プロジェクト進捗のご報告と内容変更について



今回、皆様に、ご報告しなければならないことがあり

投稿させていただきます。

およそ1年前にクラウドファンディングで
ご協力をお願いした当プロジェクトですが、
実は、その後、様々な状況の変化がありました。

プロジェクト立ち上げ後、
順調に水車の導入のための
設計や調査を進めておりましたが
カンボジア政府の国内電化政策が
想像以上に早く進み、
伝統の森のすぐ近くまで
電気の配給が始まりました。

2017年内には、伝統の森にまで
電線が通り、電気がやってくる計画が
進んでいます。

正直な所、プロジェクトを始めた当初は、
まさか、街場から離れた伝統の森にまで国営の電線が
設置されるとは、想像されておらず、
着々と、電力自給のための当プロジェクトの
遂行を進めておりました。

伝統の森に実際に住む住民にとっては
電気が通るのは大きな願いでした。

日本に住む、当プロジェクトチームのメンバー間では、
伝統の森に国営の電気が通ったとしても、
プロジェクトを進め、自然エネルギーによる
電力自給を目指すことが重要であると考えておりました。

しかしながら、実際に現地に住み、
持続可能な織物村を築き上げてきた森本喜久男さん始め、
現地の皆さんは、電気が来るのであれば、
それを購入して生活することを望んでいらっしゃいます。

なぜなら、これまで、ディーゼル自家発電で
時には不安定な電気を夜間のみ供給してきたという
暮らしを経験されており、安定した電気を
手に入れることができるのは、願ってもないことだったのです。


日本のプロジェクトチームのメンバーは、そのことを受け止め、
初心に返りました。

私たちは、伝統の森の電力自給を目指してきましたが、
それは、すべてを自然の恵みから頂いて作る伝統織物を
ベースとした持続可能なカンボジアの人々の暮らしを応援するための
一つの方法に過ぎなかったのです。

様々な社会変化が起きる中で、
その暮らしを実現するために
現場で必要とされていることをサポートすることが、
本来の支援・協力となることを学びました。

そんな中、現在、伝統の森で本当に必要に迫られていることは、
織物をつくるすべてのベースとなる畑土作りです。

カンボジアの、特に乾季は雨が降らず、
シルクを生み出すお蚕さんの食べる桑が
十分に育たなかったり、
織物の素材となるコットンや染め材料の藍が
うまく生育しない状況に陥っています。

伝統の森の中心的な織物の仕事をよりよくし、
現地の人々の暮らしが成り立つためには、
現状では、電気ではなく、畑を豊かにすることが
喫緊の課題だったのです。

そこで、日本のプロジェクトメンバーの間で話し合い、
現地で今、最も必要とされている
畑の水やりのためのポンプと放水システムの導入を
行うことにいたしました。

それが、この村の人々の暮らしを支えることにつながり
より良い織物の仕事に直結し、
それによって、彼らの生活が成り立つと考えております。


今回、当プロジェクトでご支援いただいた皆様には、
プロジェクト内容が大きく変化をしたということで、
大変心苦しく感じております。


様々な状況変化の中で、
皆様にプロジェクトの状況をお伝えするのが
遅れてしまい、大変申し訳ございません。

何かご不明な点やご質問がございましたら
何なりとお知らせください。
誠意を持ってお答えいたします。

今後とも、カンボジア、伝統の森の発展に
お力添え頂ければ幸いに存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。

プロジェクトメンバー一同
代表:土井新悟

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