カンボジア「伝統の森」に水車を設置し、電力自給を目指したい

プロジェクトメンバー紹介、第２弾、田島誠さんです。
長年、国際協力のお仕事をされてこられたご経験を
活かし、今回のプロジェクトに関わっていただいています。

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プロジェクトメンバー紹介②　
【ＩＫＴＴと私　田島誠】

私は森本さんとは、何十年ものお付き合いになります。
それは1980年のカンボジア難民の救援活動にさかのぼります。
私が大学生、森本さんは京都の友禅染め職人だったときで、
共に、日本とタイでインドシナ難民の支援活動をした仲です。

現地入りに際しては、いつ日本に戻るか分からなかったので、
私は京都の下宿をたたみ、森本さんは自ら経営する工房を
閉めての決意の参加でした。
当時の私は情熱的な学生で、
現地でのボランティア活動を継続するために
大学も中退しました。

私自身は、その後、アメリカに留学し、
国際協力の分野に進み、
森本さんは、タイやカンボジアで活動をされ、
別々の道を歩みますが
節目で森本さんにお会いし、IKTTの動きについて
興味深く、お話を聞かせていただいていました。

森本さんのIKTTの活動は、順風満帆だったわけではなく、
度重なるご苦労、大変な時期が長かったことを
知っている者としては、
彼が、一つのことを貫き通し、
伝統の森を実現されたことは
本当にすごいことだと思います。

旧友のこのすばらしい活動に何らかの
貢献をしたいと考えていた折りに、
IKTTで自然エネルギーを導入したいと考えている、
ということを森本さんから伺い、
何かお手伝いできれば・・・
と関わることになりました。

私は、25年間の海外での国際協力の経験と、
4年間の東日本大震災支援の経験を通じ、
今後の社会の在り方を考えさせられ、
再生可能エネルギーに本格的に取り組んでいく必要性を
痛感し、残りの半生はそれに捧げようと考えています。

再生可能エネルギーの分野については経験がないものの、
自然環境と人の営みの折り合いを考えていく
環境資源学がもともとのベースにあり、
また、これまでの国際協力の専門性を活かして
活動に参加しております。

引き続き、皆様にご支援・ご協力いただきながら
進めて参りますので
よろしくお願いいたします。

（写真は左から森本さん、私、そして東日本大震災支援で私と共にJANICで活動した竹内俊之君です）