【237人の温かいご支援に感謝:IMCCDは次なる行動へ】
IMCCDの地雷処理と復興支援活動に、多くの皆様から3,341,000円ものご寄付が寄せられ、お陰さまで活動が継続できております。
地雷処理につきましては、これまで東京ドーム41個分に相当する面積が安全になり、村人はそこで安心して農業を営んでいます。
子どもたちが怪我をする心配も以前よりは少なくなったと思います。大切なお金をご寄付下さり、心から感謝しお礼を申し上げます。
目標金額300万円のところ、最終的には、237人の方々にご賛同いただき3,341,000円のご寄付が集まりました。
ご寄付総額の3,341,000円から手数料505,159円を差し引いた受取金額2,835,841
円を地雷・不発弾の処理活動のために全額使用させていただきました。
支援者さまへのお礼につきましては、現地訪問して下さった方々には、地雷処理現場や村の復興状況、日本語学校の子どもたちとの交流をしていただき大変喜んでいただきました。
今回の皆様からのご寄付は、地雷処理活動の継続に大きな力となりました。
今後につきましては、2007年に地雷処理中に殉職した7名の隊員の慰霊碑が老朽化したため、新しい慰霊碑の建設と、日本の皆様から慰霊のための「お地蔵さん」のご寄贈を頂くことになり、その輸送経費などのためにご寄付をお願いしたいと思っています。
この慰霊碑は、100年先のカンボジアで、このように記憶に留めてほしいとの想いで建てたものです。
「100年前には、戦争や内戦があった。村にはたくさんの地雷があって、地雷のせいで怪我をする人が絶えず、村は大変貧乏だった。それに彼ら7人を含む村人が地雷を除去するために立ち向かったとき、不幸にして7名が命を落とした。タエサン村が今こんなに発展したのは彼らの業績なんだ」と。
そして、供養塔に8人目は絶対に入れないと心に誓っています。最期は、分骨して私の一部をここに納めてもらうことになっています。
このカンボジアで、人生観や価値観がすべてひっくり返り、これから自分の命を何に使ったら一番いいのかを教えてもらったのです。彼らとともに、このカンボジアで残りの人生を全うするのが私の使命です。
またプロジェクトについては改めてお知らせさせていただければと思います。(11月上旬開始予定)
IMCCDは、地雷・不発弾処理活動を軸として、併せて復興支援活動に取り組み、内戦の傷跡が残るカンボジアの北西部タイに隣接する地帯から平和構築の理念を内外に発信していきたいと思います。
引き続きどうか活動を見守っていただけると大変有難いです。
よろしくお願いいたします。
IMCCD 高山 良二