広島-ICANアカデミー クラウド・ファンディング終了報告
2024年7~8月に実施したクラウド・ファンディング「平和を築く未来のリーダー育成プログラム参加者へ渡航費の御支援を!」について、のべ158名の方々より、総額 1,130,000円にのぼる、あたたかい御支援を頂戴いたしました。
ロシアによるウクライナ侵略の長期化、またイスラエルによるガザ及び他国への侵攻など、世界情勢が厳しさを増す中で、核兵器をめぐる状況についても、その使用自体の脅威の高まりだけでなく、核の傘の下にある国々の安全保障政策において、核兵器への依存度の高まりなど、これまでになく厳しい状況が続いています。
こうした中におきまして、私たちの取組へ賛意をお示しいただいた皆様の御支援により、クラウド・ファンディングのゴールを無事達成することができました。
スタッフ一同、改めて心から深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
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皆様からのあたたかい御支援の総額 1,130,000円につきましては、「核兵器と安全保障を学ぶ 広島-ICANアカデミー2024」広島セッションの開催にあたって、アルゼンチン、ボスニア-ヘルツェゴヴィナ、ウズベキスタンからそれぞれ1名ずつ、計3名の若者に対し、居住地から広島への渡航費の支援のため、全額を大切に活用させていただきました。
10月16日~28日に実施した「オンライン・ラーニング&ウェビナー・セッション」を、それぞれがオンラインで受講したのち、11月13日~16日に広島市内にて対面で実施した「広島セッション」では、上記の3名を含め、世界14カ国・地域から20名の若者たちが広島に集まり、核兵器と安全保障について、学び、議論しました。
彼らは、それぞれの地域で、核兵器廃絶に向けたリーダーになることが期待される若者たちであり、彼らは各プログラムに対し真摯に取り組み、活発に意見を交わしてくれました。
広島セッション終了後、若者たちはそれぞれの国へ帰国しましたが、それぞれの場所において、このアカデミーで学んだこと、そして広島で見たり、感じたり、経験したことを周囲に伝えてくれています。しかし、世界の安全保障政策は、核抑止の考え方に依存しているのが実情であり、伝える過程の中で、考え方の壁に直面している若者もいるという報告も耳にしています。しかし、それぞれが広島で知った核兵器の非人道性や、このアカデミーで得た仲間たちとのネットワークが、核兵器廃絶という考え方を定着させるという若者たちの熱意を持続させ、核兵器廃絶を力強くリードしてくれることと思います。
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御支援をいただきました皆様へは、ご登録をいただいているメールアドレス宛てに、2024年12月末日までに、本アカデミーの実施報告書をお送りさせていただいております。
もし届いていないようでしたら、私どもまでご一報をいただければ幸いです。改めてお送りさせていただきます。
「核兵器と安全保障を学ぶ 広島-ICANアカデミー」は2025年度も開催を予定しています。
御支援くださいました皆様の核兵器廃絶への思いを糧に、ここ広島から「核兵器のない平和な世界の実現」に向け、若い世代のリーダーたちを通じて、核兵器廃絶を国際的に働きかけていくことができるよう、取組を進めてまいります。
また、今回御賛同いただきましたみなさまにおかれましては、引き続き御支援を賜りますよう、お願いを申し上げます。
今後の取組につきましては、以下のページ、SNSにて発信していきます。
今後とも「核兵器と安全保障を学ぶ 広島-ICANアカデミー」をどうぞよろしくお願いいたします。
核兵器と安全保障を学ぶ 広島-ICANアカデミー 実行委員会
事務局員 宗像 丈晴