子どもを看取った家族の体験談をケアブックにまとめたい!

支援総額

681,000

目標金額 600,000円

支援者
33人
募集終了日
2015年1月26日

    https://readyfor.jp/projects/hohoemi?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2014年11月13日 08:22

グリーフケアを理解するために その3

「悲嘆の経験」

私自身の悲嘆の経験について語る前に
経験の個別性について
お話ししておきたいと思います。

グリーフは、100人いれば100のグリーフがある
と言われます。

すべて個別の経験であり、個別の反応です

 

こうでなければいけないということはなく、
その人の個別の経験・反応について
判断するものではありません

 

ただ、グリーフの痛みを伴う感情は
時間と共に減少するものです。
しかし、もし強い感情のまま引き続くなら、
その時は、専門家の助けが必要となります。


悲嘆は、感情的側面・行動的側面・社会面・
認知的側面・身体面・スピリチュアルな側面において
様々な経験をもたらすとお話ししました。

 

感情的側面では、不安や抑うつ、怒り、などの感情が現れるほか、
無力感・落胆の感情、悲しみの感情を経験します。
熱望という何かしらに固執したり、羞恥心や罪責感も経験し、
悪夢を見たり、開放的な気持ちになることもあります。

 

これらのすべてを私自身経験しました。
息子を亡くした後、ボランティアに没頭したのは、

熱望という感情の現れだったかもしれません

 

開放的な気持ちとは、意外におもわれるかもしれませんが、
ある意味なげやり的な気持ちが、
心を普段以上にオープンにしすぎてしまうことがあるのだと思います

 

私自身、普段ではありえないような、
他人を攻撃したりするような行動をとったことがあります。(反省)

 

行動的側面では、泣く、ひきこもる、思い出すことを避ける、探索行動、
ため息をつく、動き回る、思い出の場所を訪ねる、思い出のものを持ち歩く
危険行動、不安定な意思決定、睡眠・食欲の変化、物忘れ
などがあげられています

 

人によって、ひきこもる場合もあれば、出歩く場合もあり、
私の場合は後者でした。普段以上に行動的になっていました
この中で印象的なのは、思い出すことを避ける、と

想いでの場所を訪ねるでしょうか

 

息子のことを失くした当初、どうしても思い出すことが
できないということがいくつかありました。
それらは、時間の経過をおって、徐々に思い出すことができました。

 

想いでの場所の中で遺族の中でよく語られるのが、
亡くなった病院です。

 

私も、失くしてから、すぐにでもいきたいという想いがあり、
かといって何かしらの理由がなければ足を踏み入れることが
できない場所でした。

 

病院からあるお知らせをもらい、
それをきっかけに出向くことができました。

 

そのお知らせが、入院費の請求などだったら
がっかりだったでしょうが(苦笑)、良いお知らせだったので、
きっかけがあり、訪ねられたことは嬉しかったです。

 

 

次に社会面です。孤立、孤独、怒りっぽい、黙りこくる
興味の低下、親密さの欠如、友人との疎遠、不信感、
小言を言うなどがあげられています

 

これまでの人間関係よりも、新しい人間関係に
期待を見出す時期でもあったかもしれません
そのような人間関係をなかなか作れない場合には
孤立、孤独感が強くなるのでしょう。

 

スーパーなどの不特定多数の人がいる日常の場面において、
とてつもなく孤独感に襲われたことをよく覚えています。
それは、何度も何回も、数年間にわたって経験しました。

 

数年という時間の経過に伴って

徐々にそのように感じることは、薄れ、回数は減っていきました。

 

次回は、認定的側面の悲嘆の経験についてお話しますね。

リターン

3,000


alt

・お礼のサンクスメール

支援者
12人
在庫数
制限なし

10,000


alt

・お礼のサンクスメール
・「子どもを看取る家族のケアブック」に名前が載る権利
・つまようじ絵のポストカード

支援者
15人
在庫数
制限なし

30,000


alt

・お礼のサンクスメール
・「子どもを看取る家族のケアブック」に名前が載る権利
・グリーフブック 「だいじょうぶっていっているよ
~大切な人とお別れをしたこどもたちの16のエピソード~」

支援者
6人
在庫数
24

100,000


alt

・お礼のサンクスメール
・「子どもを看取る家族のケアブック」に名前が載る権利
・グリーフブック 「だいじょうぶっていっているよ~大切な人とお別れをしたこどもたちの16のエピソード~」
・「子どもを看取る家族のケアブック」完成版

支援者
2人
在庫数
3

記事をシェアして応援する

    https://readyfor.jp/projects/hohoemi/announcements/16033?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る