私たちは、みな一つになりました。」

 

 

 「ハリマの旅」の演出家は、この本を、ギリシャ国内に存在する全ての難民の子どもたちに配布したいと考えています。
 詳しくはこちらから(英語のみ): http://thejourneyofhalima.com/download/

 

世界の医療団ではこのように、メンタルヘルス活動の一環として、子どもや青少年に対する社会・教育啓発活動を活発に行っています。

 

しかし私たちの取り組みもむなしく、いまだにカヴァラ難民キャンプの子どもたちには、学習の場が与えられていません。ここで生活する子ども達52人のうち、約30人もの子ども達が一度も公教育を受けたことがありません。

 

今日11月20日は「世界こどもの日」です。

子どもたちの心身の健康を守る活動を続けることができるよう

どうか今、あなたの手を彼らに差し伸べてください。

新着情報一覧へ