グリーフ「喪失と悲嘆」

 

『グリーフは対象喪失による、

精神的・行動的・社会的・スピリチュアルな

反応、その経験のプロセスである

(ランド 1993)』

 

グリーフの原因となる経験には、

愛する人の死、ペットの死、健康を損なった時、

身体の一部の喪失、引っ越し、転校、

チャンスを失った時、試験に失敗した時、

離婚・関係が壊れた時、自身・自尊心を失った時

などがあります。

 

意外に思われるものには、

結婚というものもあります。

人は、何かを得る時には何かを失うものです

結婚は、新しい生活を得ると同時に

これまでの生活を失うことにもなるのです

 

この中の愛する人の死、ペットの死だけを

対象として、語られることもあります。

それは、「死」というものそのものが、

永遠で、取り返しのつかない、非可逆的な出来事であり

誰の目にもあきらかであることからだと思います。

 

人は、このような対象喪失を経験すると

悲嘆を経験します。

 

『悲嘆は重要な喪失に対する内的反応である

(マッキソック 2002)』

 

悲嘆は、感情的側面・行動的側面・社会面・

認知的側面・身体面・スピリチュアルな側面において

様々な経験をもたらします。

 

そのような、対象喪失による悲嘆、

またはその悲嘆の経験とその過程を

「グリーフ grief」 と呼びます

 

次回は、悲嘆の経験の詳細について、

お話ししたいと思います。

 

 

 

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