出産・育児でキャリアを諦めない!研究支援で「明るい未来」を応援

出産・育児でキャリアを諦めない!研究支援で「明るい未来」を応援 5枚目
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寄付総額

6,385,000

目標金額 4,000,000円

寄付者
90人
募集終了日
2023年11月30日

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プロジェクト本文

クラウドファンディング成立のお礼

 

この度は、私たちのプロジェクトに多大なご寄付と温かい応援のメッセージをいただきましたことに心より感謝申し上げます。

 

本学でも第一弾となる、初めてのクラウドファンディングへの挑戦であり「皆さんに共感していただけるだろうか」「目標を達成できるだろうか」と、不安と緊張でいっぱいの中、スタートいたしました。しかし、開始当初より多くの皆さまからのご支援と激励のお言葉をいただき、それが心の支えとなって、最終日まで全力で走りきることができました。

 

最終的には90名もの方から600万円を超えるご寄付をいただき、当初の目標額400万円を大きく上回る結果となりました。

 

ご寄付の際の応援コメントをはじめメールで激励のメッセージをいただいたり、中には遠方から足を運んでいただき直接お声をかけていただいた方もいらっしゃいました。また、SNS等を通じて情報を広げていただいたり、周囲の方にお声をかけていただいたことで、大勢の方にこのプロジェクトを知っていただくことができました。本当にたくさんの方に支えていただいたことに、感謝しかありません。そして、改めてこのプロジェクトの重要性を実感し、身の引き締まる思いです。

 

わたしたちは、本学の医師や研究者がさらに研究に邁進し、社会に役立ち医学の発展に寄与する成果を挙げられるための環境を実現します。スタッフ一同、これからも全力で取り組んでまいりますので、今後ともどうかお力添えのほど、よろしくお願い申し上げます。

 

兵庫医科大学 学長
ダイバーシティ推進本部長 鈴木 敬一郎
兵庫医科大学 学長補佐
ダイバーシティ推進室長 髙雄 由美子

 

仕事も研究も育児も続ける働き方


「研究支援員制度」で医師・研究者の明るい未来を描けるように。

 

近年、働き方への意識や生活スタイルなど人々の価値観は多様化していますが、 未だに「男性は外で働き、家事や子育ては女性が担う」という風潮も根強く、時代の過渡期です。

 

女性が育児等のライフイベントを機にキャリアを断念してしまう事例は少なくありません。一方で男性は、育児に十分に携われないなど、生活を犠牲にしなければならない状況もあり、女性の社会参画と男性の家庭参画は表裏一体と言えます。

 

これは、大学病院の医師や研究者も例外ではなく、私たち兵庫医科大学も変わらなければなりません。

 

ある医師の夫婦は、小学生の長男から「将来、両親と同じ診療科の医師になりたい!」と言われ、日々の忙しさを忘れるほど幸せな気持ちになった。

ある女性医師は「子育てを経験したことで、患者様への気遣いや学生の指導方法に大きな変化をもたらした。」と実感した。

 

男女問わず「仕事や研究か育児かの選択」ではなく、「仕事も研究も育児も続けていける環境」こそが、今の時代の働き方に求められるものだと思います。 

 

仕事も研究も、本人が幸せでなくては継続できません。

 

本学で働くすべての医師・研究者が、生き生きと自分らしく活躍するために、私たちは「研究支援員配置制度」の拡大を目指します。この制度が彼らにとって、明るい未来が描けるような支援になればと願っています。

 

私たちは、ひとりでも多くの志や能力がある医師・研究者が、安心して研究を継続し、キャリアを紡いでいける組織を目指します。どうかご賛同いただける皆様からのあたたかいご寄付をよろしくお願いいたします。

 

ダイバーシティ推進室キャリア支援センター/若手研究者の研究力向上ワーキンググループ

 

 

兵庫医科大学のダイバーシティ推進事業

 

ページをご覧いただきありがとうございます。兵庫医科大学 ダイバーシティ推進室です。

 

本学は、2012年に男女共同参画推進本部を設置し、保育事業の充実や学生教育、意識啓発を行ってまいりました。2020年には、学長主導のもとダイバーシティ推進体制を構築し、新たなフェーズに入りました。

 

本学医学部では、学生における女性の割合が約半数を占めるにも関わらず、ロールモデルとなる女性教授比率は10%、女性管理職比率は16%にとどまります。また、出産や育児などのライフイベントを理由にキャリアアップを断念してしまう女性も少なくありません。

 

こうした状況を打開するため「女性医師・研究者の自律的で継続的なキャリア形成基盤の構築」を掲げ、医学部に「キャリア支援センター」を設立し、女性をはじめ育児等で時間制限のある医師・研究者を対象としたキャリア形成支援や研究環境整備などの活動を行っています。

 

ダイバーシティプロジェクト教員制度

女子学生が増加傾向にあるにもかかわらず、ロールモデルとなる女性教員の管理職が少ないことを受け、将来活躍が期待される優秀な女性教員を対象とし、積極的なキャリアアップをサポートする制度を2023年に設立しました。

 

当制度では、診療、教育、研究の3領域のいずれかの領域で特筆すべき業績があり、昇任するにふさわしい人格、見識を備えた本学 医学部の女性教員に対して、一定期間、研究費の支給や研究支援員配置等のサポートを行います。

 

2023年度 採択証書授与式(HPより)

 

兵庫医科大学 ロールモデル集 「Nanairo」の紹介

本学で働く医師・研究者が、診療や研究に対する想い、仕事と家庭の両立、後輩へのメッセージなどを語ったロールモデル集を制作したところ、「励まされた」「勇気をもらった」という多くの反響をいただきました。

 

今回のクラウドファンディングによる研究支援員制度の拡充で、一人でも多くの医師・研究者を支援していきたいと考えています。

 

医師や研究者が医学・医療の発展に貢献できる成果を出し、思い描くキャリアを築くには、膨大な時間と努力を要します。

 

十分な能力がありながら、また、育児と仕事さらには研究を両立したいという意欲がありながらも、精神的・体力的な限界でキャリアを諦めてしまうことは珍しいことではありません。

 

 

 

個人の課題に合わせた支援で、目指すキャリアを実現

 

2022年度に本学の医師・研究者(講師以下)を対象に行ったアンケートでは、以下のような結果が出ています。

 

女性の43%、男性の46%が「キャリアアップに課題がある」と感じている。
研究時間の確保や、家庭・プライベートとの両立において、キャリアの継続を困難だと感じることがある。
支援制度や環境を整備することで、キャリア継続に繋がる可能性がある。

 

働き方や生活の多様化の中で、キャリアアップやキャリアの継続に課題を抱えている医師・研究者が少なからずいることがわかります。

私たちは、彼らが育児や介護と向き合いながらも成果を上げ、志すキャリアを叶えるための環境と風土を実現させる必要があります。

 

兵庫医科大学ダイバーシティ推進室では、育児や介護をはじめとしたライフイベント中の医師や研究者が、研究に従事できる環境を整えるため、2021年度より「研究支援員配置制度」を開始しました。

 

「研究支援員配置制度」で明るい未来を

 

研究支援員配置制度とは、研究者の希望に応じてデータ作成などを補助する「研究支援員」を大学が雇用・配置することで、効率よく研究を続けられるようにサポートする制度です。

 

現在、ダイバーシティ推進室で2名の研究支援員を雇用し、3名の支援を行っています。

 

今回のプロジェクトでは、ひとりでも多くの医師・研究者が研究に邁進し、十分な成果を出せるよう、研究内容にマッチした専門的な支援員の配置を行い、当制度の拡大を目指します

 

 

研究支援員配置制度を利用して(体験談)

 

孫 安生(病原微生物学 講師)
1年前から研究支援員配置制度を利用中

制度を利用した理由:

新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、放課後、小学校に残る事が禁止され、図書館で椅子が撤廃されるなど、子どもたちの居場所が無い状況になり、私自身も仕事との両立がしんどくて気持ちが落ち込んでいたタイミングで、研究支援員制度を利用しました。

 

制度の利用による効果:

主に患者情報やメタゲノム解析などからデータを抽出し、グラフ化・統計処理等の業務を依頼しています。研究支援員がエクセルの使用に長けていたことから、データ解析に用いる関数の構築や解析を早く進めるための方法を教えてもらうなど、自分1人でやっていた時よりも解析のグレードが上がり、これまで何か月もかかっていたメタゲノム解析が約1カ月で結果が出せるようになりました。また、動物実験では、回収容器の事前準備等をしてもらうことで、非常にスムーズに実験を進めることができています。

 

また、夜中まで残業したり自宅に持ち帰ってデータ整理をしたりすることが激減し、睡眠時間も増え、体調が良くなり、日中の仕事効率も上がりました。これまで犠牲にしていた子どもとの時間も、少しづつですが確保できるようになりました。

 

制度を利用した感想:

支援員制度の利用により、研究が効率よく進み、目標としていた論文も投稿まであと少しという状況になりました。支援を受けることで心身の余裕ができ、気持ちも前向きになれます。小さいお子さんのいる先生方が研究を継続するためには、積極的な長期の支援が必要だと思います。

 

以前所属していた大学でも同様の支援員制度を利用しましたが、対象が低学年までのため、途中から利用ができなくなりました。高学年になっても急に手が離れるわけではないので、小学6年生まで利用ができる兵庫医科大学の制度はとても助かりました。

 


 

内科医(30代 女性 短時間勤務)
2ヶ月前から研究支援員配置制度を利用中

育児・臨床・研究の両立の難しさ:

育休から復帰してしばらくは、どのように研究の時間を作れば良いか分かりませんでした。仕事中に保育園からの呼び出しや、時には発熱で1週間保育園に行けないなど予期しないことも多く、新たな研究にはなかなか着手できずにいました。

 

同業の夫は育児を応援してくれますが、男性はフルタイムで働くことが当たり前という風潮の中で、中心となって育児をすることは難しいと感じます。

 

現在、私は時短勤務をしており、16時に大学を出た後は、保育園へのお迎えから寝かしつけまで帰宅してからの時間はあっという間です。自分が子どもを産むまでは、時短勤務で帰る先生を見て「帰宅してからの時間がたくさんあっていいな」と感じたこともありましたが、いざやってみると、子どもに合わせた生活はプラン通りに進まないことばかりです。

 

医局スタッフは子育て中の人も多く働きやすい環境ですが、やはり自分の研究の時間を確保することは難しく、仕事が重なった時には、子どもを寝かしつけた後に、また起きて夜中に続きをすることも少なくありません。

 

制度を利用した理由:

大学という研究ができる環境にいるからには研究を続けていきたいです。しかし、一度研究から離れてしまうとその感覚を取り戻すことは難しいです。子どもの手が離れ、また本格的に研究ができるようになるまで、今は少しづつでも続けていたいという思いがあり、復帰から1年半ほどで研究を再開しました。しかし、データ入力をする時間が確保できず、データベースを充実させれば、もっと良い結果も出せるのではないか、という葛藤がありました。そうした中で、この研究支援員制度を知り、利用することになりました。

 

制度の利用による効果:

研究支援員に入力業務を依頼していますが、データベースが常にアップデートできることで、新たな研究テーマにもチャレンジできるようになります。科研費の申請では、今後データが増えることを見越した研究テーマでの計画書の作成ができました。

 

今後の研究への思い:

今はまだ自分の研究で手一杯ですが、将来は自分で論文発表ができ、後輩の指導もできるようになりたいと考えています。小さな研究のひとつひとつを継続し、パズルのピースが増えていくように、将来何かの成果に繋がれば研究者として幸せなことだと思います。

 

また、これまで産休・育休を機にキャリアを諦める女性医師が多かったので、自分がキャリアを継続することが、後輩のモチベーションに繋がれば嬉しいです。

 


 

外科医(30代 男性)
研究支援員配置制度を半年間利用

制度を利用した理由:
外科医として手術で患者さんを治療していますが、最近の内視鏡やロボット手術は手術時間が長時間となることも多く、かつ高度化した手術技能を習得するには、これまで以上に時間がかかるようになっています。

一方、プライベートでは妻も大学病院勤務の医師であるため、少しでも家事を分担し、2児の父として育児にも携わることを志してきました

しかし、共働きの男性医師において大学病院で二足のわらじを両立することは簡単ではなく、スケジュールを調整したり同僚と仕事を分担しても現状を打開するには至りませんでした。

そこで何か助けの手はないかと模索していたところ、ライフイベント中の医師・研究者への研究支援員制度があることを知り、 利用することにしました。

制度の利用による効果:
医療業界では患者さんの臨床データを全国の病院から収集し、日本独自のビックデータを構築する時代となっています。このようなデータの解析は少数の施設では導くことのできない貴重な結果を示すものであることは間違いありません。しかし、データ入力の多くが現場の医師に課せられ、入力項目は年々増加しています。
作業には膨大な時間と労力が必要で、これまで日常業務を終えてから深夜にかけての時間帯や休日に入力を行っていました。

研究支援員にこのデータ入力を支援してもらうことで、平日の通常業務終了後に研究の時間が確保できるようになり、休日には家族との時間が作れるようになりました。

また、実際に研究支援の期間において進めた研究の成果が外部資金の獲得や学会発表にもつながり、論文化もすることができました。

制度を利用した感想:
内容がやや専門的であるため、うまく入力してもらえるか不安な面もありましたが、メールのやり取りなどで頻繁に質問事項を確認し合うことで、 問題なく業務をシフトすることができました。仕事と家庭を両立しながら研究への情熱も持ち続けるために、女性医師だけでなく男性医師に対しても継続的な研究支援体制が整備されることを切に望みます。

 

|クラウドファンディングに挑戦する理由

 

本学は2020年度に採択された文部科学省人材育成費補助事業を含め、これまで6名の医師・研究者に対して研究支援員の配置を行ってまいりました。

文部科学省からの補助は2022年度で終了となり、今年度からは引き続き自己資金により支援を続けたいと考えています。

 

現在は2名の研究支援員を雇用し3名の支援を行っていますが、制度を必要とする者はまだまだたくさんいます。

しかし、1名の研究支援員を1年間配置するためには、約200万円の資金が必要となります。

 

皆様からのお力もお借りしながら、これからさらに多くの未来ある医師・研究者を支援していくため、このクラウドファンディングへの挑戦を決意しました。

 

クラウドファンディングでいただくご支援は、研究者の希望に応じた専門的な研究支援員を、2名以上雇用するための費用に充てさせていただきます。

 

■目標金額

・400万円

■資金使途

・研究支援員2名以上の雇用費

・クラウドファンディング手数料 他

■実施スケジュール

・2025年3月31日まで研究支援を行うことを以てプロジェクト実施完了とします

 

 

 

多くの方に愛される組織となり、より高度な医療を届ける

 

大学病院の医師や研究者は、患者様のために、優秀な医師を育てるために、そして、より質の高い医療を提供するために、志を高く持ち日々取り組んでいます。

 

出産し子供を育てることは本来とても幸せな時間であるはずです。また、介護は誰しもが遭遇し得るものです。

優秀な人材がその意欲や能力とは別の要因でキャリアを断念せざるを得ない状況を打開し、ひとりでも多くの方が活躍できる土壌を作っていきたいと考えています。

 

 

今回、こうした医師・研究者の現状と本学の取り組みについても多くの方に知っていただき、応援していただきたいという思いでこのプロジェクトを立ち上げました。これらの取り組みにより、兵庫医科大学が、患者様だけでなく、職員からも愛される組織になるように活動を展開してまいります。

 

兵庫医科大学は、多様な人材がその能力を十分に発揮でき、新たな価値を生み出せる環境を実現し、より質の高い医療を提供することで、日本の未来に貢献できる組織を目指します。

 

皆様からのご理解・ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

プロジェクトメンバーメッセージ

 

野口 光一
副理事長

学校法人兵庫医科大学では多様な職種に携わる多くの人々が各々尊重され、生きがいを持って働ける環境を目指しております。女性医師・研究者のキャリアアップ、キャリア継続を目的とし、ダイバーシティ推進室が中心となり、文部科学省「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」資金の獲得を始めとする、様々な支援活動を行ってまいりました。女性医師・研究者がライフイベントを機にキャリア継続を断念することがないように、また指導的立場の女性医師・研究者を増やす一助として、研究支援員配置制度を開始しています。女性はもとより多様なリーダーを育成し、日本の社会に役立ち医学の発展に寄与する成果を上げられる環境を実現してまいります。皆様のご理解とご協力をいただきたくお願い申し上げます。

 

鈴木 敬一郎
学長(ダイバーシティ推進本部長)

​​

この度、本学の医師・研究者に研究支援員を配置するためのクラウドファンディングを行うことになりました。医師・研究者自身や家族に出産や介護などのライフイベントがあった場合、診療・教育が優先され、研究にしわ寄せが来ることも少なくありません。一方、研究はやはり時間をかけて多くの実験を行うことが必要です。大学もできる限り支援をいたしますが、限度があります。そこでクラウドファンディングでさらに支援を行いたいと思います。ダイバーシティの観点から性別は問いません。ライフイベントで十分な時間が取れない医師や研究者に研究を補助・代行してくれる支援員を配置します。研究成果は長い目でみれば診療や教育に還元されると考えております。皆様の温かいご支援をお願いいたします。​

 

小山 英則
副学長(ダイバーシティ推進担当)

医療・医学界において女性医師・研究者の比率は増加していますが、出産・育児などのライフイベントとの両立が難しく、キャリアを中断してしまうケースが多いのが実情です。ワーク・ライフバランスの重要性が強調される中、女性医師・研究者が益々活躍できる環境を整備することは喫緊の課題です。兵庫医科大学では女性医師・医学研究者の自律的・継続的キャリア形成支援のために、2020年4月「ダイバーシティ推進室」を設置し、この取り組みは2020年11月に文部科学省科学技術人材育成費補助事業の「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)」に採択され、多くの女性医師・研究者の研究環境支援を行ってきました。文科省からの補助は2022年度で終了しましたが、2023年度からも引き続き自己資金で支援を続けたいと考えています。より多くの女性医師・研究者、さらに性別を問わず時間制約を抱える医師・研究者を支援するために、このたびクラウドファンディングへの挑戦を決意しました。この取り組みにより、女性をはじめとした多様な医師・研究者の活動支援を継続的に実施するための大きな力になることを確信しています。皆様におかれましては、このような趣旨をご理解いただき、ご支援ご賛同のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

高雄 由美子
学長補佐(ダイバーシティ推進室長)

この度兵庫医科大学ダイバーシティ推進室では、医師・研究者の支援のためにクラウドファウンティングを立ち上げることとなりました。わが国では2015年に、優秀な女性の人材確保・養成、維持体制の整備を目的に「女性活躍推進法」が制定されました。今後の日本は女性が活躍し世の中に貢献することが求められています。しかしながら医師・研究者、特に女性においては、出産や育児、または介護といったライフイベントのために、研究を継続したくても時間制約のために泣く泣くキャリアを諦めるといったケースが多くあります。夢を諦めたくない先生、頑張りたい先生に対して、研究環境を整備し研究支援を行う必要があります。どうかこれから活躍する医師・研究者を応援してください。ご支援のほどどうぞ宜しくお願いいたします。

 

筒井 ひろ子
ダイバーシティ推進室 客員教授

最近、第一子の出産で産休・育休を終えた末娘が、研究者として大学に復帰しました。子供を近くの保育園に預けて、仕事の再開です。しかし、想定通り、週替わり・月替わりで子供はつぎつぎと感染症になり、保育園からの「お熱が出ました」電話に怯える日々です。病児保育、一時保育、ベビーシッターをフル活用していますが、自分の研究がなかなか想うようにはかどらず、凹んでいます。データを整理してPCのファイルに入れてくれる助っ人が欲しい!末娘の切なる願いです。(余談ですが、現役中は外部資金でアルバイトを採用して研究を手伝ってもらっていた夫が、定年退職後は一人で研究をする立場に戻り、「手伝ってくれる人が欲しい!」とごねています。)子育てやいろいろな事情を抱えながらの研究推進現場は、想像するより大変です。ひとりでも多くの研究者が日本の未来作りに貢献できるよう、皆さまの温かいご支援を宜しくお願いいたします。

 

メッセージ

蓮池 由起子
医学教育センター センター長

本学では、多様な人材がそれぞれの特性を活かしながら、その能力を十分発揮できるように、様々な取り組みを行ってきました。この研究支援員配置制度の最大の特長は、男女を問わず支援することです。キャリアアップを望みながらも、育児や介護があって時間に制約がある医師・研究者をこれまで数多く支援してきました。このたび、この取り組みをさらに進化させるため、クラウドファンディングに挑戦します。ひとりひとりがその個性に応じたビジョンを持って主体的に未来を設計することで、将来なりたい自分を実現していけるように支援の拡充を目指します。どうかみなさまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

税制上の優遇措置について

 

個人の場合

寄付金控除制度については、下記2種類のどちらか有利な制度を選択いただけます。確定申告の際、「税額控除制度」もしくは、「所得控除制度」の2つの制度から免税効果の高くなる一方の制度を選択し、税の還付を受けることができます。

 

 

▼西宮市・神戸市・丹波篠山市にお住まいの方

学校法人兵庫医科大学を寄付金控除の対象法人として条例で指定している西宮市・神戸市・丹波篠山市にお住まいの方は、個人県民・住民税の控除を受けることができます。控除率は合わせて最大10%です。詳しくは総務省ホームページ(個人住民税の寄附金税制の概要)をご覧ください。

※個人住民税の寄付金控除のみを受ける場合は、各自治体に申告をお願いいたします。

 

※西宮市・神戸市・丹波篠山市以外にお住まいの方は、個人市民税(都道府県民税・市民税)が控除対象となりません。ただし、兵庫県にお住まいの方の個人県民税(4%)は税額控除の対象となります。

 

■お手続きについて

1. 所得税の寄付金控除と住民税の寄付金税額控除について、確定申告をすることにより、同時に適用を受けることができます。
2. 申告に当たっては、本学発行の領収証、領収証裏面の「税額控除に係る証明書(写)」及び「特定公益増進法人であることの証明書(写)」が必要です。
3. ご寄付いただいた年の翌年1月1日より前に対象地域から、転出した場合は寄付金税額控除の対象となりません。
4. ご寄付をいただいた日の住所が対象地域でなくても、翌年1月1日までに対象地域に転居された際は、寄付金税額控除の対象となります。
5. 当該都道府県・市区町村から要請があった場合は、本学より寄付者名簿を提出することとなっておりますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。寄付者名簿には、寄付者氏名、住所、寄付金額、寄付金受領日等を記載いたします。

 

法人の場合

特定公益増進法人に対する寄付金として、一般寄付金の損金算入限度額とは別枠として損金算入されます。

 

 

プロジェクトの留意事項

・ご寄付のお手続き時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

・寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。ご寄付後にアカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた住所に寄付金領収証をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

・寄付金領収証の宛名は、寄付時の設問にご回答いただいたお名前となります。個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名にて寄付金領収証をお送りさせていただくことになりますので、変更がある場合にはご注意ください。

 

・寄付金領収証は再発行できませんので、お取り扱いには十分ご留意ください。

 

・本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

第一目標達成のお礼とネクストゴールに向けて

 

多くの方々からのご支援により、開始から1ヶ月ほどで第一目標金額の400万円を達成することができました。心より御礼申し上げます。

 

日々、皆様からのご支援と励ましのお言葉をいただき、それが心の支えとなって本日まで進むことができました。そして、このクラウドファンディングを通して、多くの方に応援していただいていることを実感いたしました。同時に、このプロジェクトの重要性を改めて感じ、スタッフ一同、身の引き締まる思いです。

 

これから一人でも多くの医師・研究者が自分らしく生き生きと働くことができ、よりよい成果に繋げられるよう環境を整備し、支援を継続していくことが私たちの使命です。

 

そこで、残り約1カ月という期間ではございますが、800万円という新たなゴールを設定いたしました。次の目標を達成することにより、さらに2名以上の医師・研究者へ研究支援員の配置を目指します。


<資金使途概要>
■第二目標金額

・800万円

 

■資金使途
・さらに2名以上の研究者のニーズに応じた専門的な研究支援員の雇用費用(研究支援にあたる解析等の業務委託を含む)

※「研究支援員配置制度」の応募者数・配置期間の希望に応じて、2026年度に実施する同制度の支援員雇用費用に使用する場合があります。 
・クラウドファンディング手数料等

 

■実施スケジュール
・2026年3月31日まで

※「研究支援員配置制度」の応募者数・配置期間の希望に応じて、2026年度に実施する同制度の支援員雇用費用に使用する場合があります。 


皆様からのご寄付は、より活動を前進させる大きな力になります。これからもスタッフ一同、全力で取り組んで参りますので、ご理解、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年10月31日 追記
兵庫医科大学 学長
ダイバーシティ推進本部長 鈴木 敬一郎
兵庫医科大学 学長補佐
ダイバーシティ推進室長 髙雄 由美子

プロジェクト実行責任者:
髙雄 由美子(兵庫医科大学ダイバーシティ推進室)
プロジェクト実施完了日:
2025年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

研究支援員2名以上の雇用費、クラウドファンディング手数料 他

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※「アンガーマネジメントセミナー」(2024年6月開催)、「コーチングセミナー」(2024年秋頃開催)のいずれかにオンラインにてご招待いたします。開催予定の詳細な内容は2024年4月頃に詳細及び参加希望についてご連絡申し上げます。

寄付者
17人
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発送完了予定月
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※「アンガーマネジメントセミナー」(2024年6月開催)、「コーチングセミナー」(2024年秋頃開催)のいずれかにオンラインにてご招待いたします。開催予定の詳細な内容は2024年4月頃に詳細及び参加希望についてご連絡申し上げます。

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●活動報告書
●ダイバーシティ推進室が開催するセミナーへご招待
※ 寄付金領収証は、2024年1月の日付にて発行し、2024年3月までに発送する予定です。 ​寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。
※「アンガーマネジメントセミナー」(2024年6月開催)、「コーチングセミナー」(2024年秋頃開催)のいずれかにオンラインにてご招待いたします。開催予定の詳細な内容は2024年4月頃に詳細及び参加希望についてご連絡申し上げます。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

500,000+システム利用料


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応援コース|500,000円

●お礼のメール
●寄付金領収証
● HPにお名前掲載(希望者のみ)
●活動報告書
●ダイバーシティ推進室が開催するセミナーへご招待
※ 寄付金領収証は、2024年1月の日付にて発行し、2024年3月までに発送する予定です。 ​寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。
※「アンガーマネジメントセミナー」(2024年6月開催)、「コーチングセミナー」(2024年秋頃開催)のいずれかにオンラインにてご招待いたします。開催予定の詳細な内容は2024年4月頃に詳細及び参加希望についてご連絡申し上げます。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

1,000,000+システム利用料


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応援コース|1,000,000円

●お礼のメール
●寄付金領収証
● HPにお名前掲載(希望者のみ)
●活動報告書
●ダイバーシティ推進室が開催するセミナーへご招待
※ 寄付金領収証は、2024年1月の日付にて発行し、2024年3月までに発送する予定です。 ​寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。
※「アンガーマネジメントセミナー」(2024年6月開催)、「コーチングセミナー」(2024年秋頃開催)のいずれかにオンラインにてご招待いたします。開催予定の詳細な内容は2024年4月頃に詳細及び参加希望についてご連絡申し上げます。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

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