使用用途の追加説明をいたします

【前段】

今回のプロジェクトにおける寄附金募集の目的、使途及び精算手続等について、

寄附者様よりお問い合わせをいただきましたので、改めてご説明させていただきます。

 

 

1 クラウドファンディング開始の経緯

  昨年末に、医療法人社団養高会高野病院の高野英男院長が逝去され常勤医師が不在となったことにより、広野町内だけでなく双葉地方における地域医療の中核を担ってきた高野病院が存続の危機に陥ることとなりました。

 

  これを受けて、地域医療を守るために原発事故後も避難せず診療を続けてこられた高野院長の遺志を受け継ごうと、南相馬市立総合病院の医師たちによって「高野病院を支援する会」が結成され、全国からボランティア医師を募り、高野病院の診療体制を維持するための取り組みが開始されました。

 

  広野町としましても、地元自治体として地域医療の崩壊を防ぐ必要がありますが、行政として民間病院である高野病院の経営に対する直接的な支援を行うことは出来かねるため、「高野病院を支援する会」によるボランティア医師の募集及び高野病院への派遣活動に対する支援策として、ボランティア医師が高野病院で勤務するための交通費や宿泊費を助成することとし、その財源を確保するため寄附金の募集を開始いたしました。

  寄附金の募集方法としては、地方自治体への寄附として税控除の対象となる「ふるさと納税制度」が適用されるクラウドファンディングを活用いたしました。

 

 

2 目標金額の算出根拠と超過分の使途について

 

  今回のプロジェクトでは、ボランティア医師が高野病院で勤務するための交通費や宿泊費の3ヶ月分(平成29年1月から3月まで)の見込額として、「高野病院を支援する会」から申出のあった250万円を目標金額として設定いたしました。

 

  募集開始直後から、全国の皆様より想定を大きく上回るペースで多大なるご寄付をいただき、開始から僅か数日で目標金額を達成することが出来ましたが、クラウドファンディングのシステム上、平成29年2月28日までは募集が継続されるため、最終的には目標金額を大幅に上回るご寄附をいただけることが予想される状況となりました。

 

このため目標金額を上回った額の取扱いとして、既存の広野町ふるさと応援寄附金事業における「安心して暮らせるまちづくり事業」への寄附として受け入れ、町の保健・福祉・医療体制の充実等の事業への活用させていただく旨を、本プロジェクトページ上で表明させていただきました。

 

具体的な寄附金の使途は、高野病院において常勤医師が確保され継続的に診療体制を維持できる状況となり、地域医療崩壊の危機を脱することができたことを踏まえ、今後は広野町の医療環境向上を推進していくこと目的として、平成29年度から平成32年度の4ヵ年事業として実施する「救急患者受入支援事業」等の財源とさせていただきます。

 

3 寄附金を活用した交通費助成金等の精算手続について

 

  今回のプロジェクトによりお寄せいただきました寄附金は、「ふるさと納税制度」による広野町への寄附となりますので、町がこの寄附金を活用して、ボランティア医師の交通費等の助成や医療環境向上のための事業を実施する場合は、町が行政機関として実施する助成金や補助金の交付手続の方法で実施されます。

 

  助成金や補助金の交付手続の方法には、助成対象や補助対象となる額が確定した後に確定額を一括して交付する方法と、見込額や見積額を概算額として交付し、実績が確定した後に過不足額を精算する方法がありますが、ボランティア医師の交通費等の助成金については、「高野病院を支援する会」においてボランティア勤務をされた医師に対し、順次支払いが可能となるよう後者の方法で実施いたしました。

  交通費等の助成金は、「高野病院を支援する会」と高野病院の間でボランティア勤務の実績及び具体的な支払方法等について協議・調整しながら、支払手続が実施されました。

  

 

4 プロジェクト終了報告における報告内容について

 

平成29年4月7日のプロジェクト終了報告では、交通費等の助成のために交付いたしました助成金の概算交付の実施と今後の精算手続の流れ、目標額を上回った寄附金の使途についてご説明いたしました。

なお、終了報告の詳細は、以下のリンク先にてご覧いただけます。

https://readyfor.jp/projects/hirono-med/accomplish_report

 

5 新着情報での精算報告について

  平成29年6月9日に公表いたしました新着情報では、ボランティア医師に対する交通費等の助成金の精算確定内容について、ご報告いたしました。

  なお、交通費等の助成金の精算報告の詳細は、以下のリンクにてご覧いただけます。

  https://readyfor.jp/projects/hirono-med/announcements

 

 

【最後に】

  今回のプロジェクトを通じた全国の皆様からのご支援、「高野病院を支援する会」その他関係機関のご尽力により、高野病院では常勤医師が確保され、当面は病院存続の危機を脱することができました。

広野町における地域医療の崩壊という事態を免れることができましたことにつきまして、地元自治体として改めて感謝、お礼申し上げます。

  今後は、皆様よりお寄せいただきました寄附金を活用しながら、高野病院がその中核を担ってきました広野町の地域医療を充実したものとしていくため、医療環境の向上のための取り組みを推進してまいります。